2021.3.12

外資系の選考はめちゃめちゃ早い!業界・企業研究① -外資コンサル編―

katou インターン

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選考時期が早く、倍率もめちゃめちゃ高いのに、フェルミ推定やケース面接対策など、やらなきゃいけない対策は死ぬほどある!

それが、外資系コンサル業界です。

今回はそんな外資系コンサル業界について研究をしていきましょう。

 

そもそも外資系コンサル業界のビジネスモデルとは?

 

「コンサルティング」という言葉は非常に広い領域を扱う言葉ですが、仕事内容を簡潔に表すならば、「顧客である企業や公共機関の経営や事業の課題に対して、課題解決策の提案や、業務のお手伝いをすることでお金をもらうビジネス」です。

 

中でも、外資系は海外事業まで展開しているため、コンサルティングの幅も難易度も大きくなることが特徴と言えるでしょう。

案件の獲得方法は、依頼による受注や営業、競合他社とのプレゼンテーションなどがあります。

なお、案件の種類は様々で、プロジェクトごとに期間やチームが異なります。毎回のプロジェクトで社内の色んなメンバーたちと関わることになるので、コミュニケーション能力がある人は強いかもしれません。

 

チームが組まれた後は、プロジェクトの体制やスケジュールの確認を行い、問題解決の仮説を作るためにクライアントの社内外の人へインタビューやデータの収集を行います。

そして、集めたデータを基に課題解決方法を策定し、完成したアイディアをクライアントに発表することでプロジェクトが終わります。

 

企業によっては、解決策の提案だけではなく、実行支援まで行うコンサルティング会社が増えてきています。

より深い経営支援がしたい方は、どこまで自分が支援に関わりたいのかを分析し、分析した結果と照らし合わせながら企業研究を進めましょう。

 

 

業界の市場規模は?

 

IDC Japanの調査では、2018年~2023年のCAGR(年間平均成長率)は5.4%で、2023年には市場規模が9,969億円に達すると予測されています。

 

 

気になる平均年収は?

 

日系も含めてしまいますが、コンサルティング業界の40歳時点の平均年収は約1316万円です。

業界平均年収が600万、日本のサラリーマンの平均年収が約450~500万と考えれば、どれだけ高いかは目に見えていますね。

また、コンサル業界の年収は業界別に見ても3年連続第1位をとっています。

 

外資系コンサルの魅力や懸念点とは?

 

まず魅力的なポイントとしては、やはり給与が高いこと。

先ほども述べたように、コンサルティング業界の給与の高さは業界トップです。他にも、外資系だからこそ、1つ1つのプロジェクトの規模が大きくなることや、社内が多国籍で多様性に溢れた環境下で働けるというグローバルな魅力もありますね。

 

 

一方、懸念される点は激務になりがちということです。

正確には、コンサルタントとは頭脳労働のため、時期によっては激務であり、プロジェクトが終われば長期的な休暇をとれるという忙しさの上下が激しいということです。

 

また、就活面でも難易度が非常に高く、かつ倍率も高いので、自分のビジネススキルを磨くことが何よりも重要と言えるでしょう。外資系の場合はビジネス英語ができることも必須項目となります。

 

コンサル業界の今後の動向について

 

近年のデジタル化による生産性向上の取組により、コンサルティングビジネスの中でもデジタルへの重要性が高まりつつあります。コンサル業界の就活対策に余力がある場合は、ITの勉強をするのが良いかもしれません。

 

気になるコロナの影響ですが、不況時にコストカット対象になるのが外注費である広告宣伝費やコンサルフィーになるため、コロナ禍が続く限りは案件はコロナ前よりも少ない状態が続くでしょう。

 

□外資系コンサル業界のトップ3企業と特徴を3つずつご紹介!

 

戦略系コンサルに留まらず、コンサル業界全体でも名高いBIG3の特徴を調査しました。

※こちらのランキングはValut.comというサイトが、コンサルティング会社の内部の人に調査を行った採点したランキングのため、収入額順ではありません。

 

 

 

1位:べイン・アンド・カンパニー (戦略系コンサル事業)

特徴➀ ― ワークライフバランスのとれたホワイトな環境と徹底した「結果主義」。

特徴② ― 海外オフィスとの連携が多く、海外出張も多い。

(2021年2月現在、世界37カ国に59のオフィスを展開中)

特徴③ ― オフィスの規模が他より大きくないからこそ、アットホームで有名。

 

2位:ボストンコンサルティンググループ (戦略系コンサル事業)

特徴① ― 多様性を重視し、多様なバックグラウンドから生み出される独自の解決策。

特徴② ― 近年は大手事業会社の経営企画に参加し、施策を打つことも。

特徴③ ― 日本支社ではマッキンゼーをも超える日本No.1コンサル企業

 

3位:マッキンゼー・アンド・カンパニー (戦略系コンサル事業)

特徴① ― 世界各国にあるオフィスを1つの組織と考え、一体運営している。

  (2021年2月現在、世界65カ国に130のオフィスを展開中)

特徴② ― グローバルシェアNo.1 案件の量も質もド迫力スケール。

特徴③ ― 業種別・機能別でメンバーを集め、支社関係なく世界中の案件に携わる。

 

備考

 

一部戦略コンサルは、Webテストのボーダーラインがかなり高く、通過するための対策は必須です。

さらに、戦略コンサルはオリジナルの筆記試験が課される場合も多いことが特徴です。

特に、外資系戦略コンサルを受ける際には「判断推理」、そして「GMAT」の中でも「Critical Reasoning」「Problem Solving」「Data Sufficiency」と呼ばれる範囲の対策をしましょう。


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