2018.7.31

机上の空論を身をもって実感できた話

takuma-sugihara インターン

杉原拓馬


こんにちは。暑い日が続きますね‥。もうぐったりです‥。でも洗濯物が早く乾くことはありがたい。
どうも。未来電子でライティングをしている杉原といいます。

 

机上の空論では?

 

僕は現在、大学のゼミで「経営組織論、組織能力論」について勉強しています。
内容としては、組織(会社、チーム)が全体としていかにモチベーションを高く保っていくかを、上司のあり方、情報公開、報酬、心理学的要素など様々な面から、本や実際の企業の例を用いて、ディスカッションなどを重ねながら学んでいくというものです。

 

僕は、この勉強はとても楽しいし、必ず将来に役立つと思いながら学習しているのですが、実は時々「この論理はきれいすぎやしないか??‥。ほんとにこんなうまくいくのかよ??」と思うことがありました。
なぜこのように思うのかを考えたところ、本ベースで学ぶため、どうしても机上の空論になってしまう部分があるからだと気づきました。

 

「どうにか、机上の空論を脱して、身をもってこのゼミの内容を学べたら‥」と思っていたところ、その机上の空論を身をもって実感するチャンスは割りと身近なところで、突然やってきました。

机上の空論が実践へ

 

それは未来電子での、ある曜日マネージャーとの出会いによるものでした。
その曜日マネージャーの方の、部下である僕への接し方は、まさに僕がゼミで学んでいた、相手のモチベーションを高める上司のあり方でした。

 

僕はある月の目標として「来月、マネージャーになる」というものを掲げていたのですが、マネージャーになるためにはそれなりの成果を出さなければなりませんでした。

その成果は、今まで自分が達成していたものよりも厳しく、インターン以外でのやるべきことも山積みであった僕は、半ばでやる気が無くなりかけたときもありました。

しかし、彼は様々なデータや、同じ目線に立った雰囲気、言葉によって、僕の挑戦を後押ししてくれたのでした。

 

数字(情報)に基づいたアドバイスは、モチベーションを保つという面で、とても効力があります。より具体性があり、説得力が違うためです。
また、「上から押さえつけない」、つまり「目標を押し付けない」という姿勢も組織能力論的にはとても重要な点です。この点は、頭では「そりゃそうだろ。そんなのわかってるよ!」と考えている方も多いと思うのですが、実際に自分が誰かの上に立つとなるとなかなか実践できない人が多いことも事実です。
「下がちゃんとやってくれないと、上にいる自分の評価が下がる。だから目標を押し付けてでも、やらせないと‥。」
このような心理が無意識に働き、知らず知らずのうちに下に押し付けてしまう人が続出します。
(そのため、そもそも僕たちのゼミでは階層組織は良くないものとなっています。笑笑
今はアメーバ経営、ティール組織、多元型組織など様々な経営、組織のあり方が存在しています。
下が上をどう巻き込んで組織としてモチベーションの高いものとするかが重要であり、それはつまり、これまで三角形が当たり前であった日本の階層組織を、逆さまにして、逆三角形として考えられるかどうかなのです。)

 

結果として、目標としていた成果は無事達成できましたが、今思えば一人では目標達成はならなかったかもしれません。
彼が僕のゼミでやっているような組織能力論の考え方を知っていたかどうかは分かりませんが、自然にそのような振る舞いをできる人に出会えたのはとても貴重でありがたい経験でした。

そしてこのインターンで、そのチームマネージャーと仕事をでき、机上の空論になりかけていたゼミの内容を身をもって実感できたこともとても良い経験であったと思います


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takuma-sugiharaインターン

杉原拓馬