本当に大切なのは今やるべきことに全力で取り組むこと

松尾 雄太

京都大学 経済学部

ー2019年3月卒

PROFILE

大学2回生11月から未来電子でインターンを始める。面接前はとりあえず話を聞いてみるというモチベーションだったが、代表との面接で自分にない価値観を感じた。ありきたりな面接ではなかった未来電子で得たものはなにか。2回生の視点から長期インターンでの学びを語る。

まず目の前のことに集中する

―未来電子に入って、最初はどのようなことから始まりましたか?

最初にルービックキューブを2分以内にクリアするという課題から始まりました。面接のときに代表から「うちでは普通の業務をやりながらルービックキューブやったり、価値のないものに付加価値をつける目的でゴムのおもちゃ売ったりするよ」と言われていました。何の話だと思っていたのですが入ったら本当にルービックキューブ買ってインターン生みんながやっていました。

―確かにみんな課題に取り組んでいましたね。代表からインターン生に直結だったので私たち社員は実はあまりその実態を知りませんでした。他にどういった課題がありましたか?

そうですね、課題図書とか、ルービックキューブとか、タイピングとかありました。とにかく課題が結構山積みでそれに精一杯という感じで、その先何があるか全然わからなかったということもありました。その中で代表からは「毎日迷走して、ルービックキューブやって今に集中するんや、先の事は考えんで良い」という風に言われて、とにかく目の前の課題をやっていました。今になって思うのは、目の前のことに集中するということが、先に進んでいくために大事なことで、その時は試されていたんだなと思います。根性というか、決められたことをクリアしていくという所で、働く第一歩になった感じはあります。

本当に大切なのは今やるべきことに全力で取り組むこと

―インターンに来る前までアルバイトなどはしていなかったのですか?

カラオケのジャンカラで普通にバイトしていました。

―ジャンカラでのアルバイトも仕事だと思いますが、今取り組んでいることと今までやってきたインターンとではどういうところが違いましたか?

アルバイトは単純に行った時間の分だけ給料になる。一方でインターンは行ったからといってお金を稼げるものでもないし、行っても絶対やらなければならないことがあるわけでもない。この点で違いがあると思います。アルバイトは行ったら、その場でそれだけのものを支払わないとダメなので、行ったら絶対頑張らなければならない。インターンは出勤しているから考えるとかではなくて、単純に家で考えることの方が多かったりしました。

―確かにそうかもしれないですね。アルバイトでいうと行った時間帯だけ、お金がもらえるという場合はありますが、インターンは行っていなくても得られるものがある場合も、出社していても何もしなけらば何も得られない場合がありますね。受け身ではなかなか学べるものがない場所かもしれません。

そうですね、受け身だと何も得られないと思います。本当に能動的に何も動かなくても多少お金は入ってくるとは思うんですけど、バイト以下の価値になると思うんです。能動的に動かないんであれば、行った分だけお金もらえるアルバイトの方がいいと思います。インターンに行くということは、自分なりに何かやりたいことを持って行かないとアルバイト以上に稼げない所があるので、能動的に動くのがすごく大事だとは感じています。

―今も能動的に行動しているような状態でどんどん新しいことを任されてると思うのですが、どういう部分が自分の中で変わりましたか?

インターン始めてから思ったのは、遠い先に何か1つ置いたらあとは目の前に集中していく方が、はるかにそこに到達するスピードが速く、到達できる確率が高いと思います。先ばかり見ていても、何も進まないということを今すごく感じます。インターンをやるというのも就職の為と考えて入ると思うのですが、本当に大切なのは、今何かを頑張るとかだと思います。やっていったら絶対何か身につくものがあるはずで、それが間違った方向じゃなければ最終的には目標の方に近づいてると思います。

やることに対して価値があることが確実に分かる

―2回生というと周りの友達も遊んでいる人が多いと思うのですが、なぜ自分から仕事のことを常に考え、頑張ることができていると思いますか?

そうですね。今までは先のこのことに対して頑張ると決めてずっと頑張り続けないとダメなタイプでした。ただ、そうするとその目標が揺らいだ時に一気にやる気を失ってしまうタイプでもあったのです。だから、今頑張れているモチベーションは、今この瞬間仕事をしていることが楽しいからだと思います。今やってることに対して何か自分なりに楽しさを見出してるっていう所があるから頑張れてるのかなっていうのがあって、何かの為にというのは、もしかしたらないのかもしれないです。

―楽しみというのは任された職域が今どんどん形になっていて、部署として形ができ、そのように毎日が変わっていくというような時間の流れの速さで楽しめているのかもしれないですね。

なぜ楽しめているのかっていう所でいうと、やることに対して価値があることが確実に分かっているのも理由の一つだと思います。自分のやることに対して迷ってると、なかなか集中できないと思うのですが、そこに対する迷いがなくなると結構集中して頑張れてくるのではないかなという風に思います。

教育は相手にまず自信を持たせてあげる

―今、松尾さんは新しく入った学生にも教える立場になってると思うのですが、教育するということについてはどのように考えていますか?

そうですね、僕としてはまだ教育する側にはまだ立ててないかなという気持ちの方が大きいです。それは今まだ一番前を走らせてもらってる状態で、まだ社員さんから教育を受けている立場ではあると思っているからです。

―もし新たなメンバーがこれからどんどん入ってきたらどうしますか?

まずその人に自信を持たしてあげることが大事かなと考えています。やり方を教えるのも教育、一緒にそれをやるのも次の段階であって、最終的には一人で出来るようにさせる。一人でできるようになったことは、次誰かに受け継がれると思うんで、また教育がそこで生じると考えると、最初気持ちの面で自信を持たせてあげるという所が結構教育に繋がってくるのではないかなという風には思います。

わかりやすいです。自信を持たせてあげて自分でできるようになるまで持っていくということですね。

あと、至る所でコミュニケーションが大切だと言われていますが、コミュニケーションだけでは教育とは言えなくて、教育した人が一人でできるようになって初めて教育ができたと言えると思います。

―その通りですね。

求めるべきは成長ではなく幸せ

―最近インターンをしていて気になったキーワードとかはありますか?

この前他のインターン生が「これ良い記事ですよ」とシェアしてくれたものがあって、その記事が求めるべきは成長ではなく幸せという内容で僕の中ではとてもしっくりくるものでした。
インターンをやってる人にはピッタリくると思うのですが、成長ばかりを求めていると今の自分に対して批判的になると思うのです。僕自身も成長を求めるあまり今できないことに対してすごい批判的に見てしまったり、もっと先はこんなことがしたいと考えると今の仕事に対してのやりがいが薄れてきてたりしてしまうことがありました。そんなときに求めるべきは幸せという考え方があって、「今を本当に楽しむ」そういう風に考えられるようになっていけたらいいなって思います。

―素晴らしいと思います。ありがとうございました。


入社後のステップ

・入社後PRチームに所属
・PRチームの業務と並行して自ら志願してHP解析を学び、コンテンツの企画から実行までを行う
・自身のノウハウを基にHP解析に特化したチームの立ち上げを行う
・HP解析チームでの能力が評価され、新サービス「GOunite」のweb広告の解析などに従事

メンターの声

アカウントマネージャー 岩崎隆男

松尾君は初めの頃いろいろな思いを抱えていて、伸び悩んでいました。一つのことに集中することができていなかったです。というのも、松尾君は自身が納得するまで考えるという強みが影響していました。しかし、集中する何かが決まった後の爆発力は凄まじかったです。社内でまだ誰も取り組んでいなかった領域に対して、誰よりも質の高い成果を出していて、圧倒的なスピードでステップアップしていきました。いろいろなことを考えることも大切ですが、「今」という瞬間に集中し続けることで圧倒的な成果が出せるということに気づけた点はすごく松尾君にとっても大きな成果です。今後もその強みを最大限に活かし、新たな領域にどんどんチャレンジしていって欲しいです。