2017.4.10

京大生の自分が未来電子で学んだこと~インターンで“普通”の大学生から抜け出そう!!~

京都大学 インターン

河原 学


まずは簡単な自己紹介から

未来電子テクノロジーで約2ヶ月間インターンをしていました京都大学4回生の河原学と申します。未来電子では英語力向上プロジェクトという新規事業の企画・実行を担当していました。具体的には、TOEIC600点コースや英語スピーキングコースのカリキュラム作成およびまた実際に講師としてそれらを社員・インターン生向けに指導を行っていました。

なぜインターンを始めたのか

僕は元々4回生の後期の5ヶ月間、ボリビアで貿易関係のインターンをしていて大学卒業の2ヶ月半前に日本に帰国しました。日本帰国後、卒業までの時間をどう過ごすか考えた時にただダラダラするのではなく、何か有意義な経験がしたいと思い、今度は日本の長期インターンに応募することにしました。内定先がIT企業なので当初はプログラミングやウェブマーケティングが習得できたらという思いで未来電子に応募しました。しかし面接で代表から「河原さんは塾講師経験があり語学が得意そうなので、よかったら社員向けの英語力向上プロジェクトを立ち上げてみませんか?」という言葉を頂き、元々やりたいこととは違いましたが直感でおもしろそうだと思ったので、二つ返事でそのオファーを承諾することにしました。

面接当日にインターン一人で新規事業の立ち上げを言い渡されるという異例中の異例の事態だったので、最初は右も左も分からずひたすら試行錯誤の毎日でした。何度も徹夜をしたりと苦労が多かった仕事でしたが今ではこのプロジェクトを引き受けて本当に良かったと思っています。新規事業を立ち上げることにより、会社全体に英語学習のモチベーションを生み出すことが出来、また現在TOEICクラスやスピーキングクラス等の英語コースは社外向けサービスへ拡大の準備が進んでいます。もしウェブマーケティングやプログラミングに取り組んでいたら期間が短かったため何も達成できずインターン期間を終えていたと思います。

未来電子でインターンできて良かった2つのポイント。

日本企業での長期インターンを経験することが出来、日本の商習慣および仕事における誠実さ・規律を肌で感じることができた。

実は、最初にインターンをしたのは海外でしかも南米のボリビアでした。日本から見て、地球の正反対に位置するボリビアでの仕事環境は日本のそれとも正反対でまさに異世界でした。締切を守る・会議では携帯の電源を切る・相手を敬う・有言実行する等、日本のビジネスパーソンからすると当たり前のことが、中南米では出来ている人が少なかったように思います。日本とは正反対の仕事環境に慣れきった状態で、日本の企業でインターンをすることになったので、日本の規律ある仕事環境はかなり新鮮に感じました。まさに、逆カルチャーショックを受けた気持ちになりました。(笑)特に未来電子の社員やインターンの人は誠実な人が多く、しっかりと真摯と仕事に取り組んでおられるなと感じました。後輩へのサポートもしっかりしていて、分からないことがあったら丁寧に一から指導して頂き非常に感謝しております。また、先輩社員や同期から、業務のことだけでなく、人としてどうあるべきかという哲学的なことも学んだので多方面な分野で人として成長することができました。

対話を通じて異なるバックグラウンドを持つ相手を理解する力が身に付いた。

立ち上げ当初はプロジェクトを自分一人で行っていたのですが、途中から様々なカラーを持った個性の強いメンバーが続々とチームに加わりました。(笑)インターナショナルスクール出身で英語がネイティブレベルで話せる日本人、またTOEIC満点のロシア人、留学経験ありで独自の英語学習メソッドを持つ日本人、また日本語ペラペラのアメリカ人などが加わることになりました。当初、日本人同士でも議論がまとまらないことがあるのに異なる国籍・バックグラウンドを持ったメンバー間のコミュニケーションは困難だろうなと思いました。事実、私たちのチームでも話がよく違う方向に脱線してしまい上手く結論にたどり着かないことがありました。その原因を分析したとき、私たちのコミュニケーションの方法が問題なのではないかと考えるようになりました。

日本のコミュニケーションはハイコンテクスト型だと言われており、これはいわば「空気を読む」とか「言わなくてもわかるよね」といった類で、日本人同士では相手が理解してくれるだろうと思って全容が省略されます。そのため、日本人以外とのコミュニケーションでは”見えない問題”が埋もれてしまい、大事な部分を見失ってしまっていたのだと気づきました。

会議が上手く進まなかった原因を振り返ってみるとチーム全体がハイコンテクスト型のコミュニケーションを繰り返し、相手のことを考慮せずただ自分の主張を行っていたからだと思います。このような事態を避けるためにも自分の持っているバイアスや前提を一旦0にし、対話を通じて相手との価値観・考えを理解するように努力することが必要だと強く感じました。これは個人的に大きな発見だと思っていて、自分が当たり前だと思うことをそのままにするのではなく、相手にその都度確認していき少しずつ、そして確実に合意達成することが大切だと思いました。未来電子で得た「対話を通じて相手を理解する」という学びを次のステージでも活かせていけたらなと思います。

最後に、アルバイトや短期インターンではなく、なぜ長期インターンがおすすめなのか?

まず長期インターンをするというのは、社員・学生というくくり関係なく、企業の一員として仕事をすることが求められます。責任感が通常のアルバイトなどと比べて段違いなわけです。

 

次になぜ学生のうちに長期インターンすることがそんなに大事かということですが、

答えは簡単で、社会経験がある学生を企業側が欲しがるからです。

 

企業側からすると東大だろうが京大だろうが、学生は基本的にぶっちゃけ同じだと考えています。そこで面接で、インターンで売上100万達成しましただとか営業成績No.1をとりましたという判断材料があると、「おっこいつは普通の学生とは一味違うな」となるわけです。

一昔前は東大生・京大生っていう”肩書き”だけで就活で圧倒的に有利になりましたが、

近年だとその人がどういう価値観・考えを持っているかという”人間面”と、会社に具体的にどういうスキルを提供できるかという”能力面”を重視する傾向にあると思います。高学歴=即採用という図式はもはや成り立たなくなりました。

例えば、ある企業の新卒採用の残り枠があと2枠しかないとしましょう。

A:大学時代特に何もしなかったごく普通の京大生

B:長期インターンで営業成績1位を獲得した私大生

採用基準を人物面×能力面の2つとし、この2人の人物面の評価が同じだと仮定して、能力面だけで採用をするならば、Bさんが採用されると思います。

企業は、将来自分たちの企業で活躍してくれるということを見込んで学生を採用しますが、

Bさんのほうが、実社会で活躍した具体的な成果があるので企業側もうちでも活躍してくれるだろうと判断します。一方、Aさんは京大生とはいえ実社会経験が0なのでどれだけ将来活躍できるかが未知数なので企業側にとってわかりづらいというわけです。

未来電子で多くの先輩方が、この人間面×能力面を向上させ、大きく成長を遂げ、次のステージへと巣立っていきました。インターンなんてしたことがないから何から初めて良いか分からないという方も安心ください!分からないことがあれば丁寧にサポートしてくれる先輩方がここにいます。さああなたも”普通”の大学生から抜け出してみませんか?


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河原 学