2020.4.9

目標を見失ったあなたへ

京都大学 インターン

吉井 豪


京都大学3回生の吉井豪です。

4月から人事のお仕事をやらせていただいてます。

 

人事として色んな方とお話する機会がある中で、「目標」について悩んでいる方が多いと感じるようになりました。

何を隠そう僕もその一人でした。

目標を持つことができれば、人は生きる活力を手にすることができ、輝き始めます。

しかし、学生の中でも明確な目標を持っている人の方が少ないのではないでしょうか。

 

このブログでは「目標」について納得いくまで深掘りしたいと思います。

すでに目標のある方は読まないでください。笑

そのような方には神野くんのブログの方をおすすめします。

では目標を見失ったあなたへ、僕の経験の一部をお話しします。

 

Why do you wanna do ?

 

人は大人になるにつれて、自分のやりたいことがわからなくなっていきます。

僕もそうでした。

 

大学2回生の夏、僕は夢中になれる目標を求めて未来電子に入社しました。

大学生活をなんとなく過ごしてきて、張り合いがない日々に終止符を打ちたかったのです。

初めは「人に影響を与える人になりたい」という漠然とした考えから、人事になりたいと目標を立てました。

 

しかしその理由が漠然とし過ぎていたからか、途中で自分が本当に人事をやりたいのかわからなくなりました。

結局自分は何がしたいのか考えれば考えるほど、インターンの意義が見出せなくなり、前に進んでいない自分を省みて自己肯定感がどん底に落ちました。

周りの人は夢なり目標なり夢中になれることを見つけて前に進んでいるのに、自分だけある点から全く進んでいない。

そんな経験はありませんか?

 

僕が思うに、その原因は脆弱な動機、つまり目標の理由にあります。

目標には必ず確固たる理由が必要で、その理由に自分自身が心底納得していないと、挑戦するエネルギーが湧いてこないのだと思います。

僕にはその確固たる理由がありませんでした。

 

探すべきもの、それは「理由」です。

 

How to find what you wanna do

 

自分の今後の方向性を見失ってしまった僕は、社員の平野さんに相談しました。

平野さんは僕に何かアドバイスをするわけでもなく、僕がこれまで生きてきたバックグラウンドについて紐解いてくださいました。

無論その日すぐに自分のやりたいことが見つかったわけではありませんが、やりたいことを見つけるための考え方のヒントを与えていただいたと感じています。

 

要するに、「自分は何をしている時が楽しいのか」「どういう人間でありたいか」というのは今までもこれからも変わりません。

しかしそれに気づくことが難しいのです。

なぜなら、それらは名前のない”感情”であり、それに名前をつけるのは自分自身でしかできないことだからです。

 

では僕のバックグラウンドを振り返ってみると、人生の中でも格段に楽しかったことといえば、学校のクラスで劇をやるとなると率先して脚本を書いたり、高校時代ラグビー部で司令塔のポジションをやったことなどでした。

それの何が楽しかったのかもう少し掘り下げて考えてみると、「人の良いところを見抜いて生かしてあげることで、全員を主役にすること」なんじゃないかなと思いました。

なんかかっこいいこと言ってるみたいですが、僕はもちろんそれほど奉仕的で献身的な「良い人」ではありませんので、「人の幸せが自分の幸せ」なんて思ってもいません。笑

ただ、それをしている自分が好きだし、それをしているときの自分って生き生きしてるなあって思います。

それに気づいた瞬間、やりたいことが見つかったような気がしてエネルギーが急に出てきたのを覚えています。

そして今、僕は人事責任者として人を輝かせる仕事をしています。

 

そういうものが、あなたにはあるでしょうか?

僕のようにここまで生きてきた中での経験から見つかるかもしれません。

見つからない人は、新しい経験をしてみることで、新しい自分に出会い、その中にきっと見つかるでしょう。

僕だって、今後これ以外にも見つかると思っています。

長い時間がかかるかもしれませんが、考えることをやめないでください。

温泉のように安心感のあるコンフォートゾーンから抜け出して、凍えるような険しい荒野を進むことを選んだその先に、必ず素晴らしいものが見つかると僕は信じています。

 

まとめ

 

熱くなってしまいました。

こんなハートフルな内容にしてしまって恥ずかしいです。

あくまでこれは僕という一人の人間の一意見です。

他にも違った方法や考え方がたくさんあると思います。

ただ一つだけ言えることは、考えることをやめなければ、求めていたものに必ずたどり着けます。

最後に、あの時僕に前に進むヒントをくださった平野さんや、相談に乗ってくれた神野くん、本当にありがとうございました。


この記事を書いた人

京都大学インターン

吉井 豪