未来電子の代表(CEO)はどんな方!?代表にとっての未来電子とは

福本真士

ー卒

PROFILE

未来電子テクノロジーCEO

こんにちは!

PRアシスタントの大野紗英です!

社員さんインタビューvol.2はなんと、、、代表(未来電子テクノロジーCEO)です!

私自身、一対一でしっかりお話したことがなかったのでとても緊張しましたが、プライベートの部分も含めて、代表の未来電子への想いも知れました。

特に代表とお話したことがない方は、是非読んでください!

 

#大野(以下、赤字):今日は宜しくお願いします。

 

代表:宜しくお願いします。

 

プライベートについて

 

プライベートのイメージがあまり掴めないんですが、休日はどんなことをしていますか?

 

ゲームや漫画が好きで、特に休日は朝までゲームをしてますね。

 

えっそんな時間までするんですか!?

それと、占いがお好きと聞いたんですが、なぜお好きなんですか?

 

趣味の一環で「好き」というより、自分のあるひとつの仮説があって、それがたまたま占いだったから、占いをはじめてみたって感じ。

たとえば、仕事では「何を・誰と・いつ」を決めることがとても大事ですよね。で、いま巷には「何を」と「誰と」をどう選択するのが効果的なのか、それを教えてくれる本や情報が溢れています。事業の作り方とかチームの作り方とかね。

ただ「いつ」を教えてくれる情報だけには出会ったことがない。

そんな疑問を持っていたときに、割と周りの経営者からも聞いていたのです。経営上、大事な意思決定をするときには占い師に相談して参考にしてる、とか。

 

たしかに昔の人は、パソコンやスマホもなかった時代から惑星の位置や月の満ち欠けのような情報から、物事を予測してそれを政治にまで取り入れたりしている。

一体、その仕組はどうなっているのか。「いつ」の要素を過去に遡ってしっかり学べば、今の自分の「いつ」を決めることに役立つかもと思い立ったが吉日、次の日には占い師に弟子入りしてました。

 

で、弟子入りですか!?占い師に!??

 

そうそう。何が必要なのか分からないままに体系的に本を読んで学ぶより、最初は第一線でやってる人の判断基準を盗む方が早いと思ったから。「弟子学」ってブログにも書いたけど、なにか始めるときにはいつもそのやり方をしています。

徹底的に師匠の真似してたらまとまった!「弟子学」の実践法

やるとなったら一気に集中してやるから、起きてから寝るまで占い、占い、占い。2ヶ月かからないくらいで、先生から正式に人を占ってもいいって許可を貰ったんよ。

 

すごい行動力ですね

 

未来電子について

 

なぜ、未来電子を作ったんですか?

 

特に理由はなくて・・・というか作った時には大それた理由はなかった、が正しいかな。

会社を作るぞって感じではなく、ただ必要だから作ったって感じ。

拍子抜けさせてしまったかもしれないけど、学生時代から「いつか絶対に起業しよう!」みたいなことなんて、全く考えてなかったんですよ。

 

学生時代は映画に出たくて役者になろうとずっとそればっかりやってたし、三回生で映画にも出始めてからは、卒業後は本格的に役者をするために東京に来なさいと誘われてたけど、人が多いの嫌。なんか他に大阪でできることないかなって考えてました。

パフォーマンスをしたあとに他人から感想を貰えるのが好き。要は自分がやりたいことって単にそれだけたったんですよね。でも映画は撮影して公開されて、家族や友人から感想をもらえるまでめっちゃ時間がかかるんですよ。

なんかもっとリアルタイムでできることないかなって、それも大阪でできるなら最高。って思ってたときに、「あっ、芸人や」と思ったんよね。これならめちゃくちゃ早いと。

それで卒業後は芸人になったんやけど、やっぱり芸人だけじゃ生きていけない。だから同時にお金を稼げて且つ、時間に融通がきく仕事を探した末にテレアポをはじめました。

 

これがまた良いのか悪いのか、テレアポが向いていたのかものすごく成績が良かったんですよ。短い時間でお金を稼げるもんだから、そっちにばっか集中しちゃって芸人としての活動がおろそかになった。

おなじ会社で芸人仲間も誘ってバイトしてたけど、彼らは仕事もせずにずっとネタを書いていました。そんな彼らをみて、自分は全然真剣じゃないなと芸人としての活動をやめることに決めました。ちゃんと仕事してるから、社会的に正しいのは自分の方やけどね(笑)

で、芸人として生きのびるために営業をしてたので、芸人をやめたら営業を続ける意味もなくなったんです。だから同時に営業もやめて、何もかも一旦全部やめてスッキリしました。

 

そのときに海外によく遊びに行ってたけど、旅行に行くときに本を何冊か持っていくんですよ。プーケットにラヤ島って島があって、そこのホテルのプールサイドでサングラスをかけて寝転びながら本を読んでました。我ながら調子に乗ってるなと思いましたけど、海外にいったらなんかそんなんやりたいじゃないですか。

だから本を読むのが目的というより、プールサイドで調子に乗るのが目的くらいのノリで本を読んでました。そのときに読んでた本が、ポール・グレアムが書いた「ハッカーと画家」って本。なんとなくタイトル買いしただけの本だったけど、調子に乗りながら読んでた割に、その中の一節に衝撃を受けたんです。

「今はオタクと揶揄されてるエンジニアたちが十年後ヒーローになる時代がくる」

なんてことが書かれてたんです(記憶だから細かい表現はちょっと曖昧です)。

「すげぇ!!」これはエンジニアにならないと!!もう衝動が止まらなくて、日本に帰ってすぐに、ベンチャー企業のプログラマー募集求人に応募してました。当時は未経験の募集なんてほぼなくて、経験者の条件がついてましたが関係なく応募してましたね。自信はあったので。そしたら一社目で採用されました。

 

経験者じゃなくても採用されたんですか!?

 

もちろん何の知識もなかったから、いざ仕事がはじまると何のこっちゃわからない地獄の日々でした。まずは開発環境を自分で作るところからわらかないことだらけ。

空っぽのフィジカルのサーバー用PCを渡されて、OS入れて、Webサーバー入れて、データベースを入れて、メールサーバーを入れて、それぞれのソフトとバージョンは全部指定したこれこれこれで、yumを使わず手動で入れてくださいね・・・的な、何ひとつ単語の意味が分からんかった(笑)

ほんま地獄。でも自分で選んだ地獄だから、精神的にはめちゃくちゃ楽しかった。

入社前から修行は2年間と決めていたので、きっちり2年間働きました。作りたいものをどう作るか、ゴールまで想像できるようになったし、会社を辞めて、すぐに立ち上げたのがこの未来電子です。

 

未来電子を立ち上げるまでに沢山のことがあったんですね!

 

改めて振り返ってみると、いろんなことがありましたね。せっかくエンジニアとして経験を積んだのに、未来電子を立ち上げたときの最初の事業は、全く学んだことが関係ないPCを作って販売する事業でしたから(笑)またそれは別の機会に。

 

当時の目的や目標は何ですか?

 

起業してからはとりあえず生き残ることしか考えてませんでした。メディアで持て囃されるような大起業家のような人間でもないし、社員もお客さんも含め、自分に関わっている人がみんな、ただ毎日喜べていたらそれが最高くらいで考えてましたね。

 

なるほど。

代表という立場で、一番大変だと感じることは何ですか?

 

会社を作るまえには全然わからなかったけど、全てのことにおいて「責任を負う」って想像以上に覚悟がいることだなと感じてます。

他の人からはフワフワしてるようにみえて、それなりにプレッシャーも感じているし、みんなの意見もあくまで意見と割り切ったり。最後に決めるのは自分だから、いろんな変数を考慮して最大公約数がどれなのか、ひとりで延々と考えてたり。ただね、短期的にはしんどいこともたくさんありますが、長期的にはしんどいと思ったことは一度もないです。

 

確かに責任感は大きいですよね。

社員さんやインターン生はほとんどが年下ですが、彼らからアイデアを貰ったり、刺激を受けることはありますか?

 

もちろんある!

社員とは、考えてることをシェアしてブレストはよく一緒にしてるし、インターン生に関しても前までは面接や面談もやってた。人とのコミュニケーションを通じて色んなことが見えてくるんです。

たとえば、インターン生がここに来る理由は人それぞれだけど、本質的にはみんな同じ悩みを抱えてる、とかね。

インターン生を観察していると、多くの子たちは無自覚に同じ行動をしている。みんな将来への漠然とした不安を抱えていて、どんな行動パターンでここに来ているのか、そこに興味が出て調べてるうちにひとつの仮説が手に入ったし、検証を通じてその先の行動が見えてきたりもした。その漠然とした不安を解消するものとして、GOuniteにつながったりしているか。

そういう刺激をもらえるのが面白いかな。

 

そうだったんですか!益々GOuniteに興味を持ちました。

 

代表がインターン生に求めること

 

今インターン生に求めることは何ですか?

 

コミュニケーション能力を鍛えてほしい。

コミュニケーション能力といっても、社交性が高いとかはどうでもいいんです。自分がどうしたいかではなく、相手が何を求めているのかを想像して、先回りする一手を打つことができるコミュニケーションを取れる力を鍛えてほしい。

 

なるほど。でもそういう力って身につけるの難しくないですか?

 

そんなに難しくないと思ってますね。

多くのインターン生と話して気づいたけど、みんな何かしら価値を生みたいて言うんですよ。でも誰も「価値」の言葉の定義について本気で考えていない。自分が使う言葉を自分の定義のある言葉に変えるだけで、さっきのコミュニケーション能力は自然と身につきます。なぜなら、相手に伝えるための第一歩目は自分が理解していることですから。

ちなみに大野さんは価値の意味は何やと思います?

 

か、価値ですか!?価値、、、価値か、、、(思考停止)

 

たとえば、ペンには紙に押し付けるとインクが出る機能しかないですよね。でも「ペンの価値は?」と人に聞くと、「メモを残せること」や「絵を描けること」と答えます。

たしかにそれは価値なんです。でも、それが誰にとっての価値かと言えば、ペンの機能を使って「何かしらの目的」を実現しようとした人にとっての価値なんです。

ペンの機能を使って、ペンを使う人の目的を実現をさせられたときに、「目的を実現できた人が生んだ言葉」。これが価値なんですよ。極端に言えば、他人からかけられた言葉が価値です。

このインタビューで言えば、「自分が働いている会社の代表者のことを知りたい」目的を持っている人に、「インタビューをして記事にする機能」を持っている大野さんが、目的を実現するお手伝いをしてあげる構図になってますよね。

大野さんが書いた記事を通して僕のことを知った人が、大野さんや僕に対してどんな言葉をかけてくれるか。そのかけてくれた言葉こそが価値なんですよ。

 

うわーーーーーすごく分かりやすいです!!!

 

コミュニケーション能力が高い人は、「使う人の目的」を想像する力が優れているんですよね。だから結果的に価値を生む力が強くなる。何をするにもこの記事で伝えた構図を意識するだけで、コミュニケーション能力は飛躍的に高くなるはずですよ。

さらに、自分が目的を実現させてあげた人からもらった自分に対する言葉を、たくさん集めて性質毎にグループ分けしてみるといいですよ。そのグループにつけられたラベルをみていると、少しずつ自分が何者なのかが分かってきます。

機能ばかり増やそうとすることに必死な人をよく見るけど、大事なのは全然そんなことじゃなくて、相手の目的を想像して価値を生むことだと思う。大学に入学できるくらいのスキルがあるなら第1段階の「機能」としては十分すぎるほどですね。

 

確かに、私たちは機能ばかりに意識がいってるかもしれません。

価値の意味について分かりやすく説明して頂いてありがとうございます!

 

最後に、今後の未来電子の理想像を教えてください。

 

大爆発して、死ぬこと。

 

大爆発、、、とはどういうことですか?

 

チームワークはお互いを支えあうとか、それぞれの目標を達成できることとして定義されるけど、そこに主役はいないんですよ。全員でいい感じに責任を薄めあって、結局燃焼しきれないままに終わります。

それよりも全員が「俺が主役になる。」と思っているチームの方が確実に強い。他の誰がダメだとしても自分一人でも達成する。常に200%のパフォーマンスを叩き出す。そんな人たちがゴロゴロ集まっているチームが理想です。「ワンナウツ」って漫画の渡久地が言ってました。

もしそれが実現できたら、ジャズ漫画の「ブルージャイアント」のセッションのような仕事を実現するのも不可能じゃないですね。自分が最高の演奏ができているなと実感したときに、ふと横をみると他のメンバーも彼史上最高の演奏をしている。この最高同士が最高地点でぶつかり合うイメージ。

個が200%を出し切っているときに、200%地点に上がってくるから他のメンバーとつながれるのです。うまく形容することは難しいのですが、

つまるところ、大爆発ですね。

それができたら思い残すことなく死ねます。僕は。

 

な、なるほど。分かりました!

 

今日はお忙しい中ありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

今回は、今まで知らなかった代表の一面だけでなく、未来電子に関することまで、代表ならではの言葉のチョイスでより深く知ることができました。

ちなみに代表はどんな不安でも消し去る、宇宙の真理に辿り着いたそうです!(笑)

興味がある方は直接代表に聞いてみて下さい!

最後までお読み頂きありがとうございました。

未来電子の仏的存在 ウサマさん

陽気な平野さんの社会人としての一面