基本情報
龍谷大学は1639年に京都の西本願寺に設置された学寮が前身となっています。1639年から大学になるまで370年間学寮として教育環境の提供を続けていました。そして1922年大学令によって龍谷大学と名前が変わりました。
なぜ「龍谷大学」という名前なのか、と気になりませんか?
これは本願寺の山号である「龍谷」から由来しています。元々は「仏教大学」という名称だったのですが、1922年の大学令では大学の名称に宗教や宗派の名称を使ってはいけなかったのです。そこで急遽新たな名前として付けられたのが、「龍谷大学」という名称だと言われています。
教育方針
龍谷大学の教育理念は、建学の精神(浄土真宗の精神)が土台となって創られています。建学の精神とは、生きとし生けるもの全てを、迷いから悟りへ転換させたいという阿弥陀仏の誓願です。(参照:龍谷大学HP)
このように自己中心的な考えではなく、物事の本質を見抜き、より広く柔軟な思考を得ようとする考えが根付いています。このように親鸞の生き方から学んだ思想から人材の育成を行っている大学です。
この建学の精神をもとに、学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受け入れの方針の3つの方針が設けられています。
キャンパス情報
龍谷大学は大宮キャンパス、深草キャンパス、瀬田キャンパスがメインのキャンパスとなっています。大宮キャンパスには文学部の3・4回生と文学研究科、実践真宗学研究科の学生が通います。学業だけでなく、キャンパス内の施設がドラマの撮影現場やテレビ番組で頻繁に使われています。ちなみに国の重要文化財として登録されている建造物が3つもあります。
深草キャンパスは、文学部の1・2回生、経済学部、経営学部、法学部、政策学部、国際学部、短期大学、経済学研究科、経営学研究科、法学研究科、政策学研究科、国際文化学研究科、法科大学院の学生が通っています。龍谷大学の中心的なキャンパスで、資料数17100点が収集されている深草図書館、ガラスサッシで囲まれた開放的な「カフェ樹林」、3つの食堂などが特徴的です。
瀬田キャンパスは、理工学部、社会学部、農学部、理工学研究科、社歌医学研究科の学生が通学しています。この瀬田キャンパスをきっかけに日本の仏教系大学で初めて総合大学へと発展したのです。
国際交流
これから加速するグローバル化社会に向けて龍谷大学も以下の4つの目標を掲げています。
①グローバル化が進む中で本学の存在意義をいっそう発揮するために、共生の理念を備え、国際社会で活躍できる人間を育成する取り組みを強める。
②国際化戦略を再構築し、アジアを重点地域としつつも多様な国と地域から留学生をさらに受け入れる具体的な方策の検討と体制構築を進め、活発的な学生交流が展開される多文化共生キャンパスを全キャンパスで実現する。
③本学学生の留学機会を拡充するため、海外留学制度や海外拠点(米国・バークレー)の充実を積極的に検討する。
④留学生を含む、海外に在住する卒業生のネットワークを構築し、教育の国際化支援する体制も強化する。
(参照:龍谷大学HP)
このような具体的な海外に対する動きを強めています。ここに通う学生も積極的に活用し、海外経験を積んでいます。ただ、海外となると大学1回生や2回生は不安に思うことも多いと思います。そこは安心してください。海外へ旅立った後もしっかりと現地スタッフが精神面・生活面をサポートしてくれる体制が整っています。必要なのは世界を知る好奇心だけです。是非積極的に世界へ旅立つ経験に参加してみてください。
サークル情報
龍谷大学では課外活動全体の強化に力を入れています。その中で重点サークルとして位置付けられている硬式野球部があります。龍谷大学硬式野球部は関西六大学リーグに所属しており、2015年度の成績は春季リーグ4位、秋季リーグ4位という結果に終わっています。複数人ドラフト候補の選手が所属し、チームの巻き返しを図っている。
このように重点・強化サークルを指定し、積極的に大学側から支援していくことで課外活動の活発化を目指しています。
大学生活では、学業ももちろん重要ですが、人間関係を育む良い機会です。積極的にこの課外活動の波に乗ってみてください。