2017.3.25

インターンを考えている同志社大学の後輩達へ

同志社大学 インターン

近藤 大志


昨年同様、今年も3月1日に経団連に加盟する企業の新卒採用活動が解禁され、就活スーツを身にまとった学生たちを、街や駅、大学などでよく目にする季節がやってきた。

 

彼らを見ていると1年前の自分を思い出すのと同時に、既に内定を貰っているぞ。といった少しの優越感が出てしまうのは自分だけではないと思う。

だがしかし、まだ学生という立場を続けられるという彼らに、単に嫉妬しているだけではないかと思う心当たりもある。それほど学生というのは自由で活発で、可能性に満ち溢れているからだ!

 

そんな大きな可能性を秘めた学生たちが、自らの成長を求めて、あるいはその会社や業界について知りたいと。いった理由から参加するものに、インターンというものがある。

そして僕は同志社大学に所属しながら、実際に未来電子テクノロジーという会社のインターンを昨年の12月初めから今年の2月いっぱいまでの丸3カ月行った。

 

正直3カ月と言うものはあっという間で、短期間ゆえに、

「思っていらっしゃる対談ができるか不安です。」

と、返答をしたほど正直内容に自信はあまりないのだが、それでも3カ月間仲間として迎え入れてくれた未来電子のため、そしてこれから自身の可能性を信じ、行動していこうと考えている学生のために、不慣れながらも僕にとっての未来電子でのインターンのはじまりから終わりまでについて記事を書かせて貰う。

 

始めたきっかけ

未来電子のインターンには様々な大学から、様々な学年の学生たちが男女問わず在籍している。それに国籍を問わない社員の皆さんが加わり、非常にバラエティーに富んだ人たちが集まっているのがその特徴だ。

そしてそんな方たちそれぞれがそれぞれの理由と共にこの会社に入ったのだろう。

 

僕は、4回生の12月にインターンをはじめた。その理由は、就職に向けて同期と差を付けたかった。からである。

そもそも同期との差=インターン。という思考に繋がったのは、内定者研修時に内定先の先輩から、長期インターンに参加すると良い。というアドバイスを頂いたからである。

そして、スマホを片手に京都でできる長期インターンを探し、その中でも自分の就職先と共通する、「コンサルティング」、「IT」、「プログラミング」という言葉と共に「同期と差をつけたい人」といった文字に目を輝かせ、応募のボタンをタッチした。

 

やったこと

 

インターンに加わってまずやり始めたことは、Reach@というブログ代行サービスの基本的な仕事であった。その一方で、未来電子が独自に設定するルービックキューブ、GAIQの取得、指定本の読書などといった課題にも取り組んだ。今までやったこともないものをどんどんこなさないといけないということはとてもハードではあったが、自分ができないことをできるようになるということは、その時点で成長できているという証でもあり、達成感を感じていた。

 

そして、ブログ代行の業務では、実際に記事を多く書くようになってきて、時間の効率的な使い方、文章の上手な書き方、目標ポイント達成のためのスケジュールの管理の仕方などを意識し始めた。ポイントを多く取って給料を多くもらうために、、、

 

だがこの時からふと考え始めた。

「なんでインターン始めたんだっけ。給料稼ぐためだったっけ。」

 

この頃から正直、このようなミスマッチを感じながらインターンの時間を過ごしていた自分がいてしまっていた。

だがそれは与えられた業務の問題ではなく、自分の取り組む姿勢の問題だった。

 

未来電子で輝くため

 

未来電子では学生でも裁量権を与えられ、顧客と直接接点を持たされる輝いた学生もいる。しかし、僕はどちらかというと未来電子で輝いていた学生ではなかった。だが、今回の対談を通し、客観的に自分のインターン生活を振り返ると、輝けるチャンスはいくらでもあったと感じている。僕が原因と感じていた時間的な要因を手に取ってみても、現に短期間で重要な仕事を任されるインターン生も在籍しているからだ。ではどこをどう直せば未来電子で輝くことができたのだろうか。

 

大阪オフィスへの出社を定期的に行う

未来電子のオフィスは大阪本社と京都オフィスの2つある。僕は応募時からそのつもりでであったのだが、家も大学も近い京都オフィスへ出勤していた。

 

大阪本社と京都オフィスの大きな違いは会社の心臓があるかないかだ。

 

自分が働く会社の形態や人、経営方針を理解することは自分自身の仕事内容の方向性にも直結してくるものである。そのため、学生主体の京都オフィスへの出社だけでなく、会社の心臓部である大阪オフィスへも定期的に出社し、最低でも社員の方たち一通りの顔と名前、役職を覚えるだけでも格段に仕事効率があがるだろう。また、名前を覚えてもらうことは、行動力の引き金にも繋がってくる。

京都出社を考えている同志社生はぜひ参考にしていただきたい。

 

代表面談を受ける

 

未来電子には代表面談という、誰でも代表と面談できるという権利のようなものが存在する。その時間はおよそ1時間なのだが、普通に考えても1企業の社長の1時間を自分のためだけにタダで頂戴できることはとてもおいしいことではないだろうか。

考え方や勉強方法、そして未来電子のことまでをも面談を通して知ることができるこの代表面談なのだが、実は僕自身1度しか受けなかった。そして、もっと積極的に受ければよかったとこのことを反省してもいる。

 

しかし安心してほしいのが代表面談は京都でも週1ペースで行われるということだ。

同志社生でも授業帰りなどに気軽に受けられることができるので、どんどん代表の時間を頂いてみよう。

 

行動力を持つ

 

未来電子のインターンで1番必要なもの、そして前に紹介した2つの源となるもの。それがこの行動力だろう。僕はインターン中、「こんなことを質問しても大丈夫だろうか。」、「ポイントも取れないのに面談をして貰っても良いのだろうか。」などといったことを深く考え過ぎて、この行動力を持てずにいたためにインターン活動で輝けずにいたといっても過言ではない。

 

今はっきりと言えることは、

「未来電子は行動する学生に真剣に向き合ってくれる。」

ということである。臆することなく、気を遣うことなく、思い切って行動するのも未来電子で輝ける近道となるだろう。インターンを始めよう。と自分で考えて行動できるあなたは既に行動力を持っているではないか。

 

未来電子で得たものとまとめ

 

僕が今回の対談を機に、当初抱いていたインターン活動を実現できたかと、3カ月間のインターン生活を改めて振り返って考えてみると、反省点が多く残るものとなり、正直はっきりとしたイエスでは無かった。

 

だが、時間を無駄に過ごしたなんてことは一切思ってもいないし、得たものも多くある。

 

まず何と言おうと、前述の反省点に気付けたことである。

次のステージでこの反省を活かせれば、自分は本来の自分より格段に成長しているといえるだろう。

次に、タイピング能力や文章作成能力の向上である。数百字、時には数千字にもなる記事の作成からは、与えられた情報から必要な部分を見出し文章を創り出す力、そしてタイピング能力という、今後も糧となる能力を養うことができた。

そして最後に、未来電子という一つの会社の在り方を知れたことである。

僕が感じた未来電子の企業風土は、自由度が高くて何事にも挑戦的であるにも関わらず、会社という形態をしっかりと保ち、進化を続けているといった姿である。そしてこの姿が、俗に言う、ベンチャー気質というものではないだろうか。とも捉えている。外からでは分からないこれらを肌身に感じてみることはすごく良い経験となった。

 

と、以上が僕の3カ月のインターン生活である。

まだ現段階でインターンの応募に不安を募らせている学生、悩んでいる学生もいるかとは思うが、今改めて未来電子はどんな会社かと聞かれれば、

「未来電子は学生の成長、ニーズをしっかり受け止めてくれる会社。」

と胸を張って言うことができる。そして僕はそんな会社に在籍できたことを光栄に思う。

 

僕はこの機に、この会社を離れることとはなったが、お世話になった身分として、これからの未来電子の発展と、未来電子を支えていく可能性を秘めた学生の活躍を期待している。


この記事を書いた人

同志社大学インターン

近藤 大志