2017.8.28

何が違うの?インターンシップの内容を簡単解説!

立命館大学 インターン

佐藤千聖


皆さん、こんにちは。大学生の方は、もう夏休みに突入したのではないでしょうか?

大学の夏休みって、結構長いですよね。

3回生の中には、長い夏休みを利用して、サマーインターンへ行くことを考えている方もいらっしゃるかと思います。でも、インターンって正直よくわからないですよね。

 

そこで今回は、インターンの内容について、簡単にご紹介させていただきます。

 

インターンの種類

まず、インターンの種類について説明します。これは大きく分けて4つあり、それぞれ内容も期間も異なります。

セミナー、見学型

〈期間〉1日から2,3週間

〈内容〉会社説明や業務体験、社員との懇談

〈メリット〉日数が少ないので、大人数が参加できる

〈デメリット〉業務の実態は把握できない

 

課題解決型

〈期間〉数日から1週間程度

〈内容〉1つの課題に対してグループで解決策を提案

〈メリット〉学生に社風が伝わりやすい

〈デメリット〉採用に結びつかない

 

職務実践型

〈期間〉数週間から1か月、長いと数か月

〈内容〉社員とほぼ同等の業務体験

〈メリット〉業務への理解が深まる

〈デメリット〉長期間拘束される

 

採用直結型

〈期間〉数日から数週間

〈内容〉グループディスカッション、実際に社員と働く

〈メリット〉選考の1つなのでミスマッチが防げる

〈デメリット〉倍率が高い

 

文部科学省によると、大学の約70%と企業の約60%が「高い実習効果を得るには1か月以上の期間が必要」と考えています。

しかし、職務実践型は社員への負担が大きいことに加え、学生を現場に出すリスクも伴うので、現在でもその普及率は2%程度にとどまっています。

そんな中、「セミナー、見学型」と「職務実践型」の折衷案として生まれたのが、「課題解決型」です。最近はこの型のインターンを導入する企業が増えています。

 

どれを選べばいいの?

「インターンの目標」を持とう

大事なのは、あなたがインターンに何を求めるかです。

もし「何をしている会社か軽く知りたい」のであれば、見学型でも十分です。しかし、「インターンで成長したい」と考えている人は、見学型では物足りなさを感じてしまいます。

そうしたミスマッチを防ぐためにも、まずは「目標」を明確にしましょう。

 

インターン内容を比較する

同じ型のインターンでも、その内容は企業ごとに異なります。

目標に合った「型」がわかったら、今度はその中で比較してみましょう。

例えば課題解決型であれば、課題はその企業の業務に通じるものか、社員の方と接する機会はあるか、フィードバックがあるか、などのポイントを比較していくといいかと思います。

 

インターンシップで色々学ぼう

最初のうちは、「セミナー、見学型」のインターンに参加して、企業について知るだけでもいいと思います。

でも、ずっとそれだけでいいのでしょうか?

今後も合同説明会はありますし、企業について知る機会はたくさんあります。

せっかくのインターンシップですから、もっと有効活用しましょう。

 

私がおすすめするのが、「課題解決型」と「職務実践型」です。

「課題解決型」では、グループディスカッションなどを通して、就活に必要とされる瞬発力やチーム力などを学ぶことが出来ます。

一方「職務実践型」では、社員の方と距離が近いため、社会人が何を考えて行動しているのか、どんな心構えで仕事に取り組んでいるのかなど、自分が職を選ぶ際の基準を知ることが出来ます。

したがって、1つの型のインターンシップに参加し続けるのではなく、可能であれば他の型にも参加するのがおすすめです。

 

また、「インターンシップの目標」も、最初から1つに絞るのではなく、段階ごとに目標を設定して、徐々にステップアップしていくと、夏休み明けには周りより大きくリードしているのではないかと思います。

いかがでしょうか。なんとなくインターンの内容について理解できたかと思います。

まずは、「セミナー、見学型」に参加してみることから始めましょう。

「インターンに興味があるけど、自分にできるか不安…」という方は、インターンの説明会や就活生交流会へ参加するのもおすすめです。この夏休みで、周りの子と差をつけましょう!

 


この記事を書いた人

立命館大学インターン

佐藤千聖