2020.12.5

海外大卒の僕がなぜ日系企業に就職したのか?就活とキャリアについて。

Simon Fraser University インターン

土井康平


こんにちは!
未来電子のマーケティングチームでマネージャーをしている土井です。
早速ですが、卒業が近づいてきた皆さんはご自身の将来のキャリアでお悩みではないでしょうか?
僕も三年生から四年生にかけて、たくさん悩みながら就活をしました。
今回は僕なりのキャリア論を共有したいと思います。

海外就職か国内就職か

まず僕が迷ったのは現地就職するか、日本に帰国して就職するかでした。
僕が留学していたカナダでは、卒業後の就労ビザが取得しやすく、永住権獲得を目的にしている留学生もたくさんいました。

そんな中で、僕が国内就職を選んだのは、自分の人材としての価値を一番発揮できるのが日本だと判断したからです。

カナダで就職した場合の僕は「日本語を話せる外国人」ですが、国内就職した場合の僕は「英語を話せる日本人」です。
もちろん語学面のみで判断したわけではありませんが、僕は前者と後者を比べた場合、後者の方が自分の価値を最大限に発揮できると考えました。

また、カナダに残って成功している自分の姿をイメージできなかったというのもあります。
ただ、また将来的に海外で新たなチャレンジをしたいと考えているので、駐在等の機会がある会社を選びました。

このように、自分の戦闘能力の向上と同様に、自分が戦っていくフィールド選びも重要になるのではないでしょうか。

大企業かベンチャーか、それとも起業?

次に考えたのが、どういったサイズの組織でキャリアを始めるかということです。
結論から言うと、僕は大企業を自分の就職先に決めました。
理由は3つあります。

1つ目は、不動産に興味があり、国内外の大規模な都市開発に関わるためには大企業に就職するのが一番だと考えたからです。

2つ目は、僕達の世代のプロフェッショナルとしてのキャリアは、前の世代よりも長くなるからです。
大企業に就職したからといって安定である時代は終わりましたが、自分のこれからの長いキャリアのどこかで会社勤めを経験しておくことも重要だと考えました。

3つ目は、新卒カードを無駄にしたくなかったからです。
状況は変わりつつあるものの、日本ではまだまだ新卒カードが強いです。
大企業からベンチャーへの転職、起業は行いやすいですが、その逆は中々難しいのです。
一度しか使えない新卒カードは、しっかり活かした方が良いと判断しました。

まとめ

そもそも個人のキャリアにおける絶対的な正解はありません。
ネットで取り上げられているような「勝ち組」や「負け組」といった他人の価値観に惑わされず、自分が本当に成し遂げたいことについて考えることをおすすめします。

就活はあくまでプロセスの一部であり、ゴールではありません。
皆さんも色々な経験をして、たくさん学んで、ご自身が納得できそうなキャリアを模索してみてくださいね。


この記事を書いた人

Simon Fraser Universityインターン

土井康平