2022.5.15

仕事で原因を見つけるためのフロー思考法について

京都大学 インターン

OKA


未来電子事業部Z責任者の岡田です。
仕事の際に使えるフロー思考法をご紹介いたします。
一学生の感じたことになりますので、拙い内容かもしれませんが、優しい目(?)で読んでいただけると幸いです。

作者プロフィール

名前:OKA

大学:京都大学

学年:3回生(3年生)

仕事:インターン生の人事

仕事がうまくいかない時の原因の見つけ方

まずは様々な具体例から入っていきます。

例えば、自分がチームリーダーだった際に、期限管理ができないメンバーが自分のチームにいる場合はありませんか?

メンバーがタスクの期限を切らす
→上司から怒られ、対応を迫られる
→チームリーダーの自分が余裕がないのに、責任を取って行わなければならない…
→メンバーにキツく当たってしまう
→関係悪化+メンバーに何がいけなかったのかが伝わっていない
→再度繰り返す
ということがあるかもしれません

こんな時に、落ち着いて、原因を網羅的に挙げてみましょう
メンバーと一緒(または個人)で原因を探し、その原因への改善策を的確にメンバーに伝えることで、改善の可能性が高まります。

例題:期限が切れた理由は?

ここでは、期限が切れるまでのフロー(流れ)を考えてみます(一連の流れにすることで、原因の漏れがなくなる)

①チームにタスクが振られる

②チームリーダーからメンバーにタスクを渡す(期限1週間前)

③タスクの期限リマインドが来る(期限前日)

④期限が切れる

この4つの工程の中に、原因があるはずです。
原因は1つではありません。
今回はフローで考えているので、原因は①から順に考えていくと良いでしょう。

①〜④での具体的な原因をご紹介します。
今回は原因となり得る対象者として、上司・チームリーダー・メンバーの3名がいます。

①チームにタスクが振られる
での原因

・タスク量が過剰すぎる(上司)
・タスクの内容が曖昧(上司)
・タスクの期限記載ミス(上司)
など

②チームリーダーからメンバーにタスクを渡す(期限1週間前)

での原因

・タスク量が過剰すぎる(チームリーダー)
・メンバーにタスクの内容がうまく伝わっていない(チームリーダー)
・タスクの期限記載ミス(チームリーダー)
など

③タスクの期限リマインドが来る(期限前日)

での原因

・リマインド時のタスクの期限などの記載ミス(チームリーダー)
・リマインドを見ていない(メンバー)
・そもそも期限までタスクを溜め込んでいる(メンバー)
などの

期限が切れる

での原因

・急な体調不良(メンバー)
・ギリギリから始めて間に合わない(メンバー)
・他の休養が入る(メンバー)
・タスクに質問箇所がある(メンバー)
など

今回は一例ですが、原因はまだまだあるかと思います。
頭の中に考え得る原因を並べた上で、今回の原因はなにであったのかを判断しましょう。

例えば、今回1番の原因がリマインドを見ていないことであるとします。
この場合、そのメンバーにあったリマインド方法を探しましょう。
例として、ChatWork(仕事のツール)をそもそも見ていないことが原因であれば、ChatWork以外のツールを使う、ChatWorkに通知をつけるなど。
ChatWorkは見ているけど、グループでの連絡では見落としがあるのならば、個人で連絡するなど。

今回ご紹介するフロー思考法は以上です。
簡単に原因を発見できますので、ぜひ実践してみてください。

ここからは練習してみましょう

練習タイム

フロー思考法の練習をしてみましょう。
3問くらい実際起こりそうな内容を共有するので、どのような流れでA〜Cの現象が起こるのか考えてみてくださいね。

A.メンバーからの返信が遅い、ChatWork(仕事のツール)で連絡をして、返信が来るのは2日後とか

B.自分では会社に貢献しているはずなのに、昇格できない

C.メンバーがミスをしてしまい、感情に任せて、怒ってしまう

(シンキングタイム…)

練習問題の解説

考えていただいたものについて、簡単に解説します。
解説といっても、私が考えたことですので、もっと良い考え方もあるはずです。

A.メンバーからの返信が遅い、ChatWork(仕事のツール)で連絡をして、返信が来るのは2日後とか

例:返信をするまでのフロー

①メールが来る

②メールが来たと表示される

③内容を確認する

④返信する

例えば、②メールが来たと表示される、の部分の原因としては、
・通知音がない
・そもそも通知が来ないようになっている
・パソコンをあまり開かない
などです

パソコンをあまり開かないが原因であれば、スマホにChatWorkを入れて、通知をオンにすることで改善されるはずです。

B.自分では会社に貢献しているはずなのに、昇格できない

例:昇格するまでのフロー

①良い業務を行う

②昇格希望を出す

③上司が空いている枠に対して、昇格者を決める

④昇格する

例えば、③上司が空いている枠に対して、昇格者を決める、の部分の原因としては、
・空いている枠がない
・優秀な他の人がいた
・評価基準を意識できていなかった
などです。

優秀な他の人がいたことが原因であれば、昇格している人の特徴を探し、その特徴に自分が当てはまっているかを探しましょう。

C.メンバーがミスをしてしまい、感情に任せて、怒ってしまう

例:メンバーのミスに感情的に怒るまでのフロー

①メンバーに仕事の依頼をする

②メンバーが仕事を行う

③ミスが発覚

④何かしら自分の中で納得がいかないことがある

⑤感情的に怒ってしまう

怒らないためには、この①〜⑤のどれかが改善されればよいので、

①に対して、ミスしない人に任せる
②に対して、仕事の進捗を適宜確認する
④に対して、
・自分の仕事が増えるのが原因で怒ってしまう→ミスして仕事が増える前提で自分の仕事量を調節する(そもそも多めに仕事を任せておく)

のような改善方法があります。

さいごに

今回は、原因をフロー思考法で考えるということをお伝えしました。
どのような事象にも当てはまるわけではないですが、意外と使えます。
原因追求に困ってしまう方はぜひ参考にしてみてください。

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