サークルについて
滋賀大学は、大きく2つのキャンパスに分かれており、それぞれのキャンパスで独立して、各サークルが活動しています。また、教育学部の大津キャンパスと経済学部の彦根キャンパスが大きく離れているため、場合によってはサッカー部などのメジャーな部活動も、各キャンパスに一つずつある場合があります。教育学部の大津キャンパスには、20を超えるサークルが、経済学部の彦根キャンパスにも、40を超えるサークルが存在し、課外活動は非常に活発であると言えます。特に、経済学部の彦根キャンパスには、一般的な文化系サークルに加えて、証券や会計について勉強するゼミのような形態をとった経済系サークルも多く存在します。新歓時期には、「とおりゃんせ」と呼ばれる新歓イベントが、大学の入学説明会後に開催され、気に入ったサークルについて行くと、おいしいご飯を頂くことができるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?今回は、このような滋賀大学のサークルからいくつかをご紹介していと思います。
証券アナリスト
経済学部彦根キャンパスにあるサークルです。証券アナリストは、資産運用の高度専門家としての資格である証券アナリストの資格を大学在学中に取得することを目的に設立されたサークルです。このような勉強会の形式をとっているサークルは経済学部がある彦根キャンパスに特に多く、他にも会計や英語などに関する勉強会を行っているサークルも存在しています。こういったサークルの出身者は、金融関係をはじめとする大手の総合職に複数社内定を獲得する場合も多く、うまくいけば就職活動にも有利に働くかもしれません。
滋賀プロジェクト
滋賀の地域貢献活動と環境活動を目的にできたサークルです。具体的な活動内容としては、環境活動としては、廃油回収活動・古紙回収活動を、地域貢献活動としては、七夕まつり・彦根キャンドルナイトを行っており、滋賀県の地域や環境に貢献しています。地域参加型のイベントが主な活動なので、地域の人と仲良くなって、地方が抱える問題や、逆に地域の強みについて実際の活動を通して理解を深めたいという人にはぴったりかもしれません。
GETS・せせらぎ
教育学部大津キャンパスにあるサークルです。滋賀大学には、教職に関するサークルが二つも存在し、それが「GETS」と「せせらぎ」です。主な活動として、教員向けのイベントや勉強会を行っており、将来教師になりたい人にはうってつけのサークルです。
教育方針について
滋賀大学は、2016年までは彦根キャンパスにある経済学部と大津キャンパスにある教育学部のみでしたが、2017年からデータサイエンス学部が創設されます。インターネットが普及し、より効率良くデータを処理し、解析することが可能になった現在、新たにビッグデータという概念が注目されており、これらの情報を運用するスキルは今後より社会に需要のある人材になるたまに必要になるスキルの一つになるはずです。データサイエンス学部は、世の中に数限りなくあるデータから有用な知見・価値を引き出すスキルを養うことを目的に設立された学部です。このように、滋賀大学では、変化の激しい昨今の社会に順応できるような人材を育むことを教育理念の一つして掲げています。
また、滋賀大学はこれまでの2学部のキャンパス間の距離が大きく、学部間交流が深くなかったため、各キャンパスで大きく雰囲気が変わるというのも特徴の一つです。今後、データサイエンス学部がどういった位置づけになるかはわかりませんが、新しい学部を創設したことからも、変化の刻を迎えている大学です。
留学・国際交流
滋賀大学は、世界12か国の大学と国際交流協定を締結しています。近年では、中国・韓国またベトナム・タイなどの東アジアあるいは東南アジアとの協定締結が多かったのですが、今後は、アジアにとどまらず、ヨーロッパや南米などの地域にも国際交流協定を締結していく予定です。
研究成果
滋賀大学は、教育学部・経済学部の文系2学部で構成されていたため、大学院進学する学生も多くなく、研究色はそこまで強くはありません。これまでは、教育学大学院、経済学大学院の主に2つが大学研究を担ってきました。ただ、今後はデータサイエンスを用いた研究分野にも大学として大きな力を入れていく可能性もあります。
設備案内
滋賀大学の2つのキャンパスは、彦根と大津にあり、琵琶湖の北と南に位置しており、物理的な距離として大きく離れています。そのため、単位履修の際には注意が必要です。一般教養の授業の中には、一見教育学部向けのものでも、彦根キャンパスで開講されているものもあり、もちろんキャンパスが大津にある教育学部の生徒が受講するのは、大変なのでしっかりと、どのキャンパスで開講している授業かを確認しなければなりません。