一回きりの人生。どうせなら、おもろいことやろう。

中津悠太

同志社大学 経済学部

ー2019年3月卒

PROFILE

大学在籍中にフィリピンとカナダに2年間の留学経験を持つ。そこで培った語学力を活かし、未来電子に入社してからは英語講座を担当していた。また、将来は夢の実現のために経営者になるという高い目標を掲げており、そこに向けての明確なビジョンを描いている。その姿勢には、外部から講演のオファーも来るほど。

お疲れ様です!未来電子の薮崎です!

今回は未来電子京都オフィスの顔、中津さんが今月で卒業という節目を迎えるということで、インタビューしてきました!

3月からやっている人事の仕事や、中津さん自身のこれからに関しても話してもらいました!必見です!

あと、京都での入社面接をしてきた方なので、入社を検討している方には選考対策になる…!?といえる内容です。

応募するか迷っている方、するにせよ、しないにせよ迷いが吹き飛ぶと思います。

読んでみてくださいね!

 

中津の人事論

 

―中津さん、よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

―中津さんは、インターン体験談は3回目になると思うのですが、前回は人事始めたてでのインタビューでしたし、今月で卒業という節目の月でもあるので、人事の経験を伺いつつ、これからの展望とかを聞いていけたら、と思っています。

 

「中津の人事論」を提供します。笑

 

―人事やったのって結局何ヶ月でしたっけ?

 

3月から7月になるので、今月で5ヶ月目ですね。まだまだペーペーです。笑

 

―いやいや、でも平日は毎日出勤してたわけですから。そんなペーペーでもないんじゃないですか?笑 人事の仕事内容に関して教えてください!

 

まず、採用の面接です。で、採用した方の初期設定のサポート。入ってきた人全員の定期面談、マネージャーの面談ですね。あとイベントの運営・実施したり、あと説明会したり。緊急面談もですね。

 

―初期設定…未来電子に入社すると、ビジネス用SNSであるチャットワークのアカウントを開設したり、未来電子用のGmailを作成したり、とやることが山ほどあります。その手助けも人事の方が行うということです。

 

―やっぱり、人事の仕事で一番大事な仕事っていうのは、入り口である採用の面談ってことになるんですか?会社の持つリソースの中で最も重要なのは人って至る所に書いてありますし。笑

 

うーん、僕が大事にしてるのはそういった見極めだけじゃなくて、「惹きつけ」の部分ですね。入り口はもちろん大事なんですけど、その人の良いところをどう伸ばせるかっていう。

 

僕の強みに、成長促進っていうのがあって。ストレングスファインダーでわかったんですけど。成長促進っていうのは人の良いところを見つけてそこを伸ばしてあげようっていうものなんですけど、それがあるから基本、人を見るとその人の良いところが見えるんですよね。もちろん悪いところも見えますけど。だから最初の面接でそんなにスパスパ落としたりはしないですね。そのあとのフォローでなんとかなるかな、って思うので。

 

ただ、いいところだけを本人に伝えるようなことはしないです。絶対、Goodなポイントと、Moreなポイントを両方伝えるようにしてましたね。人から言語化されて初めて気づけることってあるので。

 

自分が不器用で、欠点ばかりなんですけど、努力さえすれば改善できるって信じてます。だからこそ、他人のそういう点をみてもネガティブなイメージはないですね。この点はマネジメントにも通じます。自由にやらせた方がいいのか、それともこまめに見たほうがいいのか、とか。人って何万何千通りあるじゃないですか。それが難しいなとは思います。

 

―そうなんですね、完全に人事向きの性格だって言えそうですね…笑 川崎さんの体験談を最近やったんですけど、中津さんのその力と川崎さんのポテンシャルがあまりにうまく噛み合いすぎてて感動しました。笑 

人事をやっていく中では、その強みを生かしてもなお発生する問題が山ほどあったと思います。どうやって解決してきたんですか?

 

本を読んでの勉強はめちゃめちゃしましたね。人事の本であったり、人の分析の本であったり、心理学の本であったり、最近はメンタリズムにもはまってました。

 

―さすが!笑 せっかく読書家の中津さんにインタビューしているので、人事をやっていく中でためになった、おすすめな本があれば教えてください!

 

人事そのものがわからない、どういうものが人事の役割かわからないっていうときに読んでよかったのは、サイバーエージェントの曽山さんの『強みを活かす』っていう本です。あれは絶対に読んだ方がいいですね。さっきも言いましたけど、人によってタイプは違う、では、どのようにアプローチを変えていくかっていうことを書いている本です。

 

他によかったのは…途中からオタクっぽくなってきて、メンタリズムにはまって。僕、カーネギーの『人を動かす』っていう本がめちゃめちゃ好きで。どうやったら人を動かせるかなっていうソフトスキルの部分にずっと興味を持ってるんですよね。この表情から何を読み取れるんやろう、とかサイコパスっぽくなってきてますね。笑

 

―今のサイコパス的ってところがひっかかりました!笑 人事ってある程度、人を動かす、採用・不採用の権限を持っているわけだから、理性的な判断が必要ってのもわかるんですけど、人を惹きつける感情の部分、そこも重要な気がして。両者を両立するのって難しいんかな、とも思うんですけど。この点に関してはどう思われますか?

 

最後は結局、感情で動かすってところに僕はフォーカスしてます。絶対、人って感情の生き物なので。たとえ、どんなに論理的な人であっても、論理で納得はするにせよ、行動に移すタイミングでは、感情が重要になってくると思います。そして、それを引き出すためにいろんな方法があるんだろうなって思います。それこそさっきのメンタリズムとか、マネジメントとか。

 

―人事をやる中でそこまで徹底的に踏み込んだんですね…。笑

 

京都には社員もいないですし、誰も教えてくれないから、自分で探して勉強した結果ですね。笑

 

―今の京都に社員がいないって話でいくと、人事の仕事ってある程度経験がある人がやるっていうイメージが一般的だと思うので、学生が人事をやることにつきまとう一種の難しさっていうのがあると思うんですけど、どうですか?「人事が学生?」ってなめられる、とか。

 

社員と働きたいって動機で応募してくる方もいらっしゃるんですけど、そういう方には、社員もインターン生も関係ないぞって伝えてましたね。そこに価値を置いてる時点でレベルが低いかなって思います。

 

舐めてくる人もいましたね。笑 でも、最終的には、そいつをどう説得しようかな、持って行こうかな、っていう点に集約されますね。その分失敗もたくさんしましたけど。勉強、勉強でしたね。

 

―なるほどなるほど。学生レベルを脱したいって思って、未来電子にくるインターン生の方も多いですけど、社会人と働きたいって言ってる方とかは、自分が学生のままでいいやってことですもんね。

そうした人と向き合っても、自分の勉強につなげるあたりさすがです。

そもそも、学生が人事をやれるっていう会社はすごいですね。笑

 

なかなかない。なかなかない。笑 今京都50人ぐらいいるんですけど、それを全員マネジメントできるってほんとにすごい経験。任せてくれる会社ってかっこいいですよね。笑

 

―人事をやっていく中で、問題に直面して、勉強して解決する。そして、また問題にぶつかる…こういう流れって、基本的に営業をやっていたときでも中津さんが実践していたことだと思うんですけど、人事インターンをする中で中津さんが得たものってなんですか?変わったところとか。

 

たくさん面接する中で改めて思ったのは、「決断力」が大事なんだなってこと。200人ぐらい面接してきたんですけど、入ってから活躍する人と活躍しない人がいて。それを分けるものってなんなんかな、って考えてみると、やっぱり「決断力」なんですね。

 

面接の中でも、「インターンやりますか?」って聞くんですけど、「すぐやります」っていう人と、5分ぐらいうーんって考えた上で「やります」っていう人がいて。その差かなって思います。決断力のある人は、入ってからも、このプロジェクトやってみてよ、って言ったらすぐやってくれますし、活躍してくれます。いい意味でリスクを恐れない、ってところですよね。

 

ドライブしないといけないってのはずっと思ってます。大手の企業であれば、戦略・アイデアとかのレベルだけで価値がある場合もある。だけど、ベンチャーに限って言えば、ドライブできないと全く価値がない。一緒に走っていけることに価値がある。そういうとき決断することが重要になってくる。決断自体は右でも左でもいいんです。決めた道を正解にしろっていうのは常に言ってるし、思ってますね。

 

―それ、めちゃめちゃいい言葉ですね。一度選択したら、その選択を悔いてもしょうがない。自分の決断力を信じて、歩んできた道を正解にできるような生き方をしていくべき。僕も気を抜くと優柔不断になってしまうので参考になります。

中津さんはその決断力に優れている方だと思うんですけど、それはなんでですか?

 

僕には判断基準があるからだと思います。判断基準を持ってるか持ってないかっていうのが差やと思ってて。基準がないと決められないじゃないですか。僕は1つだけ持ってて。それは、「人生一回きりなんで、どうせならおもろいことやろう。難しいことやろう」って基準で。選択肢が提示されたら、難しい方を選んでるだけです。笑 だから大きいことは3秒で決断できますね。逆にご飯なに食べよ、とかは迷うんですけど。笑

 

科学的にも言われてるらしくて。最初にした決断と、1・2時間後にする決断ってほとんど変わらないらしいんです。だから、悩んでいる間が無駄なんです。

 

未来電子でのインターン総括とこれからの「中津」

 

―では、一年以上続けていて卒業するっていう節目のタイミングなので、大きな話を伺いますね。未来電子に関してなんでも話したいことあれば。笑

 

一番大事なことは掴みにいけってことですね。ポジションとか1位の座とか。待ってても意味ないですし。100人〜200人の組織になってきたので、黙ってると誰も見てくれないです。肩書きとかそういうのにこだわるのをダサいと感じる方もいると思うんですけど、掴んで初めてみえるものもありますから。だから愚直に掴みにいくべきだと思います。

 

チャンスってそう来ないんですよ。それを掴みにいける人って日頃から準備して、判断基準をしっかりと持ってる人ですよね。だから、人事をする中でもその点は強調して伝えてきました。結果は後からついてきますから。とりあえずやれよ、と。ハッタリでもいいんです

 

これって一見、感情で選んでるなコイツ、なんて思う方もいると思うんですけど、実は戦略があります。内緒ですけど。笑

 

―そこは企業機密なんですね。笑 自伝でも出すときにはそこも書いてくださいね。笑 では、中津さんの人生設計とか、これからの展望とか教えてください!中津さんみたいなタイプの人はしっかりそれを持ってますよね?

 

将来的には、僕は東南アジアの雇用を作る仕事をしたいと思ってます。金融インフラとかITテクノロジーを使いつつ。そういう軸で就活もしてて、組織・事業作りができるという軸と、海外で働けるという軸で決めました。組織作りがしたいから人事もやりたいって言いましたし。内定先も一年目からそういうこと、事業作りとかできるところに決めました。経験を積んで、社会に価値を与えることのできる人間になりたいですね。

そうして、一番最後は、ハワイでめっちゃうまい朝食屋さんを開くってのは決めてます。笑

 

―ゴールは朝食屋さんなんですね。笑 確かに中津さん、定食屋さんにいそうやけど。笑 なんでそもそも、東南アジアでの雇用を作る仕事に興味を持つようになったんですか?就活みたいになってしまって恐縮なんですけど。笑

 

それはもう、二回生でフィリピンに行ったときの経験ですね。フィリピンてめっちゃ貧しいんですよ。インフラとか。でも、めっちゃ笑顔がいいんですよ。めっちゃ幸せそうだし、めっちゃ楽しそうなんですよ。こんなに環境貧しいのになんでそんなに幸せそうなんだろうって思って心惹かれたんですよね。

 

ただ、国の現実を見ると、インフラ整ってなくて、外資が入ってこなくて、国内に雇用がない。だから、出稼ぎにいくんですよ。家族を大事にする文化があるのに、家族が離れ離れになってしまっている。こんなに悲しいことはないと思ってて。だから雇用を作って家族みんなが一緒に暮らせるようにできたらな、て思ってます。

 

―未来電子で得たものは、その夢の実現にあたって活かせそうですか?

 

活かせそう…というか、僕はここにも戦略的に来てるんで。活かします。なんでも活かせますよ。活かせないものなんてないです。

 

―愚問でしたね。笑 反省します。笑 最後になにかあれば!

 

最後に言いたいのはやっぱり「未来電子は最高!」ってことですね。主張したらなんでもできますし。普通のバイト行って、店長やらせてください、って言っても無理でしょ。でも未来電子ならそれができますから。笑 もちろん、その分結果は求められますから、そういう部分ではシビアかな、とは思いますけど。それも成長につながりますしね。

 

―営業に人事と、未来電子に大きなインパクトを与えてきた中津さんなら社会に対してもインパクトを与えられるに違いないですね!今日は長い間ありがとうございました!

 

中津さんの他の体験談も気になった方はこちら…

常に挑戦する環境に身を置きたい。(営業で結果を残し、京都支社長を務めていたときの体験談)

人事インターンで感じる学生感覚の恐怖(人事はじめたてのときの体験談)

 

 

 

 

 


入社後のステップ

入社当初は英語講座を担当しており、その後営業部に異動。そこで十分な成績を修めたことが評価され、営業京都支社立ち上げを担当する。その後就職活動で一時退社をするものの、3月に京都人事部長のポジションとしてカムバックしてきた。人事部長として、常にKPIを達成しつづけ、京都のインターン生を60人にまで増やすことに成功。