2018.3.23

後編|英語偏差値30から、海外の企業で内定をもらうまでのリアルな道のり

同志社大学 インターン

中津悠太


フィリピンから帰国後、私は実際に海外で働く経験を得るため、もっとグローバルスタンダードを理解するために移民が多く住むカナダのバンクーバーに一年間留学する事に決めました。

 

インプットからアウトプットへ

 

このままの英語力で留学に行ってもまた同じ事を繰り返すと思い、留学までにしっかり英語力を伸ばそうと自分の英語力を見直しました。

フィリピンで全く英語が喋れなかった自分を認識し、「このままの勉強法では喋れるようにはならない」と思ったため、インプット中心だった勉強から完全にアウトプット中心の学習法に変えたのです。

 

ここで私が1番勉強した事は、発音です。

英語が聞こえない理由は自分が発音できないからです。逆に言うと自分が発音できる音は必ず聞こえるということを知り、そこから発音のルールを覚えYouTubeなどを利用しながら勉強しました。

 

また、英語で英語を考えるために、常に英語で独り言をつぶやいていました。

自分の行動や周りの風景、テレビの様子などを英語で実況していました。分からない表現が出ればすぐにスマホで調べてメモをする徹底ぶり。

 

これらをずっと続けているうちに、英語がどんどん喋れるようになってきました。

 

カナダでの焦りと課題

 

そしてカナダへ飛び立ちました。

カナダについて私はショックを受けました。

カナディアンの英語を聞いた時、

「パードゥン?」

フィリピン人の英語と全然違う!

めちゃくちゃ喋るの速い!

 

これはやばい。

今の自分のレベルじゃ仕事とか全然出来ない。

と強烈な焦りを覚えました。

 

そこから

日本語絶対禁止ルールを自分に課しました。

 

  • 日本人と極力連まない
  • 日本人に日本語で喋りかけらても英語で返す
  • 日本語のテレビ、歌、聞かない
  • 辞書も英語で調べる

 

これがまたキツイんです。

 

バンクーバーにはめちゃくちゃ日本人がいるので、普通に学校の外とかでは彼らは日本語で喋っているんですよね。

でも自分は絶対に日本語で喋らないと決めてたので、話しかけられても全部英語返していました。まぁそんなことをずっとしていたので、「あいつなんなん?」って感じになっていたと思いますし、多分裏でめっちゃくちゃ言われていた思います。笑

 

なぜ留学に来たのか常に心に問うこと

 

でも僕はwho cares?って感じでEnglish onlyを貫いていました。

今考えるとめっちゃイキってますね!笑

 

でもそれで本当に良かったと思います。

そのおかげで2ヶ月もしないうちに、自分の言いたい事は全て英語で言えるような状態になっていました。そしてリスニングもほとんど聞こえる状態になりました。でも冷静に考えると2ヶ月間英語しか使ったあかん状態にしたら嫌でもそうなります。

 

そしてまたすごいのが、自分が英語しか喋ってなかったら、最初ずっと日本語で喋って人も英語で喋るようなり、自分の周りは英語で喋る人しかいなくなったんです!

 

まぁそれもそのはず!

少なからず留学に来た人は英語を喋りたいと思ってるし、日本語ばっかり喋ったらあかんと心のどこかでは思っているんですよね。

 

これから留学しようと考えている人に伝えたいのは「周りに流されるな」ってことです。

なぜ留学に来たのかをもう一回心に問うべきですし、もし自分が流されやすいと思うのでしたら環境を変えた方がいいかもしれないです。

 

留学では、3ヶ月で喋れるようになる人もいれば、2年経っても喋れない人もいます。

でも一概に言えるのは、喋れるようになっている人はめちゃくちゃ努力をしています。

積極的に外国人と遊んだり、ボランティア活動に参加したりだとか。

つまり留学に行っただけでは喋れるようにはならないってことです。

 

ビジネスカレッジやカナダ企業でのインターン、バイトの事も書こうと思ったのですが、長くなりそうなので今回はここまでにします。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 


この記事を書いた人

同志社大学インターン

中津悠太