2019.6.13

特別編:京大生起業家の今考えていることとは?bar×語りの新たな可能性

京都大学 インターン

高山眞太郎


山本周雅さんってどんな人?

京都大学総合人間学部3回生にして、5月7日にopenしたbarカタルシスの代表。過去には未来電子の代表である福本さんにも1on1で話を聞きに行った経験がある。宮津市生まれ大阪育ち、天王寺高校出身で、京大入学後はバーテンダーの経験をし、ビジネススクールでビジネスの勉強を重ねた後に起業。趣味は旅行。

ー山本さん、今日は本当にインタビュー受けてくれてありがとうございます笑 いきなりですけどインタビュー始めさせてもらいますね。

いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。

ーまず、趣味が旅行なんですね。

そうですね。1人旅にはめちゃくちゃ行ってました。もう全都道府県制覇してるくらいに色んなところ行きましたね笑

ーめちゃくちゃ行きますね笑 なんでそんなに旅が好きなんですか?

僕の性格なんですけど、とても知的好奇心が強いんですね。だからこの世界がどうなっているのか?とかにかなり興味があって。それで色々な所に旅行して自分の知らない世界を知りたいからこんなに旅に行ってます。そのおかげでバーのお客さんとかでも出身トークでは全然困りませんね。どこの都道府県を言われても大抵は話を広げられる自信があります!!

ー大抵??

まぁ、(自粛)とか(自粛)とかはちょっと、、、

ーあ、、、

起業に至るまでの経緯

ーまず、起業する前って何やってたんですか?初めから起業するつもりだったんですか??

いや、大学1回生の頃は家庭教師のバイトをやってたんですよ。でもそれをやってる内にルーティーンワークしてしまって面白みがないなと思ってしまって 。。。

それで自分が0→1で何かを生み出したいっていう結論に至ったんです。そして選んだのが起業です。

あとは、ビジネスっていう世界の割と中心にあるものをもっと知りたいと思ったのも理由です。

ーなるほど、起業したいと思った背景にはそんなことがあったんですね。で、その後に実行に移した。

そうですね。まずはビジネススクールに行きました。起業するために必要な知識を得なければならないと思って。で、そこで知り合った大学生と一緒にやろうという話になって、その子は今でもメンバーなんですけど、めちゃくちゃbarをやりたいっていうんでバーをやろうかみたいな感じでしたね初めは。笑

ーそんな感じで起業が実行に移って行ったんですね。でもなんでbarなんですか。

barをやりたいっていうのはあったんですけど、それよりも僕とか彼らがいつも家で集まって宅飲みしてたんですね。その時に自分たちの価値観とか哲学的なこととかをぶつけあってる時間が長くて。やっぱりお酒を飲みながらの方が障壁がなくなるというか、もっと自分の価値観をぶつけやすくなるじゃないですか?そんな空間をもっと他の場所にも作りたいなと思って。オープンな場所で自由な語りができるバーを作ろうっていう想いがその時に生まれましたね。

ーなるほど、その時に語りバーという形が生まれたんですね。でもそれを実行するとなると、、、

はい、実行に移すのは本当に難しいです。なんか起業しようと思って本当にやる人が1割というのも今となっては本当にわかります。僕らも何回も折れかけたので笑

ーやっぱりそうだったんですね。。。準備とかどれくらいかかったんですか?お金も、、、時間も?

はい、着想が5月で、8月くらいから僕もバーで実際に働いてみて、そのbarが11月くらいに潰れたので、12月からノウハウを貯めて、クラファンで資金調達したり、3,4月で物件見つけたり、オフィスで使われていた中を改装したりして、、、1年かけてopenまで行きましたね。まぁもっと時間かけられる人とかなら半年くらいで終わらしちゃうんでしょうけど笑

ーいや、資金調達までして物件の改装までしたってやばいですね、、、順調に行ったんですか??

んー、さっきも言った通り挫折するポイントは何回もありましたね笑 行政の認可も全然降りないし、クラファンは奇跡的にお金が集まったんですけど、それでも創業メンバー5人で250万円は持ち寄りました。

ーえ、、、250万円が自己資本だったんですか、、笑

そうです。笑

ーそれが1番しんどかった思い出ですか?

いや、1番しんどかったのは開店前ですね。もう、ゴールデンウィーク明けにオープンしないといけないのに行政がなかなか認可を出してくれなくて笑

1週間後までに床の水道工事を終わらして排水溝をいじって、防水をキッチンにしないと認可出さないって言われた時はこれはもう終わったなと思いました。水道工事とかやったことないしみたいな。

ーやばすぎます笑 それで、どうしたんですか??

1日中水道をいじり始めました笑

もう水道屋になるんじゃないかみたいなくらいずっと水道いじってましたね。そしたら本当に奇跡的にどうにかなって。それで営業を開始することができました。

*昼もbarで作業に打ち込むカタルシスのメンバー

起業1ヶ月目の今思うこと

ーそれだけ大変な思いをして、、1ヶ月目はどうでしたか??

1ヶ月目は好調でしたね。 やっぱり初月は話題性もありますし、自分たちの知り合いも来てくれるので。まぁその分大変なんですけど学びも多い1ヶ月だったと思います。1日1日が濃かったので、非常にゆっくり時間が過ぎていく感覚でした。

ーそうなんですね。ちなみに今の生活ってどんな感じですか? めっちゃ気になるんですけど笑

基本的に1日中ここにいますね。カタルシスの中で昼は戦略を練ったり資料作りとかをしたりして、夜になると営業をしているという感じです。

ーもう住み込みですね笑

そうですね。もう単位を2年で取り終わったので、今は全ての力をここに注いでます。

ーそんな経験の中で自身の成長というのはどのような面で感じますか?

自身の成長としては、でもこれから起業もう1回するってなっても障壁はあまり感じませんね。めっちゃ大変だっていうのもわかったし、そこで自分が根性出したらなんとかなるって経験もできたので。今はやればなんとかなるって思えてます。

あとはファイナンスとか長期的な目線とかそういう面でも成長はかなり感じますね。

ーなるほど、、、確かに根性っていうのは絶対必要ですよね。お金とかも絶対足りないし。

そうですね。業者に任せると高いので、カウンターとかも自分たちで作りましたし笑

根性が実は強みなのかもしれません笑

*自作?おしゃれな営業中のカウンター

barカタルシスへの想い

ーこれからメンバー増やしたりアルバイト雇ったりとか考えてるんですか?

はい、考えてますよ。ゆくゆくは色々な所にこのシステムを持ち込んでいきたいなと思っていますし。

ーそうなんですね!じゃあこんな人が欲しいみたいなんもあるわけですか?

んー、2点だけあります。1点目は、想いに共感してくれること。やっぱりこのbarっていうのが、「語り」のできるバーを作って若者の未来と日本の未来を切り開くっていう所なので、そこに共感してもらえないとどんどんズレが出て来てしまうと思います。だから共感が最も大事ですね。もう1つは、意欲です。もうなんでもやってみたらできると思っているので、意欲的な人なら全然okだと思います笑 それにそういう人とやってたら絶対に楽しいと思うので。

ーなるほど、ビジョンに共感するのが最も大事っていうことですね。

そうですね。僕らは色々な人が語りを通して熱く語り合う空間を作りたいっていう想いを実現するためにbarをやっています。普通に儲かるビジネスなら他にあると思うんですけど、その中でbarを選んだのはこのビジョンがあるからなので。だからあまりいないと思うんですよ学生で実店舗を持ってるのって、みんなネットビジネスとかで起業するから。でもそれじゃ面白くないじゃないですか。やっぱり語りという想いを体現していくビジネスをしたいです。

ーありがとうございます。想いが先にあっての起業でお金儲けじゃないってことですね。それだけ根性を出せるのも5人のメンバーがこれまで分解せずにやってこれたのも、強烈な想いがあるからなんですね、、、でも5人もいたら意見分かれますよね。意思決定はどういった形を取ってるんですか?

珍しいですけど、僕らは5人全員で話し合って全て決めてます。でも意見が2つに分かれるとかはあまりありませんよ。どっちかというと全員バラバラの意見が出て来て、それを全て本音で話せ!みたいな感じでめちゃくちゃぶつけ合います。それでみんなで決まった意見を採用してるっていう感じですね。始まってからずっとその繰り返しです。

ーなるほど、、、

barカタルシスのこれから、山本周雅のこれから

ーいきなりですけど、人生で最も大事にしてることってなんですか?

人生で最も大事にしていることは、知的好奇心ですね。やっぱりどうしてもこの世界を知りたいという想いが自分にあって、起業した経緯にもビジネスっていう世界を知りたかったのも1つの理由でしたし。だからせっかく生まれたんだからどんな感じか知っていくっていうのが最も大事にしていることですね。

ーじゃあbarで最も大事にしていることってなんですか??

理念です。さっきの繰り返しになりますけど、語りっていう理念が大事ですね。

でもそのためにはまだまだ足りないことばっかで、その理念を体現するための空間っていうのが全くできていないんです。

ー理念の体現化って本当に難しいですよね。僕も小さいプロジェクトですけど、やっているのでそこは少しわかります。

はい、本当に難しいですよね笑

いつも昼はここにいるんですけど、ホワイトボードにやるべきことを書き始めると止まらなくなっています笑

ーじゃあ最後にbarを通しての今後のビジョンを教えてください。

まずはこのバーをお客さん同士でもっと語れる場所にしたいです。そのためにもっと色々なイベントを開こうと思っていますし、色々な場所にも進出していきたいと思っています。barという場所というよりも語りができるコミュニティという形で、オンライン上でもオフラインでも、 もっと語りを広げていきたいと思います。

ーなるほど、語りを広げていくんですね。もっと先の、自分の将来の夢とかはどういうものを描いているんですか??

そうですね。まずは力が必要です。この世界をもっと良い方向に動かしていくためにはまだまだ力とか富とかも足りていないので、そして老後は世界中を旅したいですね。自分の築き上げた富を使いながら色々なものを良くしていきたいと今は思っています。

ーありがとうございます。構想だけでなく実行をやりきる山本さんの姿は同世代ながら本当にリスペクトです。これからも想いを実現させていく彼にも、彼のbarにも目が離せません!

番外編:未来電子と山本さん

ー山本さんと僕が知り合ったのって確か未来電子のイベントですよね。自社説明会みたいなやつ。なんで未来電子に興味持ったんですか?

まずは起業前に福本さんと話していたことですね。それで未来電子の存在も知っていて、学生がマーケティングとかプログラミングとかで働いているとこすごいなって思って気になってました。そこからサイトを見たら本当に学生だけでやっているんだとなってイベントに参加しました。

 ーなるほど、イベント、、、どうでした?笑

その時はちょうど自己分析をやったんですけど、本質を捉えてるなと思ったし、説明会としてもちょうど良いイベントだったと思います。よかったです。

 ーありがとうございます。あと福本さんにも話聞いてたんですね。どんなことを話したんですか?

起業前にすでに成功している社長さんの話を聞こうと思って、会ってもらいました。福本さんからは戦略の話をしてもらいましたね。川の流れの話です。とてもわかりやすくてためになりました。

ー僕もしてもらったことあります!あの話最近noteにもなっててかなり反響あったみたいですよ。

ー代表の戦略の話のnote

小コラム:barカタルシスってどんな場所??潜入してみた!

はい、高山です。実はインタビューに行った日にカタルシスに行ってきました。前に行った時はインターナショナルパーティーっていう定期的なイベントだったので定常業務は今回が初めてです。中に入るとお客さんの数が多い。。。しかもめっちゃみんな語ってます。どこの席も色々な語りをしてて、とても熱気がありました。ちなみに無理やり連れてきたインターン生の子は出会いがありそうっていう素朴な感想を呟いてました笑

席についたらおすすめのドリンクとフードを1個ずつくださいと注文。この日のためにインスタントカメラ風の無料アプリをインストールしてたのでエモい写真が撮れました笑

ドリンクはモヒートです。ちょうど暑い日だったのでちょうどよかったですし、ちゃんとミントも入っていて本格的でした!

バーテンダーとして働いていたメンバーがいることもあり、お酒の数も多いしカクテルも本格的です(ジンバック飲んだ時はジンの種類まで選ばせてくれました笑)。

あとフードはナッツですね。普通に美味しかったです。雰囲気がいいので話もめちゃくちゃ弾みます。

はい、barカタルシスめっちゃいいところです。京大生でもそうじゃない人でも百万遍に行ったらぜひ寄ってください!

 

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高山眞太郎