人事インターンで感じる学生感覚の恐怖

中津悠太

同志社大学

ー2019年3月卒

PROFILE

大学在籍中にフィリピンとカナダに2年間の留学経験を持つ。そこで培った語学力を活かし、未来電子に入社してからは英語講座を担当していた。また、将来は夢の実現のために経営者になるという高い目標を掲げており、そこに向けての明確なビジョンを描いている。

こんにちは!今日はインターン生でありながら京都支社の人事部長をしているという中津君に来ていただきました。

 

社会人感覚と学生感覚のギャップ

 

-中津君、今日はよろしくお願いいたします。

 

よろしくお願いします。

 

-ではまず、簡単に自己紹介をお願いします。

 

はい同志社大学4回生の中津と申します。

 

-未来電子に入ってから今までの経歴を教えてください。

 

僕は未来電子に2017年3月に入って、最初は営業チームに配属になりました。そこから5か月間営業をしました。メールマーケティングから始まり、アポインターになり、ある程度成果が出たときに9月から京都支社で営業チームを立ち上げました。12月末まで京都の支社長として目標にコミットしました。その後1月、2月は就活で一時期辞めていたんですけど、3月から京都の人事部長として復活しました。

 

-トータルでは約1年間のインターン生活ってところですね!

就活に入る前の営業の部分は以前の対談で伺っていたので、そこについてはそちらの記事を読んいただきたいと思います。(常に成長する環境に身をおきたい。

今回は就活から帰ってきたあとの人事の部分に注目したいと思います。

なぜ就活が終わって未来電子に人事として戻ってこようと思ったのですか?

 

はい。僕が将来やりたいことを解決する手段として経営者になるってところがあって、その中で事業づくりと組織づくりに関わりたいと思ったからです。組織づくりのところでは、未来電子で今までやってきた経験から人事をやらせてもらえる機会があったので、組織づくりの経験のために人事として再びジョインしました。

 

-組織づくりとして、今は何人くらいのインターン生を京都で管理しているのでしょうか?

 

約30人くらいですね。

 

-学生という立場でありながら2か月間人事として30人を管理していて感じる、人事の難しさを教えてください。

 

社会人と学生ってすごいギャップがあるんですよ。僕は、インターンに来ている人を全員社会人として取り扱うんですけど、学生感覚の人もたくさんいるんです。その人たちをどう社会人感覚にするか。どうやって企業に対して貢献してもらうか。このギャップを埋めるために学生の視座を高めるのが難しいと思いました。

 

-この記事を読んでいる人は学生が多いと思います。私も含め、学生っていう当事者は社会人とのギャップが何なのかピンとこないところがあると思うので、中津君が思うギャップを教えてください。

 

はい。「生産者」と「消費者」の関係があると思っています。学生は22年間お金を払ってサービスをうける「消費者」なんです。でも社会人は利益を上げてお金をもらう「生産者」にならなくてはいけない。多くの学生が「消費者感覚」でインターンに来て、なんで教えてくれへんの?っていう感覚でいます。社会人は「生産者」なんだから自分で課題を見つけてそれを自分で解決していくってのが本来のスタンス。そのギャップが大きいなって痛感します。


-なるほど。確かに勉強をさせてくれる環境ではあるけど、そこで得たものは会社への利益として返していかなくてはいけないのは、言われてみれば当たり前ですね。社会に出たらだれも教えてくれないのに、自分から情報を取りにいかず待ちの姿勢で「消費者」でいる状態ってとても怖いです。

ではインターンとアルバイトとの違いは何だと思いますか?

 

そうですね、僕はアルバイト、インターン、社員、全然関係ないと思っています。

アルバイトでは与えられた領域しかこなせないので、会社にどういう利益を上げているのかを考えるのが難しい。一方で利益を会社目線で考えられるのがインターンのいいところだと思います。

 

-意識や視線のベクトルの問題ですかね!

 

目標を立て、どう行動設計するか

 

逆に人事部の楽しさややりがいは何ですか?

 

人事をしていると色んな人と関われる中で、「この人はどういったことでモチベーションが上がるのか」、「論理的に考えるタイプなのか感情で動くタイプなのか」を見極めながらアドバイスするのが楽しいです!人って喜怒哀楽があって感情の起伏が難しいけど、「この人にはどういった言葉をかけたらら最適なのか」、「この人の強みは何なのか」、「どうやったらその強みを伸ばせるのか」を考えながら実践できる環境にいれるのは楽しい。

 

-毎回一人ひとりに合った言葉を考えながら、面談でその人のモチベーションを上げるって凄いスキルですよね!

 

はい。それが難しいところでもあり、楽しさややりがいでもあります。

 

-そういったアドバイスとか相談って、ちゃらんぽらんした人がいくらしても説得力がないし納得感もないじゃないですか。それを説得する上で自分なりに意識、努力していることはありますか?

 

僕はめちゃくちゃそれは思っていて、どれだけ言っても説得力ない人ってたくさんいるんですけど、口先だけではいくらでも言えるので、読書してインプットしたり自分で経験したりして行動することを意識しています。

 

-自分で行動して経験したからこそ言えるアドバイスがあるってことですね。

では、人事という立場から同じ年代の学生を何十人もみてきて、「成果残すできる人」と「すぐ辞めていくダメな人」の違いってどこに表れると思いますか?

 

ポイント1点だけです。それが本当に「行動」なんですよ。未来電子で面白いのが、全て行動で精査される仕組みになっているところ。正直「これできます」とかいう発言ってあんまり見ていなくて、大事なのは実際に行動できるかなんです。口動かすのは簡単だけど、行動するのは大変なので。ですので面接で「〇〇してきました」って言われて、「目標は何だったんですか?」って聞いたときに答えられない人は、その時点で行動レベルが低いと思います。というのも、何も考えずに行動するのではなく、目標を立てた上でどう行動設計したかが重要なので。そこはちゃんと見ています。

 

-なるほど。ちょっと胸が痛いのですが(笑)

私の印象では、大学生のほとんどが目標を立ててこの手順で行動するっていうことが実際にできている人なんてほとんどいないと思っているんですけど、面接のハードルがそれって高くないですか?

 

面接時には出来ていない人がほとんどです。だから、面接時に行動レベルで落とすことはない。これも社会人と学生のギャップの一つなので、そこをどう社会人側に面接後に導くことができるかだと思います。面接って見極めるだけじゃなくて惹きつけも大事だと思っているんです。どうやってその人の考え方を変えてもらうかが面接のスタンスです。

 

なるほど。ありがとうございます。確かに私も未来電子の面接で、自分の甘さに気づかされました。でも、今では間に合う段階で気づけてよかったと思っています。当時のままの甘さで就活を迎えていたらひどい目に合っていたと思うし(笑) 

 

考えても何も生み出されない

 

次に、1年近く未来電子にいるからこそ感じる未来電子の魅力を教えてください。

 

何でもできるところ!もちろん成果を上げたらの話ですけど。与えられた領域で結果を残し、その中で主張をしたらなんでもできる環境!

 

-そうですね!成果を残して信頼を得たら、自分が声を出したことに対して、周りの人が協力してくれる。言い換えたら、未来電子ではやり抜く力が身について、発案して行動する力も身につくんじゃないかなって思います。

それでは最後に、長期インターンが気になるけど、一歩が踏み出せない人に向けて一言お願いします。

 

アイデアとか戦略とか考えって確かに価値はあるんですけど、実行できないと意味がないです。だから迷っているんだったらとりあえずやるべきっていう話です。「もうちょっと考えてみよう」とか「勇気がないから迷う」とかって、選択を先延ばしにしていつ決めるんって話なんです。情報ないし判断基準分からない状態で、考えても何も生み出されない。だからとりあえずやってみよ!ってことです。

 

-その通りだと思います。未来電子のインターンは説明会も設けていますので、情報を自らとりに来てくれたら嬉しいと思います。

今日は中津君に来ていただきました。

お忙しい中ありがとうございました!

 

ありがとうございました。


入社後のステップ

入社当初は英語講座を担当しており、その後営業部に異動。そこで十分な成績を修めたことが評価され、営業京都支社立ち上げを担当する。その後就職活動で一時退社をするものの、3月に京都人事部長のポジションとしてカムバックしてきた。

メンターの声

常務執行役員/芹生義雄

中津くんは入社時から他のインターン生とは違いました。それは明確な将来の目標があり、目標を掴むために今すべきことに全力を出せることです。ゆえに成長速度も他とは桁違いです。
中津くんの発言と行動から「強い意志」を感じることができるので、信頼して何でも任せることができます。
またこれまで京都支社長、人事部長と難易度が高い役割を任せても
期待に応えて全て数字を残してくれています。
彼のような人物は中々いないので、将来、起業するのが楽しみで応援したいという想いと、未来電子にきて一緒にやりたいという想いもあります。