2017.8.10

成長できる!?「海外インターンシップ」に参加する意義とは?


「社会に出る前に海外に出ておきたい」

「海外で英語を実践的に使って活動したい!」

などの理由で参加を希望する方が多いのが「海外インターンシップ」です。

では、「あなたが海外インターンに参加する目的は何でしょうか?」

そして、「海外インターンは最もふさわしい手段でしょうか?」

この質問に対して自信を持って答えられる方はそう多くはいないでしょう。

「参加したことがないから当たり前だろ!」

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、目的が明確でないということは、得たいことに対して最適な手段が海外インターンでない可能性もあるということです。

 

今回は、海外インターンシップに参加する意義について考えていきたいと思います。

 

海外インターンシップに参加するメリット

得たいものが得られるかどうかが決まる大きな要因に手段が持つ特長があります。

海外インターンの特徴は大きく分けて以下の二軸に凝縮されます。

 

1.海外軸

海外インターンというくらいですから、多くの日本企業がしているインターンとは違い、「国際」や「グローバル」といった側面が強いです。

メリットとして、

  • 英語力が身につく
  • 価値観の異なる人と活動でき視野が広がる
  • 成長市場で国際企業の競争力を体感できる

などがよく挙げられます。

海外という非日常的な空間に長期間身を置くということは、現地での暮らしに慣れていく必要があり、普段とは違う食事や居住環境では何かとストレスを感じることが多いです。

そのような追い込まれた環境におかれるため、生きていくために必要な英語を身に付けるきっかけにもなります。

日本とは全く異なる仕事観を持った人々の中で活動するため、自分が今まで仕事に抱いていた考えや固定観念を相対化することにもつながるでしょう。

またインターン先がミャンマーやベトナムなどの東南アジアであれば、企業によっては成長市場に飛び込めその空気感を感じることも出来るのです。

 

2.挑戦軸

もう一つ参加するメリットが大きいと考えられるのが挑戦という軸です。

この側面から見たメリットは、

  • 自分の力を試す機会になる
  • 厳しい環境で主体性が身に付く
  • 社会経験を積む

などが挙げられます。

インターンですからアルバイトなどと違って言われるがままに仕事をしていれば良いというわけではありません。

自分の考えを発信、しかも英語で伝えて初めて仕事を得ることが出来るのです。

動かないと話になりませんから、否が応でも強制的に自分を動かすこととなり、その結果気付けば主体的に動ける自分になっている、と参加者はよく言います。

ここまで見てきたように、何をするにも困難な状況であるからこそ自分の実力を試す機会になり、社会経験を積むことが出来るのです。

 

本当に海外インターンが最適?

ここで、冒頭の問いに戻ります。

ここまで海外インターンのメリットを見てきましたが、それらを踏まえてなお

「海外インターンは最もふさわしい手段でしょうか?」

上で見てきたメリットは確かに海外インターンで得られるものです。

しかし、海外インターンでなければ得られるものでは必ずしもありません。

例えば、

  • 英語力が身につく
  • 価値観の異なる人と活動でき視野が広がる

この2点を見れば、手段は留学でもよいということがお分かりいただけると思います。

もっと言えば、英語力を向上させることに重きを置けば、語学留学の方が長けていると言えるでしょうし、

価値観の異なる人と働くのであれば、これまで興味のなかった業界のインターンに参加するといった方法でも良いでしょう。

そういう意味では、挑戦軸の

  • 自分の力を試す機会になる
  • 厳しい環境で主体性が身に付く
  • 社会経験を積む

以上の3点は、日本の企業で長期インターンをする、事業開発型のサマーインターンに参加する、ビジネス系の学生団体で活動する、といったことでも十分賄えるものです。

自分の力を試す、といった文脈で言えば、多くの学生が集まっている企業や団体には優秀な学生も多く、海外インターンよりも挑戦的な可能性であることもあり得るでしょう。

周りが参加していて多くの特長があるからといって、それがあなたの目的に対して最適な手段であるとは限らないのです。

 

大事なのは制約のなかで目的を達成できるか

既にお気づきの方も多くいらっしゃるように、重要なのは「目的」です。

目的が定まっていない方は、海外インターンを通して自分はどうなりたいと考えているのか、自分は何を得たいのか、をより明確にする必要があります。

また、目的と同じくらい大事なのが「制約」です。

「制約」とは投資できる資源の限界が定められた条件を指します。

簡単に言うと、使える「お金」と「時間」には限界があるということです。

海外インターンや留学に参加するにも期間が長くなればなるほど「お金」が必要ですし、

大学生活との兼ね合いなどを考えたときに、2年3年という「時間」を海外インターンをすることは多くの学生にとって現実的でないでしょう。

目的を定めたら、自分が使える「お金」と「時間」を確認し、どの手段が得策かを考えることが重要だと言うことです。

 

まとめ

ここまで「海外インターンシップ」に参加する意義について考えてきましたが、海外インターンに参加するなと言いたいわけではありません。

「与えられた制約の中で自身の目的を最も達成できる手段はどれか?」

この問いを自分で深く考え、その答えが「海外インターンシップ」であれば、その選択がきっと正しいです。

もし全ての機会に平等に参加することが出来たとして、仮にその手段が最適でないとしても、それだけ考えたのですから後悔はしないでしょう。

ここまで目的を達成する手段が大事であることをお伝えしてきましたが、もちろん選択した手段に取組む中で目的を達成するためにどれだけ継続的に努力できるかどうかも重要だと言えます。

学生生活も働く期間も、もっと言えば人生も当然のことながら有限です。

「お金」や「時間」は限られているのですから、せっかく使うなら自分のためになるよう有意義に利用していきましょう。

以上、山ほどしたいことが出てきて初めて時間のありがたみに気付いた、某大学3回生でした。笑

 


この記事を書いた人

川畑一朗

大阪大学

川畑一朗