2022.3.30

二番目力を鍛える

京都工芸繊維大学 インターン

乾真一朗


ディレクターを2ヶ月経験しました。
私は結構現実的なところがあって、ディレクターを始める前から「どうせうまくいかないことばかりだろう」と思って臨んだのですが、その通りでした。
うまくいったこともありましたが、うまくいかないことの方が多かった。
ディレクターに対する考え方をここで整理します。
あくまでも私の考えであることを念頭に置いて読んでいただければと思います。

ディレクター1人では目標を達成できない?

私がディレクターをする前に立てた目標は「メンバー全員が達成率100%を超えること」です。
当たり前のことを当たり前にやる、最低限のことをしっかりこなす、これをチーム全体の目標として掲げました。

この目標を達成する上で私が一番に意識したことは、自分がチームで一番頑張ること。
ディレクターに限らず、チームを引っ張る存在は組織の中で一番頑張らなければなりません。
リーダーが一番努力しないと、チームメンバーがついてこないからです。
ディレクターは未来電子やチームのことを考える時間が一番長くないといけません。

しかしディレクターが頑張っていても、チームが思い通りに回らないことが多い、ということに気がつきました。
これはチームメンバーを悪く言っているわけではありません。
いろんな役職、いろんな人が存在する以上、それぞれ業務に対する熱量が異なるのは当然のことだからです。

実際私もディレクターになる前はチームのことなんて考えず、自分のことばかり考えていましたし。
なんなら今でもチームメンバーのことを思いやれているかと聞かれると自信を持って答えられません。

業務に対する熱量が異なる中、どのようにして目標を達成するのか。
そこで重要になってくるのがADという、サブリーダーの存在ではないかと思いました。

サブリーダーが組織で一番重要

ディレクターを2ヶ月続けて感じたことは、目標に向かって1人で突っ走ってしまっているのではないかということ。

縁の下の力持ちという存在に強く憧れていたという理由から、2ヶ月前くらいの学びブログで「サッカー選手だと酒井宏樹選手、内田篤人選手、長谷部誠選手が大好き」だと書いた記憶があります。
チームを陰から支える役割の人たちを渋くてかっこいいと感じていたからです。
これは仕事でも同じことが言えると思います。

正直2ヶ月前は楽だからという理由でADのポジションに安住していましたが、ディレクターを経験した2ヶ月でサブリーダーという立ち位置に対する憧れが一層強まりました。

AD(サブリーダー)の存在がチームで最も重要な立ち位置ではないかと感じたからです。
ディレクターやマネージャーのようなマネジメント職につく方はみんな頑張ります。
私も同じで、ディレクターという役職が私を変えてくれました。

私が組織においてサブリーダーが一番重要だと考える理由は1つです。
それはリーダーにも強みや弱みが存在すること。
本来はリーダーが一人で組織をフォローするのが理想的でしょう。
しかし、それは現実的ではありません。

どれだけ優秀なリーダーにも弱みが存在するからです。
言うべきことを言う際に配慮に欠けていたり、逆に優しすぎて言うべきことが言えなかったり。
何かができる分、反対に何かを失っていることがあります。

リーダーは完璧ではなく、フォローできない部分が発生するからこそ、サブリーダーの存在は非常に重要です。
リーダーの強み弱みを知った上で、冷静にやるべきことを考える。
リーダーの穴を埋めるためにも、リーダーサポートの役割は重要だと思います。

まとめ

でもサブリーダーの存在が重要だからといって、チームの中で一番偉いわけではありません。
サブリーダーがチームで一番目立ってはいけない。
あくまでもリーダーを陰からサポートし、組織の穴を埋める。
そんなADになりたいと思います。


この記事を書いた人

京都工芸繊維大学インターン

乾真一朗