2020.9.24

文章を書くことが楽しいとき

大阪府立大学 インターン

坂本周人


未来電子のインターンを初めて、もうすぐ4ヶ月が経とうとしています。

大阪府立大学4回生の坂本周人です。

マーケティングチームに所属しています。

 

普段は、クライアントのホームページに掲載される記事を企画書通りに書いています。

なので、好きなことを書いて良いと言われると、とても困ります。

全く書く内容が思い付きません。

 

何を書きたいのか

 

思い付かないというよりは、

書き始めると自分でも何を考えているのか分からなくなります。

急ブレーキがかかるみたいに、ピタッとキーボードを打つ手が止まります。

 

自分で書いた文章を読み返して、なんだか飽き飽きとしてしまうことってありませんか。

今がその状態です。

 

”書き始めると決まって、書かれようとしていることが、書きたいことに優先する。

書かれようとしていることがそれ自体で存在しているから、書きたいことはそれにひきつけられてしまう。

まるで書かれようとしていることに、自分は書かされているのではないかと、疑えてくる。

今も徐々に、書きたいことが書けているという感覚が薄れてきている

 

…いつかの日記を掘り起こしてきましたが、飽き飽きするとは、まさにこんな状態です。

”書きたいこと”を狙って書くとどうも上手くいかない、というのがぼくの経験則です。

 

経験から得たこと

 

それではどうするのか。

今のところコレだと思えるのは、”書きたいこと”ではなく”書いているときの状態”のみにひたすら神経を集中させるということです。

 

”書いているときの状態”に集中していると、そこに合う合わないの言葉を当てはめていくのが楽しくなります。

このとき、言葉の意味や理屈以上に、リズムやテンポの方が重要な要素に思えてくることもあります。

 

”書きたいこと”ではなく、”書いているときの状態”に集中すると、狙ってものを書けません。

ところが全体を通して、とても自然な流れができます。

 

自分の書いた文章に飽き飽きとしてしまうのは、”書きたいこと”ばかりが全面に押し出されていて、そこに自然な流れを感じられないからだと思います。

 

狙いすぎた文章は、やはり読んでいて退屈になります。

 

インターンを始めるなら

 

未来電子でマーケティングのインターンを始めると、まずはライティングタスクから取り組むことになります。

ライティングタスクにはちゃんと企画書があって、書くべき内容がしっかり決まっています。

また、マニュアルを見れば、ライティングタスクに取り組む上で守らなければならないルールが記されています。

これらを完璧に守っていれば、ほとんど問題は起こらないでしょう。

 

ところが気になるのは、なんだか上手く書けた気がしない、という感覚です。

そんなときは、書くべき内容から一旦注意をそらして、全体の自然な流れを作るための言葉遊びを楽しめば良いと思います。

そのときに、全体の調子を整えるために、”書いているときの状態”に集中することが大切です。

せっかく文章を書く仕事を始めるなら、こういった楽しさを感じることを、ひとつの目標に据えてみても良いのではないでしょうか。


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大阪府立大学インターン

坂本周人