2014.8.30

学生は「安定」の本質を履き違えている 大企業 or スタートアップ?

常務取締役 インターン

芹生 義雄


Grow-with-us

今日で未来電子も4期目が終わりました。

未来電子では2期目から学生インターンの受け入れをしています。

大げさなことを言うようですが、目的は若者が牽引する日本社会にするためです。

そのためにはゆとり世代ど真ん中である今の大学生がどれだけスキルアップできるかが重要だと考えています。

未来電子が目指すインターンシップ像

社会に出ても、他の世代と遜色なく戦えるレベルを目指しているので、必然的に長期インターンシップとなります。

なので、物凄く成長して卒業していきます。

未来電子卒業生は社会人1年目から同期との圧倒的な違いを生み出しています。

  • 大手証券会社で1年目にして、入社5年以内の社員の中で東海地区1位になったもの。
  • 大手商社の数百人規模の新人研修で表彰され、花型部署に配属されたもの。
  • 大手銀行から1年で平均年収1500万円の外資系金融会社にヘッドハントされたもの。

優秀な卒業生の活躍が誇らしいですね。

インターン生を受け入れるようになってから、

意識して学生に関連するものとの接点を増やしました。

学生団体のイベントに参加したり、

母校で講演したり、

学生向けメディアを作ったり。

そこで分かったことがあります。

今の大学生は「圧倒的安定思考」

政府の施策やスタートアップ界隈を見ていると、

起業がブームになっているとばかり思っていましたが、現実は全く違います。

そして大学生たちが考える安定の定義は

「公務員、もしくは大企業に入社すること」

でも、それって違うんじゃない?と思うのですよ。

安定の本質とは

GREE大阪支社の閉鎖のときがわかりやすかったですね。

閉鎖に伴い、大量のエンジニアが解雇されました。

あのとき、解雇されたエンジニアたちはどうなったか。

様々な企業がGREE大阪支社のエンジニア向け求人広告を出したんです。

結果、一瞬でGREE大阪支社のエンジニアたちは就職先が決まりました。

これはどういうことか。

よくよく考えてみると会社に依存しているから、

会社に安定を求めるんですよね。

そうではなく、自分に依存する。

自分自身のスキルさえあれば、会社が潰れようが、

GREE大阪支社のエンジニアのように、引く手数多なんですよね。

これってめちゃくちゃ安定してる。

安定ってこういうことでしょ。

学生が意識すべき優先順位

これからは海外の人材も多く入ってくるようになります。

創業率も増え、それに伴い人材が流動化していきます。

終身雇用の時代は終わっていると言っていいでしょう。

大企業に行ったところでどーなるかなんて分からないんですよ。

それよりも自分。

自分自身にスキルを蓄積することで、

社会にとって、企業にとって、必要な人となる。

そうすることで、勝手に安定します。

つまり、これから学生が最も優先すべきは大企業に行くことではありません。

「自己成長に繋がる企業に行くこと」

これを第一の優先順位とするべきでしょう。

実はシリコンバレーなどはそういった流れになっているようです。

最も優秀な学生層は起業する。

次に優秀な学生層はスタートアップに行く。

次に優秀な学生層は大企業に行く。

この流れが徐々に東京にもきています。

いい傾向ですね。

なぜ、優秀な学生は起業やスタートアップを選ぶのか。

その答えは簡単。

裁量権や責任の多さが自己成長に繋がるとわかっているからなんですね。

その基準で判断すると、大企業より起業やスタートアップの方が一人あたりにかかる裁量権と責任が重くなります。

つまり、実は大企業にいくよりも、起業やスタートアップに行く方が安定に繋がるということです。

このことを理解している人たちがうちのインターンにきて、がむしゃらに仕事に取り組んでいます。

そういう人たちと一緒に未来を作りたいですね。

ちなみに、うちのインターン生の平均偏差値60超えてました。

学歴だけでは計れないけど、、、

優秀やねー。


この記事を書いた人

常務取締役インターン

芹生 義雄