2014.8.29

学生「なのに」すごい?? 褒める=相対的評価

インターンOB インターン

海地 円香


こんにちは、インターンの海地です。

 

インターンを始めてそろそろ半年。

ブログを書かせて頂いているおかげで、学んだことや考えたこと感じたことを発信させてもらえているから

最近「学生なのによく考えているね」「学生なのにすごいね」と言っていただく機会がありました。

 

「学生なのにすごいね!」

 

こう言っていただいた時、素直に「ありがとうございます。嬉しいです!」

って思えなかったんですよね。

 

むしろ、学生「なのに」ってどういうこと?

って思ってしまいました。

 

もやもやもやもやもやもやもや

 

なんでもやもやするのか。

これは社会人の方から言っていただいたせいか、

「学生なのに」と下にみられている気がしたんですね。

 

学生は社会人より下。

だから学生「なのに」。

なんで社会人の方が学生よりエライん?

なんで上から来られなあかんの?

学生の方がすごいとこだってあるやろ。

学生「だから」すごい、ことやってある!

ってちょっともやっとしました。

 

でも、これって違うんですよね。

相手は純粋に褒めてくれている

ただの感想です。

すごいねー、頑張ってるねーっていうただの感想。

 

でも、それなら、

「成長してるね!」「頑張ってるね!」でもいいと思いませんか?

◯◯なのに

なんで「学生なのに」ってつけるんでしょうか。

この「◯◯なのに」ってつけること多いですよね。

 

学生なのに。

女性なのに。

若いのに。

病気なのに。

 

なんで「◯◯なのに」ってついてるのか。

これは、無意識で相対的に評価しているからなんだと思います。

◯◯の対象のイメージと相対的にした評価。

 

じゃあ、ほめるって何かと比べてすぐれているってこと?

それが他人であったり、今までの自分であったり様々やと思いますが、

評価されるということは比べられるということ。

偏差値なんてそうですね。

まわりとのばらつきで評価される。

 

話を戻すと、

褒められるということは、何かとくらべてポジティブなギャップを出したということ。

っていうことがわかりました。

だから、何?

有名なマズローの社会的実現論、欲求を階層ピラミッドにした時にこの褒められたい、認められたいという欲求は上から2つ目にあります。

400px-Maslow's_hierarchy_of_needs

このような欲求は満たされたい気持ちが強いのでいずれ実現できると思うんですね。

だから爆速的に成長するためには、この欲求を活用する。

「褒められたい」という気持ちを大事にする。

褒められるのは相対的評価だと言いました。

だからこそ、周りがレベルが高いところにいると褒められるハードルも高く、求められるものも高くなります。

でも、それでも褒められることを目標にすると、基準や目線があがるので成長に貪欲になれるのではないでしょうか。

厳しい環境に身をおくのがいいっていうのもこういうことなんでしょうね。

 

このもやもやを解決するために考えて、何か話のゴールを見つけようとして、こんなことを書いたのですが、褒められるって別に他人だけじゃなくていいと思います。

 

自分で自分を褒める。

相手になんて言われようと自分が認めていればそれでいい。

でも、それってマズローでいうと

承認欲求も、自己実現の欲求も満たしていることになるんです。

よりみち

なんかこのような哲学的な話って、高校の倫理でセンター試験のために勉強していただけなイメージでしたが、深く考えてみると面白いですね。

とっつきにくいイメージで、とりあえず、人と考え方とキーワードをまず覚えてだいたいの考え方を・・ってかんじでしたが、ゆっくりじっくり勉強したらめっちゃ奥深いです。しかも現代にも当てはまります。

ちょっと倫理の教科書もう一回読みたい気持ちになりました。

おわりに

というようなことを考えながら、

学生「なのに」って言われているうちはまだまだだな、と。

そこにラベリングされているってことですから。

学生、っていう中で比べられている小さい枠のなかにいます。

その枠をどんどんひろげていくと同時に、

学生でなくなった時、「学生なのにすごい」と言われているようじゃ「社会人だと当たり前」の域なんだと思います。

そのカテゴリから抜けたらふつーになってしまわない努力をつづけていきたいです。


この記事を書いた人

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海地 円香