2014.9.1

歯医者が本気で教える「虫歯予防」完全版

インターンOB インターン

海地 円香


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「虫歯にはなりたいくない!」「自分の子供を虫歯から守りたい!」

みなさんこのように思っているのではないでしょうか?

 

しかし、ちゃんとした虫歯予防ができている人は意外と少ないものです。

 

虫歯は予防できます。

 

毎日ケアしてきちんと予防することで、虫歯と無縁の歯にしていきましょう。

 

1、虫歯予防〜自宅編〜

やはり自宅でのケアが虫歯予防には不可欠です。

ではさっそくお家でできる虫歯ケアについてチェックしていきましょう。

 

1−1 寝る前の歯磨きは欠かさない

実は虫歯菌が一番活発になるのは、唾液が増える夜寝ている時なんです。

だから、よる寝る前に歯磨きをすることは虫歯予防には欠かせません。

もちろん、朝も昼も歯磨きができるのが理想的ですね。

 

1−2 フッ素入の歯磨き粉を使う

フッ素には虫歯になりにくくなる効果があると言われています。

  • 酸の生成を抑える
  • 歯の質を強化し、酸から歯を溶けにくくする
  • 唾液に含まれるミネラルの沈着を促進する

以上の3点から、虫歯菌から歯を守る効果が期待できるんですね。

 

お子さんの歯はやわらかく、虫歯になりやすいため、フッ素入りかつ研磨性が低いものを使っていただくことをオススメします。

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1−3 歯磨きできない時はキシリトールガムを噛む

普段の生活でなかなか歯磨きはできない・・・ということありますよね。

もちろん一番いいのはきちんと歯を磨くことなのですが、それができない時にはキシリトールガムをかんで、虫歯を予防しましょう。

 

ただし、キシリトール入りだとなんでもいいのではなくて、

  • キシリトールが50%以上含まれているもの
  • 甘味料などの糖類が含まれていないもの

を選んでくださいね。

 

 2、虫歯予防〜歯医者編〜

歯ブラシやデンタルフロスで落とせる汚れは実は80%だと言われています。

無理な歯磨きは逆に歯や歯茎を傷つけてしまいます。

ですから残りの20%はプロの歯科衛生士に定期的に掃除してもらうことをオススメします。

 

2−1 自分で落とせない汚れをクリーニングしてもらう

先程も言った通り、自分でのケアでは落としきれないところもあります。

だから、定期的に歯のチェクをしてもらい、磨き方についてのアドバイスや定期検診をしてもらうといいでしょう。

 

2−2 シーラントで子供の歯の溝を守る

乳歯や生えたての永久歯は、とてもやわらかく虫歯になりやすいです。

特に、6歳臼歯は溝が深いため生えている途中で虫歯になってしまった、なんてこともあります。

 

歯の噛む面の溝にプラスチックを埋めることで、その溝からできる虫歯を予防することができます。

シーラントをすることで子供の虫歯をを66%予防できる上、保険治療でできるのでご検討ください。

 

2−3 磨きやすい歯並びにする

虫歯になりやすい歯は、凸凹や溝があってそこに汚れがたまってしまう歯です。

歯並びを治すことは見た目をよくするだけでなく磨きやすい歯になり、虫歯予防にもつながります。

 

おわりに

虫歯になってしまうと、痛みと戦わないといけなくなるだけではなく、全身に支障が出てくることが少なくありません。

健康で長生きをしている方の多くは、ご自分の歯を多くお持ちです。

自分の歯を守ることで、健康な身体を守ることもできるのでぜひ虫歯予防に励んで、きれいな口を維持していきましょう。


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海地 円香