2020.4.1

勇者から転職し、「仲人」としてモンスターに立ち向かった8ヶ月

立命館大学 インターン

神野凌太郎


こんにちは、HR責任者の神野 凌太郎です。

来月からCSチームに異動になったので、8ヶ月間の人事の中で感じたことについて皆さんにシェアしたいと思います。

 

口だけ人間が多い

 

人間は、基本的に ”口だけ” です。

“口だけ” 立派な人は世の中に五万といるのが事実です。

Twitterの中でも、口だけ達者な人がツイートのいいねの数をたくさん稼いでいるのをよく見ます。

 

ただ、人間には感情という機能が備わっているので、その ”口だけ”な思いを敏感に感じ取り、心を奪われてしまうことが多々あります。

 

しかし、中には本当に ”行動” と “口” が一致して行動に移している人もいることも事実です。

 

じゃあ、”口だけ人間” かどうか見極めるにはどうしたらいいか。

答えは、「結果のみを重視する」です。

 

「結果」を度外視して、「過程」ばかり見てしまうと『感情」が入ってしまいがちです。

 

「今まではこうだったから。」

「これからこういうことをしたいと言っているから。」

 

違います。口じゃなく結果を見るべきです。

何回も言いますが、口では何とも言えるのです。

 

まとめると、「過程」ではなく「結果」をみてその人を評価することが大切であるということです。

 

「マネージャー」と「リーダー」の違い

 

未来電子には、「マネージャー」と呼ばれる職種があります。

そもそも、「マネージャー」という言葉に聞き馴染みありますか?

僕は、芸能人の「マネージャー」くらいしか聞いたことがありませんでした。

 

面接や配属の面談をしていると、「マネージャーを通してマネジメントしてみたいです!」って回答をよく聞きます。

「なぜやりたいんですか?」と聞くと、「人を動かしてみたいから」「影響力を与えられるようになりたいから」と返答がきます。

 

この言葉の背景には、「マネージャー=リーダー」が影響していると思います。

しかし、「マネージャー=リーダー」ではありません!!
「マネージャー」は、最終的な目標を達成するために、メンバーのパフォーマンスをどう発揮させるかが役目です。

一方で「リーダー」は、組織や集団の先頭を立って良い方向に導くことが役目です。

 

学生で身近な例をあげると、バイト先の「店長」です。

英語では、店長は「Manager」です。

 

店長は、いくつかのCPI(定常業務)をしていると思いますが、

主に、

・シフト管理

・在庫管理

・予算目標の設計

・採用面接

・求人広告

などが挙げられると思います。

 

この業務をしている根本としては、「店の売り上げ目標を達成する、利益を向上させる」に繋がっています。

 

「店の売り上げ目標を達成する」ために、

バイトの最適人数を配置したり、在庫管理を行って無駄を減らしてコストを抑えたりしています。

 

つまり、マネージャーは影で支える存在で、リーダーは先頭に立って引っ張る存在だということです。

 

マネージャーはメンバーのお悩み相談係ではありません。

会社の利益を向上させるために、どのようにしてコミットしていくかを考えるのが仕事です。

 

ここの解釈を間違えると、マネージャーとしてうまく機能しない事例を散見しました。

 

感情と論理のミックス

 

ある事象(問題)を解決するときには、感情と論理のミックスがマストです。

論理は当然、問題解決までのプロセスの整合性を保つために必要です。

言い換えると、論理的に物事をシンキングしてどういう解決方法を行っていくかを考える必要があります。

 

しかし、事象(問題)には必ず人間が関与してきます。

そのため、問題解決をすることで発生する既得権益の損失を阻止しようとするモンスターが現れるのです。

 

そこで、いかに論理と感情で物事を調節していくかがミソになってきます。

 

会社で見ると、この調節を行っているのが「人事部」です。

人事部はいわば、「仲人」の役割を担っています。

 

複雑な事象をどのようにして紐解いていくかを見極める必要があります。

それは、「会社事情」「自己都合」「お金」などが該当し、それらのエッセンスをどう組み合わせると、事象がシンプルになるか。

これをコミュニケーション(営業)というツールを使って立ち向かっていきます。

 

人事部は、「人」が存在する限り一生必要な存在です。

改めて、人事を経験して「調節」の難しさを痛感しました。

 

まとめ

 

僕は、かつては「勇者」でした。

勢いだけしかなく、「考える」という行為をせずに生きてきました。

 

人事部を通して、以前より全ての事象を俯瞰して見れるようになった?かなと少し思います。

物事を俯瞰してみていると、「ドライだ」「鬼だ」「人間の心を持っていない」など言われるようになったのも事実です。

同時に、人に依存しない強い剣も持てるようになりました。

 

8ヶ月間、人事として一緒に仕事してくれたみなさま、ありがとうございました。

全員考えがバラバラで、毎月刺激的に仕事ができ、楽しかったです。

 

CSチームでは、会社の利益を第一に追求していきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!


この記事を書いた人

立命館大学インターン

神野凌太郎