あなたの本気は本当に本気ですか?

川崎有梨紗

同志社大学 法学部

ー2020年3月卒

PROFILE

1回生と2回生の間は、議員インターンシップのマッチングを行う学生団体に所属し、営業統括を担当していた。3回になり、なにか新しいことをしたいと思い未来電子に入社。

48万pt、約480記事―1人の人間が月間で書いた記事の量であるー

 

今回は、マーケティングチームで圧倒的、もう一度言いますね、圧倒的な成果を出し、今は営業で活躍している川崎さんの体験談をお送りします。

 

今年5月、マーケティングチームに大きなブレイクスルーがありました。その立役者こそこの川崎さんです。マーケティングとセールスに興味があるなら読むべきです!

また、未来電子で働いている方にとっても衝撃の大きかったあの5月、一体なにが起きたのか…彼女はなにを考えていたのか…どうすればあんなに生産性高く仕事ができるのか…秘訣が満載!必見です!

 

(あまりの密度に長くなってしまったので覚悟してください、めちゃくちゃおもしろいと思います)

 

そもそもは、営業がしたかった

 

ーまず、自己紹介をお願いします!

 

同志社大学の法学部政治学科3回生の川崎有梨紗です。未来電子に来たのは、今年(2018年)の3月中旬です。もともと、2回生まで学生団体で営業をやっていて。1年が経ったときに、これから継続して続けるならなにか別のことをやりたいと思って、3回になるタイミングで未来電子に来ました。

 

―そうなんですね!ちなみに、どんな学生団体だったんですか?

 

政治家の下でのインターンシップを提供する団体でした!

 

―個人的には興味がありますが、それてしまいそうなのでこの辺で…そもそも、新しいことを始めようと思ったら他にも色んな選択肢があったと思うんですけど、なぜ未来電子で長期インターンだったんですか?

 

学生団体は、もう慣れてしまっていたので2回で卒業することは決めていたんです。そうすると、サークルも入っていなかったので、3回以降さみしくなっちゃうな、って考えたとき、なにか新しいことをしたいと思ったんです。バイトも考えた、というかやってたんですけど、時間に対する投資対効果を考えたとき、もっと将来に対するリターンが大きくて、有意義なことをしたいと思って。そう考えたら、ここでの長期インターンになりました。

 

マーケティング地味だ…もう未来電子やめようかな…

 

―なるほど!節々にできる人感が滲みでてる…さすがです!じゃあ、次はこれまでどんなことをやってきたか教えてください!

 

3月から5月まではマーケティングチームで、6月はマーケティングと営業を掛け持ちして、7月は営業に専念っていう感じになります。

 

―営業とマーケティングチームを掛け持ちって概念的にありなんですね…川崎さんに合わせて制度が変わっていってる… 掘り下げる余地しかない! まず、業務を始めるにあたってはなにか目標はあったんですか?

 

もとはBtoB営業がやりたくて。学生団体で営業をやっていたので。でも、その営業は、学生ってことを売りにしていた営業だったし、商材も分かりやすく魅力的なものだったので、比較的やりやすくて、あまりメンタルにくるような営業でもなかったんです。でも、そうした営業を就活とかで経験として話せるのかな…ってなったとき不安になって。スーツ着て名刺を持って歩き回っていただけじゃない?っていうか。だから、BtoB営業をして、市場からのフィードバックをもらいたいと思ったんです。もしかしたら、いざ市場に出てみたら自分は全然ダメなのかもしれないし。

ただ、面接で営業の厳しさを聞いて、Webマーケティングにも興味があったので、まずはマーケティングをやってみることにしました。

 

 

―環境に疑問を持って、さらに成長する環境を求めた結果だったんですね。元から営業志望だったのは知らなかったです。なるほど。実際やってみてどうでした?

 

 

最初はマーケティングの地味さにびっくりしました。さぁインターン始まった!って思ったら、パソコン持って1人で作業して帰るみたいな感じで。ギャップにびっくりしたのを覚えてます。笑

 

―マーケティングチームの最初はそういうところがありますね… やりたかった営業ではないし、マーケティングにもギャップがあった。そうすると、なかなか心境的に厳しいものがあると思うんですけど、どう区切りをつけたんですか?

 

マーケティングがそんな調子だったんで、未来電子やめたいというか、営業行きたいです、っていうのを弱音みたいな感じで、中津さん(京都の人事)に言ったんです。営業の魅力というより、マーケティングがやりたくないからって感じです。笑

 

すると、中津さんに「じゃあお前、マーケティング完璧なん?マーケティングについて語ってみて?」って言われたんです。でも全然語れなくて。そこで、「マーケティングのプロになってから(営業に)来い」って言われたんです。

 

そう思って考えてみると、マーケティングチームには尊敬できる先輩もいるし、マーケティングについてももっと学べることあるなって気づいたんです。

 

当時は、キーワードを見てそのあとあまりなに考えずに書いていました。そんなとき、当時コーチングしていただいた方に指摘されたんです。「この記事のペルソナは40歳なのに、なんで費用対効果を強調するの?」「カスタマージャーニーもチェックしてる?」ここまで分析するのがマーケティングなのに、自分はなにも考えてないな、そう思って。

そっからですね、必死に頑張ったのは。4月に10万pt(文字)とって、5月にはチームマネージャーになりました。

 

―補足1:

キーワード…検索キーワードのことです。アナリストが選定したキーワードをもとにタイトル・本文を作成していきます

ペルソナ…商品やサービスのターゲットとなる顧客像のこと

カスタマージャーニー…顧客が商品を知り、購買するまでの過程

 

 

マーケティングの伝説へ

 

―お、こっからは知ってる川崎さんですね。笑 10万pt(100記事ほど)も随分やばいですけど…あの5月ですね!48万ptでしたっけ?なぜあそこまでできたんですか?

 

私のチームメンバーは忙しい人がいたり、プログラミングやってる人がいたり、月の途中から入ってくるのに比較的重い目標を課されている人がいたりして。その中で、チーム成績1位を獲ろうと思ったら、43万ptほどが必要で。笑

 

ただ、メンバーの事情を考えたとき、あまり無理強いもできないなって思って、じゃあとりあえず自分が頑張ろうって話になりました。笑 そして、月初から頑張れば、相手のチームの脅威になれるかもな、と。笑

 

リーダーがこんだけ頑張ってるんだから、私も頑張ろうっていう環境を作りたいっていう思いもありました。それに、マネージャーとしてどんなアドバイスしても、自分がやっていないと説得力がないですし。自分がアドバイスして、もっとすごい人いるじゃんて思われるのも嫌で。あなたについてるマネージャーは現在全社で一番すごいマネージャーですっていう状況にしたかった、笑

 

―補足2:チーム成績1位のチームには給与の面でインセンティブがあります。そのため、各チームは目標pt達成と、チーム成績1位を取ろうと日々頑張っていますー

 

―まんまと削がれましたね…笑 あの月、他のチームはどこもモチベーション管理に苦心してましたよ…笑 実際どのくらいやってたんでしたっけ?

 

1日2万ptぐらいは書いていたと思います。GWは時間があったので、1日3万pt書いた日もありましたね。笑 大体1時間5000文字ぐらい書いていたと思います。

 

―補足3:数字が飛び交っていますが、事情がわからない方向けに解説します!未来電子に入ってマーケティングチームに所属すると、まず記事作成を行うライターとして働くことになります。そして、初月に振られる目標は、4万ptです。そして、1人前ですね、と言ってもらえるのが、月6万pt、1時間2000ptほどです。川崎さんの外れ値具合、お分かりいただけましたか?―

 

―引き続きお聞きします。結局のところ、マネージャーとして、チーム状況はどんな感じになったんですか?

 

プログラミングもしていた方はしっかり目標達成してくれました。あと、新人の方が2人いたんですね。1人は、「私も川崎さんみたいに頑張ります!」って言ってくれて。ずっと毎日毎日計画通りに達成してくれました。もう1人は、忙しいこともあって達成できない日もありました。

 

そこで、その方には毎日電話しました。今日の目標できた?とか。達成できなかったらすぐ報告して!とか言って。チャットワークとラインを使い分けたり、タメで話したりしていろんな方法で距離を縮めました。笑 そうすると、「川崎さん書けました!」って連絡が来て、おめでとう!みたいな。嬉しかったですね。チーム達成率は216%だったと思います。

 

―個人として圧倒的な成果を残して背中を見せる、技術的なアドバイスをするだけでなく、心の面もしっかりマネジメントしていたんですね。凄すぎる… 川崎さんが向き合った問題たちって、人のせいにすることもできると思いますが、川崎さんは自分に矢印を向けられるんだなぁ、一人の人間として尊敬します。

 

―では、根源的なことを聞きます。なんでそんなに頑張れるんですか?純粋に。

 

私の原動力は期待されること。期待に応えたいっていうのがすごくあって。中津さんが京都を盛り上げたい、大阪に京都のインターン生の名前を響かせたいって度々言ってて。そのとき、今月は京都から一位を出したいじゃなくて、お前がやれ(一位をとれ)って言われて。やります、って即答でした。笑

 

―期待に応えたい、その一心で頑張ってきたわけですね…。そうした素朴な思いからここまでの努力ができる川崎さん、やっぱりすごすぎるわ…笑。

 

爆速ライティングの秘訣

 

―では、ここからは、6月以降、すなわちセールス(営業)とマーケティングを掛け持ちしていた頃をお伺いします。

 

営業には電話とリスト集めがあるんですね。それに応じて、リスト集め部隊と、電話部隊ってのがあって。電話は、トークを覚えて、受け答えが完全にできるようになるまではできないんです。だから、6月はずっとリスト集めをやってました。

 

マーケティングをやっていたので、未来電子の顧客になってくれそうな企業さんがある程度わかっていたんです。だから、私はリスト集めを頑張っていこうと思って。そして、(掛け持ちしていたので、)それをしつつ記事も書いていくって感じで。

 

―すごすぎますね。マーケティングチームと営業チームが分かれていることからも分かるように、両者を掛け持つのは並大抵の話ではないと思うんですが、どうやって対応していたんですか?

 

このときには、キーワードとタイトルさえメモに入れておいて、携帯でも記事を書いてましたね。マーケを早くやるための細かい技術は他にも色々あります…まず、タイトルは25文字以上ってことを気にしながら、1分で作ってました。

そして、記事って大きく分けて、序論、本論、結論があると思うんですけど、序論は調べる必要ないと思うので、これも電車で書きます。例えば、タイトルが「間取りの考え方をご紹介」だったとします。そしたら、間取りの考え方を検索する人、それに悩んでいる人っていうのは、どういう状態なんだろう、って考えます。

 

そうすると、間取りで悩むのは注文住宅を検討している方が多いから、「これから注文住宅をお探しの方はいらっしゃいませんか?」ではじめて。次に「絵本で見たようなお家に住んでみたいと思ってても、そのままでは住みにくいですよね。」とか色んな悩みを考えていきます。その上で、「実用的で住みやすくて、かつ理想的な家にするためのお部屋作りをご紹介します。」のように持っていきます。ここまでは調べずとも書けるので、8記事のクライアントであれば、30分ぐらいで、すべてのタイトルと序論は作成してしまいます。

 

ここまでが移動時間です。タイトルと序論はオフィスに着く前に作ってしまうものであって、オフィスで作っていてはダメです。笑 で、Wi-fiのある環境で、本論を書くんです。大体、1000文字の記事なら3タイトルぐらい。間取りの使い方って調べると、いくつかのサイトが出てくると思います。そして、そのうちの3つのサイトから1個ずつ引っ張ってきます。笑 そして、そのときには見ながら書かない。情報は頭に入れます。ここまで書くと大体900字ぐらいです。そして、結論の段階になって企業のHPを見ます。そこに、社長の理念であったり、そのクライアントの強みが載っているのでそれを盛り込んで完成です。笑

 

営業でも名を上げたい

―圧倒的な生産性を実現したノウハウをやっと聞くことができた…笑 無駄がないですね、、笑 営業の話に戻りますね。今は、リスト集めから電話にうつってるんですか?

 

電話ではリストに載っている顧客に電話をかけていきます。まだ成果が出てるわけじゃないんですけど、意識していることは、自社の製品について理解すること、知ること。つまり、未来電子で言えば、Reach@になりますね。これができてないと、質問に全く答えられないんです。例えば、

「なんでこの値段なん?」

「なんで記事書かなあかんの?」

「どうして集客できるの?」とか頭でわかってても、いざ聞かれると出てこない。笑 今苦戦してるところですね。勉強しなきゃだめだな、と。そういうところに不安があると、声にもでちゃうんですね。そして、営業は電話なので、声がすべて。もっと詰めないと、って思ってますね、日々。マーケティングをやってるから分かってる部分もあるんですけど。具体的な記事の内容はどうか、とか。

 

 

―営業ですでに得たものはどんなものがありますか?

 

SEOに関してとか、マーケティングについてむしろ学べたと思います。今思えば、どういう目的でマーケティングやってたんだろうって思います。笑

 

―確かに。営業チームの方がマーケティングをやっていて、マーケティングチームの方は逆にマーケティングに関する知識が足りてないのでは、って話は結構ありますよね。

 

そうなんです。なので、今月から社内報チームに立候補して、その点を共有できる、営業とマーケティングの橋渡しができるような企画を考えています。営業の人の苦労、マーケティングの人はここを意識して書いてる、とかを共有したいと思ってます。そして、結果的に、マーケティングの人は、営業の人がなんでこの記事作成代行サービスを売っているのか、なんでその記事を書いているのかを知って、営業の人は、マーケティングの人がどれだけカスタマージャーニーとかを考えた上で書いているか、どこを意識しているか知っている状態にしたい。営業の人は、いろいろな業界にかけてるので、例えば外壁塗装、注文住宅がどうだとか、あまり知らないんですよね。私だからこそできると思ってて。いや、私しかできないですね。笑

 

―マーケ、営業ときて社内報…もう未来電子のインターンそのものですね。笑 でもそれ、本当に効果的だと思います。楽しみです!これからの目標を教えてください!社内報以外でも!

 

電話がまだまだなので、普通に電話で名をあげたいですね。笑 未来電子はできる人はどんどん名が上がっていくので。それにマーケティングで成果を出して営業に入った、学生団体でも営業やってた、っていうところで、期待されて入ったのにまだとれてないんですよ。だから、はやく期待に応えたいですね。前と同じく。笑 SEOに関して一番知ってる人になったやろうとも思ってます。

 

―中間報告的な話になっちゃいますけど、インターンで得られたものってなにがありますか?

 

主体性」ですね。未来電子の環境って手をあげないと、なにもできないし、うもれちゃうじゃないですか。知られないんですよ。京都は社員の方もいませんし。面接のときのイメージのままじゃ嫌だったんで、名を響かせてやろうと思ったらついてきたと思います。笑

 

―なるほど。主体性は元からある方だと思ってました。笑 強みになった感じですかね。最後にインターンを始めるか迷っている方にコメントお願いします!

 

なにか本気になったことってありますか?あなたの本気は本当に本気ですか?」ってところですね。これまでなににも本気になったことのない方は来た方がいいと思います。私はここに来るまで、学生団体での営業が本気だと思ってました。NPOの学生団体で。営業統括っていう肩書きまでついて。笑 だけど、いざBtoBの市場に出されてみたら、全然本気じゃなかった。市場からのフィードバックは甘くなかった。自己満足でしたね。

でも本気でやったら変われると思ってて。マーケティングの5月は確実に自分の本気だった。営業でも本気を出したい、見せたいと思ってます。

 

―本日は長い時間、ありがとうございました!めちゃめちゃおもしろかったしためになりました!お疲れ様です!

 

この体験談に惹かれた方に…

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マーケティングインターン

 


入社後のステップ

3月に入社。4月は入社2ヶ月目にも関わらず、10万ptを記録。それを受けて、5月はチームマネージャーを務め、自分一人で45万ptという数字を叩き出す。その後、営業とマーケティングの掛け持ち期間を経て、今は営業に専念。

メンターの声

常務執行役員/芹生義雄

川崎さんのコミット力はずば抜けています。
過去の最高記録を更新するだけでなく、過去最高記録の3倍を達成することができました。
目標達成のために未来電子バーベキューに参加しながら仕事をしていたときは驚きましたね。
私も見習います。
またコンフォートゾーンにとどまるわけではなく、マーケティングで成果を残した後、つぎはセールスにチャレンジしています。
早速成果を残していますが、川崎さんは過去最高をセールスでも達成してくれることを期待しています。