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HOME > BLOG > リバタリアンとジョーカーと失楽園から考察するイノベーションが生まれる土壌の背景

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リバタリアンとイノベーションと失楽園の関係性

日本の起業家は破壊刷新型「Disruptive Innovation」よりも、改善型「Incremental Innovation」の方が圧倒的に多い。

なんでそうなるのかという答えには、単に好みの問題なのかなと思っていました。

でもそれは違うということが最近わかったんですよ。

日本には日本の欧米には欧米のハイコンテクストがその土壌を形作っているということがわかりました。
 
 
ではそのハイコンテクストとはなんなのか?
 
 

それは、ジョン・ミルトンの「失楽園」です。

 
 

失楽園が描く、自由のために強大なものに立ち向かう姿

欧米の強力なハイコンテクストの1つに失楽園の思想は大きく影響しています。
 
 

キリスト教圏において失楽園のハイコンテクストは強力です。

 
 
神に地獄に落とされたルシファーがサタンになってどんな活動をしているかというと、人間本来の醜悪さを導き出し混沌へ引きこもうとしているのです。

つまりわかりやすく意訳すると、世の中に疑問を感じずに敷かれたレールの上を生きている人間に危害を加えずに知恵を与え、縛っているものから解放し現実を生きさせようとしています
 
 
これってまさに欧米の強大になった企業が生み出したプロダクトから発生するイノベーションではないでしょうか。
 
 
そして地獄の軍団はそんなことはさせないぞという神の軍団と戦っているのです。神の軍団とはバイアスのかかった人間たちです。
 
 
この視点から見るとサタンってカッコよくないですか?
 
 

厨二病とジョーカーと人間の醜悪さと自由

サタンをカッコいいと思うのって完全に厨二病なんです。

でもね中二までにやってることってまさに欧米に影響を受けたゲームやテレビばかりなので、強大なものに反旗を翻すものに自然と「カッコいい」と思ってしまうんですよね。
 
 

純粋悪は現実世界では自由のエヴァンジェリストという解釈になる

 
 
一般的にサタンは悪として解釈されますが、人間の醜悪さを炙りだしてやろうと企み、キレイにまとまって生きてる人間に本当の意味で人間的に生きる意味を考えさせたり、そんな裏の意図を知ると本当にカッコいいのです。

欧米には当たり前のようにこの「失楽園」というハイコンテクストが染み渡っていて、爆発的に流行っている映画やプロダクトなどすべてにその思想が垣間見えます。
 
 
町山智浩さんのダークナイトの解説を聞いてみてください

 
 
ダークナイトに登場する純粋悪のジョーカーはまさにサタン。人間の卑しい部分を抉り出してバットマンにも一般市民にも卑しさの選択をさせています。本当に強烈です。
 
 
また、このYouTubeのコメントに載っていますが、「進撃の巨人」の諫山氏も失楽園の影響を受けていると書かれていますね。なんとなくわかる気がします。
 
 
反対に日本のジョーカーといえばワンピースの「ドフラミンゴ」ですね。

彼からも最初は純粋悪のような無意識の恐怖があってカッコ良かったのですが、最近は背景を描かれたからかその感じが薄れてしまいちょっと残念。
 
 
話を本題に戻します。

失楽園の影響を受けているんじゃないかと僕が勝手に思っているのが、昨今のリバタリアニズムについてです。

リバタリアニズムがジョン・ミルトンの思想の進化版に見えませんか?
 
 
失楽園というと神話時代の話としてイメージを持ってしまいますが、書いたのは17世紀の人ですからね。

その時代にもいまと同じような鬱屈としていて破壊したくなる常識があったのでしょう。

そう考えるとジョン・ミルトンはそれを打ち崩すために行動し失楽園を描き上げて、ヘーゲルの螺旋的発展の流れで止揚されながら、今の形に行き着いたのが現在のリバタリアン達ではないでしょうか。
 
 

日本の起業家と教育と破壊刷新型イノベーション

ここまでの話を冒頭につなげます。

破壊刷新型「Disruptive Innovation」は地獄の軍団であり、改善型「Incremental Innovation」は神の軍団である。
 
 
僕はそう思っています。
 
 
そしてどうせたった一度の人生なら、強大とわかっていながらも圧倒的に難しい前者にチャレンジしたいですね。

生まれ育った環境とか価値観によって変わってくるのでどっちは良くてどっちはダメとかはない。純粋におもしろいと思えるのがどちらかだけの違い。

起業なんてお金を目的にしても名誉を目的にしてもいい。なんでもいい。
 
 

でもそんなことでは世界は変わらない。そんな簡単じゃない。

 
 
世界を変えているのは全部、失楽園でいう純粋悪サイドの思想の持ち主。自分に合った方を選べばいい。破壊刷新型であろうが改善型でもなんでもいい。
 
 
ただそれが、わかったうえでの選択なのか知らず知らず選択しているのか?
 
 
この差は本当に大きい。

大学生とブレストしていると当たり前のように出てくるアイデアは、全部後者の改善型だということは最近すごく気になる。

改善型をわかった上で選ぶのはいいけれど、わからずに選んでしまっているのは単なるクソバイアスであって、非常にフォーカスの狭いゴミを生み出してしまう可能性が高い

この議論にまで広がってくるとイノベーションの生まれやすさなんて教育の問題になってしまい、では何の教育なんだって話から宗教教育って結論になってしまう。
 
 

自然と強大な者に立ち向かおうと奮起する気概の教育ね。

 
 
そんなものは今の日本にはないから、今後しばらくは日本でも「Disruptive Innovation」は起こらないという結論で今日の話を落ち着けよう。
 
 

俺がもうすぐイノベーションを起こすまではね。

 
 
ネーティネーティ、NO DISGUST, NO LIFE

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この記事を書いた人
福本 真士
福本 真士

代表取締役社長/CEO

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