2022.3.1

編入学試験とは?受験の動機と対策について紹介します!

崇城大学 インターン

田中紫乃


みなさん、編入学って知ってますか?編入学は、大学卒業資格や高いレベルの資格取得といったキャリアアップが図れるのが特徴です。主に、進学後により高度な学問を学びたくなった場合や、高等専門学校に通う学生が進路変更を望むようになった場合に有効な進路として選択されることが多いです。​​もしかしたら身の回りの友達の中にも編入してきた人がいるかもしれませんね!

編入学の動機とは?

編入学の動機は人によって様々ですが、以下のような理由が多いです。

・大学入試で入れなかった志望の大学に入るため

・学びたいことが変わったため

・学歴を上げるため

・入学したら思ったような学習ができなかったため

このように、様々な動機から編入学を志望する人がいます。

私の編入学を受けた動機は3つあります。

1つ目は、単純に学歴を上げるためです。

私は大学受験で自分の思うように行かなかった経験があり、今の大学に希望して入ったわけではありません。

そのトラウマを払拭したいという思いで、編入試験の勉強も踏ん張れたのではないかと思います。

2つ目は、学びたいことが明確になったためです。

私は現在情報学部に在籍しており、機械系、メディア系、ソフトウェア系など幅広く専門的に学んでいます。

しかし、情報学部と言っても、AIや、IoT分野の学習に長けている学部もあれば、データ分析や、ビッグデータに関する内容を学習する学部もあります。

私は入学時にそのことを知らず、情報系を勉強しておけば今後生きていく上で役に立つだろうという気持ちで地元の大学の情報学部を選びました。

学校で勉強していくうちに、高校時代文系だった自分にとって面白いと感じたのは、プログラミングではなく、データ分析だと分かり、編入を意識し始めました。

3つ目は、今の自分では就職できないと思ったからです。

2年生になり、就職や大学院進学について考えるタイミングで、自己分析した結果、専門性が足りないことに気がつきました。

そこで、就活で武器になる専門性を身につけるために、大学院進学も考えましたが、ある教授から、学部生に求められていることは高い専門性ではなく、対応力や応用力であることを教えてもらいました。

それからもう一度自分の将来について考えてみたところ、自分が対応力や応用力を伸ばすためには、大学院進学ではなく、興味のあるデータ分析などの数字を扱う分野が学べる学部へ編入する方が良いという結論に至りました。

編入学試験について

編入学試験を受験するにあたって、1番大きな問題は、受験者が少ないことです。

それによって、以下のような問題がおこります。

・参考書が少ない

・試験範囲が明確ではない

・過去問が手に入らない

・一緒に勉強してくれる友達がいない

・大学の勉強やアルバイトとの両立が難しい

・試験科目や時期、内容が学校によって全く違う

編入試験の肝はどれだけ正確な情報を集められるかでしょう。

そのため、はじめに受験校や学部を絞ることをおすすめします。

理由は受験の時期や、必要な科目が違ったりするため、いち早くどんな準備や対策が必要か把握しなければならないからです。

受験校を絞ったら、前年の募集要項を確認して、概要を把握しましょう。

試験科目、試験時期、書類提出の時期など細かく確認して、受験を希望する年度の試験が行われるのかを確認しましょう。

編入学試験は毎年必ず行われるとは限りませんし、学部によっては2年次からしか入れないこともあるので気をつけましょう。

受験する年度の募集要項を手に入れたら、忘れずに手続きを行い、漏れがないようにしましょう。

受験のスケジュールや科目を把握したら、受験勉強の計画を立てて、勉強を始めます。

過去問は、市販されていないので、各大学に問い合わせましょう。

私の場合、2年分は大学で見せてもらうことができました。

過去問を解いておくことは、編入試験においてとても重要なため、手に入れられるよう調べるようにしましょう。

試験範囲も、募集要項に明確に書かれていないこともあるため過去問で把握するしかありません。

また、理系学部の場合、高等専門学校の生徒がほとんどなので、高等専門学校で使用されている教科書を使うのもおすすめです。

まとめ

今回は編入試験について実体験を交えてご紹介しました。

編入学はあまり知られていない制度ですので、皆さんの新しい選択肢の1つになれば嬉しいです。

自分のやりたい事や、長所を伸ばすために行動することは勇気がいると思いますが、一歩踏み出すことで、全く違う世界を見ることができます。

ぜひ参考にしてください。


この記事を書いた人

崇城大学インターン

田中紫乃