2022.2.22

仕事ができる人はどんな人?

横浜国立大学 インターン

西川光


「仕事ができる人」

この言葉を聞いた時、あなたはどのような人を思い浮かべますか?

「仕事の質が高い人」や「コミュニケーション能力が高い人」、もしかしたら「顔がかっこいい人」を思い浮かべたかもしれません。

どれが正解でどれが間違っているなどと言うつもりはありません。

「仕事ができる」の定義は人それぞれです。

これを念頭に置いて私の考える「仕事ができる人」の話を聞いていただけると幸いです。

仕事ができる人は「早い」人

私は、仕事ができる人は「早い」人だと思っています。

この「早い」人というのは、作業を始めるのが早かったり、返信が早かったりなど、行動に移すのが早い人です。

ちなみに、「作業を始めるのが早い」と「作業のスピードが速い」は全く別物です。

作業のスピードが速いのは素晴らしいことですが、仕事ができるかどうかにあまり関係ないと思っています。

また、仕事の質も仕事ができるかどうかにあまり関係ないと思っています。

なぜなら、上司はそれほど質の高いものを求めていないことがほとんどだからです。

本当に質が重要視されるような仕事の場合、部下には任せず上司自ら行うはずです。

上司は部下に対して仕事の質よりも早さを求めています。

少し具体例を用いて説明します。

あなたは〆切が1週間後の仕事を2人の部下に依頼したとします。

Aさんは3日後に仕事が終わったと報告してきました。仕事の質は70点でした。

Bさんは〆切当日の1週間後に仕事が終わったと報告してきました。仕事の質は100点でした。

さて、どちらの部下の方が仕事ができると判断されるでしょうか?

これまでの話を聞いてきて、だいたい予想がついていると思いますが、Aさんの方が仕事ができると判断されるでしょう。

これに納得できない人もいると思います。

その人たちは、学校的な考え方をしています。

確かに学校では、Bさんの方が評価されます。

宿題も定期テストも、早く終わらせた人よりも、点数が高い人が褒められます。

学校のテストと会社の仕事は何が違うのでしょうか?

色々と違いますが、最も違うのは「求められているもの」です。

学校のテストでは、求められているものが分かりやすいのに対して、会社の仕事は求められているものが分かりにくいです。

そのため、会社の仕事の場合、自分では100点だと思っていても、上司には30点と判断されるかもしれません。

そもそも上司が100点を求めていない場合もあるでしょう。

早めに仕事を終わらせることで、〆切までに手直しもできます。

上司からしたら、〆切当日に一か八かのものを提出されるのは恐怖でしかないでしょう。

また、返信の早さも仕事ができる人の特徴です。

たまに、すぐ返信したらキモイと思われそうだから、少し時間を空けて返信する人がいますが、正直あり得ないです。

恋の駆け引きじゃあるまいし。

仕事の返事は早ければ早い方が良いです。

報連相の重要性

早さに加えて報連相の重要性についても話をさせてください。

仕事は早く終わらせた方が良いという話をしましたが、さらに上を目指すなら報連相を意識しましょう。

どういうことかと言うと、仕事が終わってから初めて報告するのではなく、仕事の進捗状況を報告しながら仕事を進めた方が良いよねという話です。

〆切が一週間のホームページ作成の仕事を例にして説明します。

1日目はホームページの方向性だけを決めて上司に報告し、方向性が正しいかを確かめます。

2日目はホームページに書く内容を考えて上司に相談して、このまま進めて良いかの確認をとります。

3日目と4日目にデザインを考えて、上司に確認をとります。

そこで、上司が納得すればそこで仕事は終了ですし、納得しなければ残りの日でホームページを作り込みましょう。

ここまで細かく報告しろとは言いませんが、仕事の途中で数回上司に確認を取ると上司は安心して仕事をあなたに任せられます。

すると、上司から仕事ができる人と認定され、昇格もしやすいでしょう。

まとめ

私の考える仕事ができる人について説明してきましたが、どうでしたでしょうか。

返信を早くするなんて誰でもできることですが、意外にできていない人が多いです。

みんなができていない中で、あなたができていると良い意味で目立ちます。

インターンでも実際の会社でも活かせる内容だと思うので、ぜひやってみてください。


この記事を書いた人

横浜国立大学インターン

西川光