意味のある失敗と意味のない失敗。 クオリティの高い失敗をした時に初めて“成長”できる

平野 敬

関西大学 人間健康学部

ー2017年3月卒

PROFILE

2015年2月(2回生)から同期の加屋君の紹介により未来電子でインターンを始める。 インターン生の中でも長くトップ営業マンとして周囲を鼓舞してきた平野君。そんな彼はなぜ未来電子でインターンを始め、どのようにトップに登りつめたのでしょうか。2017年4月より新卒で未来電子に入社の平野君が得た未来電子での学びについて迫ります。

確実に成長している親友の姿を見た時危機感を感じた

―平野さんは2回生の2月に未来電子に入ったと思うのですが、未来電子に出会ったきっかけを教えてください。

はい、2回生の9月からインターンをしていた加屋君に誘われたのが未来電子に出会ったきっかけです。もともと小中高同じの幼馴染で、大学のアルバイトも一緒で、他のアルバイト始める時も僕が誘ったり加屋君から誘われたりとお互いに情報共有していました。

―そこで未来電子でインターンをしている話を聞いたということですか?

未来電子の話を聞く前に、加屋君が議員の手伝いをするインターンシップを3か月くらいやっていたみたいな話を聞きました。

いつもだったら誘われたら面白そうなイベントとかは結構行っていたのですが、議員インターンシップだけは必要性感じないしただの意識高い系になりそうだったので断りました。実際に「何学んだ?」と聞くと「ふんどし作って滝修行受けたことが一番の思い出」と言っていて、正直キモイなと思いました(笑)

―確かにそのエピソードを聞く限り少し変わっていますね。(笑)

議員インターンシップが終わって落ち着くかなと思ったのですが、もっと次何かチャレンジしてみたいというのを言っていて、その時にITのベンチャー企業で営業しようと思ってると聞きました。何となく議員インターンシップを経て意識高い部分が残っていて「何かやらなあかん」という気持ちが加屋君から垣間見えました。

―実際に未来電子での話も聞いていたのですか?

結構聞いていて、カフェで練習相手とかもしていました。初めは全然加屋君の伝えたいことが伝わってこなくて、これは営業しても取れないだろうなと思いました。そこで「アポ取れないしお金もらえないしそんなん楽しいの?」と聞くと「全然楽しい」と。

そんなこんなで1ヶ月ぐらいたった時に、「初めてやっと電話でアポイントが取れた、また練習してくれ」と言われた時に、本当に少し上手くなっていました。しかも営業力だけではなく、立ち振る舞いとか喋り方とかも確実に変わっていることが僕から見て感じ取れました。

―昔から知っているからこそ変化がわかったのですね。

はい、小さいころから一緒にいてたので、「こいつなんか変わっていってる」と思いました。加屋君が未来電子に入って半年くらいたった時に営業の練習をしていると初めとは比べ物にならないくらい上手くなっていて、親友の成果と成長を間近で見て衝撃を受けました。

半年間あったらここまで成長できるとわかったと同時に加屋君に負けている自分自身に危機感を感じ、「こいつには絶対負けたくない」と思って未来電子に入りました。

―親友の半年間の爆速な成長が平野さんを後押ししたのですね。

そうですね、半年でここまで成長できるなら、あと大学生活2年間捧げたら単純に4倍になるし意味わからないくらい成長できると思いました。

一定ラインができるようになってから自分で工夫するようになった

―2回生の2月からインターンを始めて、当初はどんな印象を受けましたか?

会社で働くということ自体が初めてだったので、自分が取れなければ給料も支払われないシステムに刺激を受けました。

最初の1~2週間、当時は誰も教えてくれない環境で、自分で手探りでやって行こうと思っていたのですが、代表に「自分のオリジナリティはまず出すな。成果を一番早く上げる為には、人の真似をしろ。取れる人の完全なコピーを自分で1回作れ。コピーしていく中でも、自分にしかない癖がオリジナリティや良いところになってくから、アポイントが取れるまでは完全にコピーしろ。」と言われて、僕は加屋君の真似をしていました。

―他にもインターン生はいたと思いますが、加屋さんを選んだ理由はあったのですか?

頭一つ抜ける為には、まず同学年で絶対トップにならないと、次のステージには行けないと思っていました。だから一番身近にいる加屋君を選んで、プライドみたいなものを完全に捨ててひたすら加屋君から真似ていました。加屋君も正直自分の幼馴染に負けたくないと思うはずなのに、行き道も帰り道もロープレ(営業の練習)をしてくれて、そこは感謝しています。

―ライバルで抜かれたくないという思いだけなら教えないと思いますが、お互い高め合っていった点で良い関係ですね。実際に成果はどれくらいで出ましたか?

加屋君の手伝いもあって、1〜2週間で、アポイントを取ることができました。昔はアポイント件数が月間で今の5分の1だったのですが、同じことを続けていてもなかなか伸びないなと思って、一定のラインができるようになってから自分で工夫するようになりました。

守破離の破の部分になって行こうと思ってトークの内容を自分でちょっとずつ作って日々考えながらやってました。

―まず言われたことを受け入れて、実行して、改善して結果まで出すことができていたのですね。数字は伸びていきましたか?

3ヶ月目でトップになって、そこから1年半ぐらいはずっとトップ層でした。

―今までテンプレートだったことを改善していくことで、後続の人も伸びやすくなったと思います。

意味のある失敗と意味のない失敗がある

―平野さんだったら新しい商材でも営業で結果を出せると思うのですが、そういった応用力はあるのかどうか、自分ではどう思いますか?

自信はあります。例えばサッカーや勉強とかも少し実践したらパターンが掴めて、やっていくうちに、上手くいく成功パターンが見えてきます。同様に営業に当てはめて成功パターンをつかむと何でも売れるのではないかと思っています。

―平野さんは自分で考えて動いていたと思いますが、それをみんなが出来るように伝えることができれば、2人目、3人目の平野さんが生まれると思います。成功パターンを見えるようにするためには何が一番大切だと考えていますか?

未来電子だけではないんですけど、成長をするためにはまず量をこなしてたくさん失敗することが大切だと思います。失敗を繰り返せと言いますけど、失敗自体にも意味のある失敗と意味のない失敗があると思っていて、単純に「やれ」と言われたことを、コピーした上で失敗を繰り返していくのは意味のない失敗だと思います。自分の頭の中で何も考えてないから結果として同じ失敗をまた繰り返す。そうではなくて、言われたことやって失敗したら、次は自分で考えた上で挑戦して失敗してみる、これが意味のある失敗だと思います。

初めから質を求めてしまうと頭でっかちになってしまって、失敗を恐れてしまうと思いますが、言われたことに対して少しプラスアルファで、失敗を恐れずチャレンジすることが、成功の素だと思います。

―1回の失敗で足を止めずに、次はもっと質の高い失敗ができるように挑戦するということですね。

そうですね。

代表からもらった二つの言葉

―最後に何かメッセージはありますか?

代表に言われてずっと心に残っている言葉が2つあります。1つ目が「ライバル設定をするな」という言葉。負けたくないという気持ちはあっていいけど、ライバルを設定してしまった時点で、相手を追いかけてる状態になっている。追いかけてるということは既に2番手。ということは、設定してしまっている時点で負けている。自分にしかない良いところがあるのに、自分の良いところでは戦えてないことになる。

この話は、世界には仕事してる人がたくさんいて、トップ上位層が既にいる状態で、スタート地点で「あいつに負けたくない」みたいな感じでライバル設定して、抜いたところでゴールはまだまだ先になる。つまり目先のことで消耗するなという意味だと思います。

―平野さんが競走を続けるという特徴を見て、代表は言ってくれたのかもしれないですね。もう1つ覚えてる言葉は何ですか?

2つ目は「プロセス自体を良い物にしていく必要がある」ということです。「剣道、柔道、合気道、全て道がついてる日本の伝統的な戦いというのは、作法、所作、残心、礼儀というか、勝つことだけじゃなくて、そのプロセスを大事にしている」という話で、プロセスも重視していくことで失敗の質を高められるのではないかなと思います。

―失敗したことをしっかりと受け止め、改善することができれば結果的に成功につながりますね。

そうですね、ゴールを決めてそこに向かって突き進んでも、進んだところでどうするのかとなってしまうので、ゴールはなくて、道を綺麗にしていくイメージで進むといいのかなと思います。

―営業で取り組んできたことを言語化すれば、そういうことなのですね。

はい、新しいインターン生にも最後の2点は覚えておいてほしいポイントでもあります。


入社後のステップ

・入社後メディアチームに所属し、1週間でお客様のアポイントを獲得
・入社後1ヶ月目から常にメディアチームのトップアポインターとして、メディアチームを牽引
・アポインターとしての取り組みが認められ、お客様と実際に対面するクローザーも兼任
・現在は正社員となり、メディアチーム全体の統括として、全員の成果や目標管理など底上げを担う

メンターの声

専務取締役 西光弘

平野君はインターンを始める前から加屋君と営業の練習していたこともあり、基礎がある程度できていました。入ってからも加屋君と一緒に自身の成果とチームの成果に責任感を持ち、組織を高めていってくれていました。負けず嫌いな人は多いですが、それに加えて結果から学んで自身で改善できる人は少ないです。インターンを始めた頃からそのことに気づいて実行できた点が平野君の成果に大きく影響していると思います。現在は正社員としてメディアチームを率いてくれていますが、インターンの頃以上に責任感を持ち、チームを最大化できる人材になって欲しいです。