2018.4.6

「ネガティブ」思考は意外と面接に強いかも?!

GOunite事業部 インターン

窪田 佳奈


こんにちは。未来電子でマーケティングを勉強中の窪田です。

私は、最近話す人話す人に「なんでそんなネガティブなの?なんでそんな自信ないの?」と言われます。人に言われるたびに、わたしってネガティブなんだーって自覚していきます。

 

就活をする前に、「ネガティブな人は面接で落とされるよ」と散々言われました!でも、面接でポジティブなフリをするのもしんどかったので、ネガはネガなりにとことんネガでいったんです。その結果、4月に入ったばかりの段階で内定はもらえるし、面接で未だに落とされたことがないという状況になぜかいます。笑

 

そこで今回は、ネガティブな本当にだめなの?ネガティブ思考はやめた方がいいの?というところを一緒に考えていきたいと思います!

 

人はなぜネガティブになるの?

 

この原因は主に3つに分けられると思います。

「人類次元の原因」と「自分の過去の原因」と「賢すぎる原因」の3つです。

一つずつ見ていきましょう!

 

  • 人類次元でネガティブ?!

むかしむかしあるところに、人類という生き物が誕生しました。

彼らは生き残るために、様々な本能がインプットされていました。

「ちょっとの危険も見逃さないぞ!」

「死ぬくらいなら、心配なんてちっとも苦じゃない!」

という考えが人類に備え付けられたのです。

 

このインプットが未だに現代の人間の思考にも影響を与えているそうです。

人類学者の茂木健一郎さんもこのように言っています。

 

『原始時代、人類の祖先は状況を楽観的に考えるより、あらゆる危険に注意を払うような暮らしをしていました。いつも最悪の状態を想定して警戒することにより、子孫を守り繁栄させてきました。』

 

楽観的にポジティブに全ての事象を捉えるなんて、人類学に反すること。つまり、後天的に身につく能力なのです。基本人間は物事をネガティブに考える。

そう思ったら、自分だけじゃないんだって少し安心しませんか?

 

 

  • 自分の過去の原因

人がネガティブになる2つ目の原因は、幼少期の経験や過去の失敗の記憶が挙げられます。

アメリカの精神科医でうつ病の認知療法の創始者として知られるアーロン・ベックはネガティブな思想に対して以下のように言っています。

 

『子どものころにいじめや虐待の経験がある人や、幼少期に叱られた経験が多い人ほど、ネガティブな考え方に囚われやすくなる。』

 

どうしてそうなのでしょうか。

 

幼少期のころにいじめられていた場合。

子どもながらに○○をしたら▲▲になるという悪い印象が植えつけられます。

そして、何かしらの出来事がある度に今回も▲▲になるのではないかという認識を自然と行ってしまうようになるのです。

何か事象があったときに、自然と考える捉え方を「自然思考」といいます。

「事象」→「自然思考」のプロセスの間に「ネガティブな過去」の影響で「推論の誤り」が生じます。

 

「推論の誤り」の例

【PART1】

事象:友人から誕生日を祝われなかった

自然思考:就活で忙しかったから忘れていたんだろうな!

 

 

【PART2】

事象:友人から誕生日を祝われなかった

ネガティブな過去:幼少期にいじめられて、みんなにシカトされた経験がある

推論の誤り:私のことなんてみんな嫌いなんだ…

自然思考:友人に嫌われてるから誕生日を祝ってくれなかった

 

 

これは極端かもしれませんが、ネガティブな思考になるのはこの「ネガティブな過去」によってもたらされる「推論の誤り」が原因なのです。

 

 

  • 賢すぎる原因

最後のネガティブな原因に、頭が良すぎる!ということが挙げられるのではないでしょうか。

 

賢い人

先読みの力がある

視野が広い

気を遣える

色んな人に目がいき、自分よりすごい人がいることを知ってしまう

最悪の結果までもが予想できてしまう

社会の厳しさを理解し、自分はちっぽけだと感じてしまう

ネガティブ思考

自分に自信がない

 

 

どうですか?

あなたがネガティブ思考をやめれないというのであれば、それはきっと頭が良すぎるんです。自分なりに頑張って何かを成し遂げたとしても、そのときにはそれ以上のレベルの世界が見えてしまう。また自分はちっぽけな人間だと感じる。自信がなくなり、自分なんて…というネガティブ思考になる。

 

賢さってときには楽観的に生きる邪魔をするのかもしれませんね。

 

ネガティブ思考はどうしたらやめれるの?

 

ネガティブ思考の原因は

  • 危険から身を守るために人類に備わっている本能
  • ネガティブな過去の記憶によって歪んだ認識をする
  • 賢いがために自分より上が見えてしまい、自分をちっぽけだと思う

の3つでした。

 

こうやって並べると、自分がネガティブなのは仕方ないのかもしれないと思えてきませんか?むしろ賢いなんてほめられているぞ!って。

 

・・・

 

ネガティブな人はそう簡単に仕方ないなんて思わないですよね。笑

 

ネガティブであることは「悪いこと」

ネガティブであることは「辛いこと」

と感じているうちは、ずっとネガティブから抜け出せません。

 

私も就活に向けて、自分の長所短所を考えたり、他己分析をしたりするたびに、「自分くそやな・・・」とネガティブ思考になっていました。

その思考を話すと「ネガティブなのは面接で落とされるよ」と言われ、さらに自分なんて・・・とネガティブ思考に。

 

では、どうやってネガティブ思考と向かい合ったのか。

 

それは「自分がネガティブであることを認め、ネガティブをいいものだと捉える」ことによってです。

 

就活を通して、色々な方と面接をする機会がありました。

ある日、面接のときにポロっとネガティブ発言をしてしまいました。

私にはポジティブなフリをするのが無理だったのです。

 

「やらかしたなあ・・・」

と思っていたら、帰ってきた答えは意外なものでした。

 

「窪田さんって、すっごい自分に自信ないし基本ネガティブ思考なんだね~!それってすごくいいことだよね!いつになっても今の自分に満足せずに、さらに上を目指して成長し続けるってことでしょ?私はそういう人の方が信頼できるし、一緒に働きたいと思うな!」

 

なんというか、心から嬉しかったですね!

あ、ネガティブなままでいいんだ。自分に自信なくてもいいんだ。

ネガティブをネガティブに捉えていたけど、こんなポジティブな捉え方もあるんだ。

 

それからというもの、どの面接でもネガティブで自信がないことを全面に出しています。笑

これは私の場合であって、「面接ではネガティブになれ!」と言っているわけでないので誤解はしないでくださいね笑

 

ただ、「自分がネガティブであることを認め、ネガティブをいいものだと捉える」と、気持ちが楽になることは確かです。

むしろ、私って成長できる伸びしろが人よりあるのかも!といつの間にかポジティブ思考が芽生えてきているところもあります。

 

最後に

 

就活で自己分析や他己分析をしていると、落ち込んでネガティブの渦に飲み込まれそうになるかもしれません。でも、「うっわ、自分成長してるわー」って思えるようになる日も目の前です。

 

ネガティブなんて、

人類にインプットされた本能で、

過去に認識を邪魔されてるだけで、

なんなら自分が賢い証拠でもあり、

成長の余地もある!

 

こうやって少しずつネガティブの苦しさから逃れられるのかもしれませんね!

 


この記事を書いた人

GOunite事業部インターン

窪田 佳奈