2019.2.10

配属とは、自分を商品とした社内マーケティング戦略である。

征録美穂

同志社大学

征録美穂


こんにちは。大阪オフィスでジェネラルマネージャー(以下、GMと省略)を務めています、征録です。

ジェネラルマネージャーってよくわかんない!という方が多いかと思います。

未来電子では、セールスチーム、HRチーム、マーケティングチームに分かれて約100人のインターン生が活躍しております。GMは簡単にいうと「マーケティングチームチームのインターン生で一番偉い人」です。偉いんです、はい。

 

前回の記事では才能の気づき方についてご説明しました。

才能ってみんな持ってる強みなんですが、気づいていない人が多いのです。

見つけ方は前回の記事を参考にしていただけたらと思いますが、才能に気づくのにおすすめの本は「さぁ、才能に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」と「天才を殺す凡人」です。この本で自分はどんな特性があるのかチェックしてみてください。

 

ではどうやってこの才能を武器として使うか?

才能に気づいても、使えない人が多いのではないでしょうか。

今回は先日開催されたGOunitebarの企画で好評だった名著「マーケティング22の法則」を用いて才能を「活かす場の獲得」方法をご紹介したいと思います。

 

マーケティングとは売れる仕組みづくりです。

そして、マーケティングとは知覚の勝負です。本当によいものが売れるのではなく、いかに消費者の心に印象を植えこむかが勝負であると同書では書かれています。

 

なるほど、と言うけどみんな忘れがちなのではないでしょうか?

配属においても同じことであり、実績を上げてる人が、スキルのある人が必ずしも出世するとは限りません。

配属とは自分を商品とした社内でのマーケティング戦略であると私は考えます。

自分をどう知覚させるかの勝負なのです。

 

私の今までの実績は以下の通りです。

・最高獲得ポイント6万2千(今のマネージャー昇格者はだいたい獲得7万2千ポイント、歴代最多獲得記録50万ポイント)

・リライト毎月平均0.5(0が望ましい)

・獲得賞なし

 

「一番偉い人」になるような圧倒的実績やスキルは残していません。でも、今GMに配属されています。

 

実績なんて出世するために一番大切ではないことがこの数値でわかるでしょう。(もちろん必要条件にはなりますが)

どうすればいいか、「マーケティング22の法則」から読み解きましょう。

 

■出世の第一歩:知覚の法則

なによりもまず、「知覚させること」が重要です。つまりあなたの名前を憶えてもらいましょう。

ただし、もう一つ重要な点があります。「誰に」覚えてもらうか、です。

出世したいと望むのなら「偉い人」に覚えてもらうのが大切です。しかし、どんな「偉い人」に覚えてもらう必要があるのでしょうか?

配属権限のある人に覚えてもらうことです。

 

未来電子において配属権限のある人は誰でしょう?

人事?いや、マーケチームで配属を決めているのはGMです。人事面談による配属希望情報はGMに共有されますが、人事が直接配属しているのは新人のチーム配属のみです。

つまり、出世したいならGMに顔を売れ。

 

とはいっても、入社すぐのライターがGMと接触するのとか難しくない?

直接が難しいなら、GMに顔を売りやすくなるパイプを作ればいいのです。

あなたがライターである場合、人事面談とマネージャーとの二つの面談が行われるのではないでしょうか?

どちらもGMと連携があるので、間接的に接触できそうですね。

では、どちらに言うのがいいのでしょうか?

 

GMと人事の面談は月1回、マネージャーとGMとの面談回数は毎週、月4回、4倍の差があります。マネージャーに「しれっ」と言うとよさそうですね。

 

「マネージャーになりたい!!」なんて自分からは言いにくいよ!!

配属する側の心理としては、あなた自身が意志表示してくれることがなにより「知覚」できます。しかし、日本人の特徴、自分で言うのはあつかましいので言いにくいと思われる方も多いでしょう。

であるならば、相手に言わせる環境を作ればいいのです。

 

マネージャー面談、人事面談等で「マネージャーってどうやってなるんですか?」と聞いてみてください。

マネージャーに関心がないのなら訊くわけがないので自分はマネージャーに関心があります、と間接的に意志表示できます。

そして高確率で「マネージャーに興味あるんですか?」と返事がくるでしょう。

相手に訊かれて答えるなら言いやすいのではないでしょか?

では、なんと答えるのがいいのでしょうか?

「なりたいけど、何しているか詳しく知らないのでもっと知りたいんです!」

私ならこう答えますね。

こうすると意思表示かつ、さらなる情報提供が受けられます。

また、だいたい人事とかGMって実務者じゃないので詳しい実務内容知らない場合があります。アナリスト、編集部への配属希望の場合、マネージャーは経験がないのでもっと答えられないでしょうね。なのできっと、現主任に業務の詳しい内容を確認するでしょう。そのときに「○○さんが興味あるみたいなんで」なんて話しになるでしょうから、あなたの名前を売れる可能性があります。

 

これは消極的な名前の売り方です。

もっと目立って認知をあげることが重要です。

実績あげるのよし。しかし、実績は月に一回しか発表されないので認知に時間がかかります。

手っ取り早いのはチャット。

なんでも一番にレスすることです。

社内コミュニケーションにおいてレスする人ってだいたい社内で重役とか、古株の人ばかり。新人がレスするの珍しいので目立ちます。

かつ、送信相手からしたらレスもらえると嬉しいのであなたのことを覚えてくれるでしょう。

あとは、GOunitebarなど社内の交流の場でとにかくしゃべること。

社員さんとか、偉い人をターゲットにして顔を売る。その時、自己紹介を率先してはじめに元気よくしてみてください。日本人は空気読んで一番に自己紹介したがらないのでそんだけで目立ちます。

 

■しかけろ:一撃の法則

ある程度名前を売り、業務になれてきたらしかけろ。

自分の中身をアピールするべし。

自分の強みはこれだ!!!っていう押しポイントを見つけて流布して、一点強烈なあなたのイメージをつけるのです。

ポイントは嘘や見栄、他の人と被っているものを選ばないこと。

「一番ライティングがはやい!」とかそんなスキル面は全く必要ありません。

某ライターさんとか「大癖王」という強烈なコピーで自分自身のブランディングに成功しているでしょう。そんな感じでとにかくあなたの個性をアピールする一撃を見つけてください。

そして、そのアピールポイントを今後の行動規範にして動いてください。

 

この一撃を仕掛けるのも場が重要です。みんなが予測していない、かつ注目が集まるときがいいでしょう。

例えば、GOunitebarとか、全体チャットとか。

そして、あなたをアピールする言葉をチャットの名前の後ろにそれをつけてみてください。

これからレスするだけであなたの宣伝効果が期待されます。

 

■終わりに

と、こんな感じです。

いかに才能をもっていようと、知られなければ「無い」と同じ。どう知覚させるかが、カギです。

 

私は大した実績がなくGMになったのでなぜGMに配属されたのが非常に疑問でした。

京都オフィスのGMは過去にNo.1賞を受賞した「実績のある人」だったのでさらに疑問を感じていたのです。

今思えば感覚でこんなことをやっていたから名前が売れたのでしょうね。

 

あと、何か不満とか意見があればすぐに上司に話していました。ベンチャー企業は主体性が特に問われるので意見し続けることで主体性をアピールすることも効果的かと思います。

これも知覚と同じです。知られなければただの愚痴、知られれば「意見」になります。

 

私はこれで社内で名前を知られる人になったらしいので、これやったら知覚はされるでしょう。あとはその「知覚」に裏切らない行動をして信用を貯めていくことです。

 

もし、なんか今の変えたい、出世したいけどどうしたらいいかわからないって方がいたら、まず行動、その意見も知覚させてみてはいかがでしょうか?

ご遠慮なく「偉い人」GMセイロクまでご相談ください。

 

追伸

今回参考にした「マーケティング22の法則」は京都オフィスの山川文庫で借りられます。

(征録ももちろん持ってます。)

 

参考文献

アル・ライズ ジャック・トラスト(新井喜美夫訳)、『マーケティング22の法則』、株式会社東急エージェンシー出版部、1994年。


この記事を書いた人

征録美穂

同志社大学

征録美穂