2019.5.20

「チームを崩壊させる落とし穴」

上田健太郎

神戸大学 インターン

上田健太郎


こんにちは。

神戸大学3回生の、上田健太郎です。

未来電子では、マーケティングチームの曜日マネージャーをしています。

今回の記事では、「チームを崩壊させる落とし穴」について書きました。

「社会的手抜き」と「参照点バイアス」という、2つの理論について解説します。

チームを崩壊させたい方、崩壊させたくない方、どちらにも参考になる記事です。

 

突然ですが、みなさんは、誰かを管理したことはありますか?

 

・部活で、後輩がきちんと練習に参加するように、指導する。

・バイトで、さぼっている人がいないように、監視する。

・サークルで、うまく運営できるように、メンバーに役割を分担させる

 

誰にでもこうした経験はあるのではないでしょうか。

僕の場合は、未来電子で長期インターンを行う中で、人を管理することを経験しました。

僕は、この一カ月間、マネージャーとして、メンバーのことをサポートする役割を担いました。

その感想が下記です。

 

「人の管理、難しい。」

 

これにつきます。

当たり前ですが、他人って自分の想像通りには、動いてくれませんよね。

 

僕のチームは、思うようにチームとしての目標を達成できていない状況でした。

悩みました、どうすればいいのだろう。

 

そんな時に、全曜日マネージャーに課題図書が出されました。

 

それが、リンクアンドモチベーションの麻野さんの著書、「THETEAM」です。

 

タイトルの通り、チームについての法則をまとめた本です。

自分がチームに関して、「完全に勉強不足」と気付くきっかけになった一冊です。

特に、チームが失敗する理論が参考になったので、今回記事にしました。

 

前置きが長くなりましたが、以下から本題です。

 

■社会的手抜き

それでは、チームの生産性を下げる要因について解説します。

まず1つめは、「社会的手抜き」です。

これは、一言で表すと、メンバーが「自分1人くらい」と考えてしまうことを指します。

少人数で作業していたときは、「自分がやらないといけない」と考えていた人が、大人数での作業になると、「自分一人くらいサボっても問題だろう」と考えてしまうのです。

こうした現象のことを心理学用語で、社会的手抜き、と言います。

 

1人ごとのパフォーマンスを下げてしまうので、チームにとっては大問題です。

どう対処すればいいのでしょうか?

 

答えは、メンバー1人1人に「当事者意識」を持たせることです。

当事者意識を持たせるには、「責任」の所在を明確にすることが大切です。

それぞれのメンバーに、責任感を持たせることで、当事者意識を高められます。

 

また、「参画感」を高めることも有効です。

意思決定を、リーダー1人で行うのではなく、多数決や合議によりメンバー全員で行うことで、参画感を与えられます。

責任を明確にし、参画感を与えることで、メンバーの当事者意識は格段に高まります。

 

■参照点バイアス

次に2つ目は、「参照点バイアス」です。

これは、一言で表すと、メンバーが「あの人もやっていないし自分もやらなくて大丈夫」と考えてしまうことを指します。

普段は10のパフォーマンスを発揮できる人が、7のパフォーマンスしか発揮しない人を見ることで、「自分もこれぐらいでいいや」と考えることで、7のパフォーマンスしか発揮しないようになってしまうのです。

こうした現象のことを、行動経済学では、参照点バイアスと言います。

 

このような心理作用がチームにマイナスに働くことがあり、チームにとっては大問題です。

ここで注意すべきは、チームのリーダーは特にメンバーの参照点になりやすい、ということです。

 

「リーダーが遅刻しているから自分も遅刻して大丈夫だ。」

「リーダーが目標を達成できていないから、自分もできていなくて大丈夫だ。」

 

上記の類の言い訳に、利用されてしまうことすらあります。

こうした事態を回避するには、チームの中で「基準」を明確に提示することが最重要です。

メンバーに、他のメンバーを参照点にさせるのではなく、チームとしての基準を参照点にさせるのです。

 

また、誰が基準を満たしているのか、反対に誰が満たしていないのかをチーム内で共有することで、都合のいいメンバーを参照点にしてしまう可能性を、大幅に避けられます。

 

■終わりに

「THE TEAM」を読んで、自分はマネージャーとして未熟だな、と痛感しました。

この本は、人を管理する立場の人はもちろん、それぞれのメンバーにも読んで欲しい一冊です。

 

「偉大なチームに必要なのは、偉大なリーダーではなく、『法則』である。」

 

とてもいい考え方ですね。

 

実践していきましょう。

 

 

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この記事を書いた人

上田健太郎

神戸大学インターン

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