完璧主義は死んでいく


 

こんにちは!

人事の中津です。

 

突然ですが、あなたは完璧主義ですか?

 

私は昔はそうでした。しかし辞めました。

今は7割8割できれば十分だと思っています。

 

その理由は2つあります。

 

誰にとって完璧なのか

一つ目はスピードです。

仕事において自分の持ち時間をあっさり使い切ってしまう要因としては「完璧主義」があります。

世間では、完璧を求めることは「善」だと思われがちですが、スピーディーに仕事を終われせるという意味では「悪」に展示やすい気がしています。

結局、「誰にとって完璧なのか」という話になってきます。「完璧な仕事」と相手の期待値に応えることです。

仕事というものはニーズに対して価値を提供するということであって、相手の求めるニーズを100%満たしたら「完璧」です。

それなのに、自分の思い通りに納得いくまでやりきった成果物を「完璧」な仕事だと信じている人が少なくありません。

多少仕事が遅くなっても、それが相手の思う「完璧」を満たしていれば多少提供できているのでしょうが、仮に相手のニーズに「スピード」と言うものがあったとしたら、アウトプットが遅い時点で「完璧」ではありません。

ましてや自分の思う「完璧」を目指しているだけでは、趣味の領域です。

 

自己嫌悪

2つ目は精神面です

質や理想を追求するのは、素晴らしい仕事を発揮できる能力がある反面、リスクがあります。

完璧とはいえ、目指すのは簡単でも、実現は困難です。

もちろん最後まで完璧な状態が続けばいいのですが、うまくいかないこともあります。

1つでもミスが発生すると、自分の理想である完璧の実現が不可能になるため、一気にやる気を失うところがあります。

途中で意欲や気力をなくした結果、物事を途中で投げ出す可能性が高くなるのです。

完璧主義者は、仕事が思いどおりにならないとき、自分を責める傾向があります。

「恥ずかしいミスをした。自分が情けない。自分はダメな人間だ」と、自分で自分を攻撃し始めます。

うまくできなかったことの罪悪感にさいなまれ、自己嫌悪や自己否定に悩むことも多くなります。

どんなにパワフルな人でも、人であるかぎり、限界が存在します。

徹夜や残業など頑張る状況も、一時的ならいいですが、長期間続くと体調に悪影響を及ぼします。

体力・気力・精神力を消耗し続けると、いずれ疲れ果ててしまうのです。

その結果、何らかの病気に至ることがあるのです。

 

まとめ

仕事とはアウトプットを出し続けることである」という本質に立ち返ると、相手の期待値をイメージできていない状態で自分なりのこだわりに時間を割く行為は、リスキーです。

「7,8割でオッケー」と言う感覚でいることでスピードが向上しPDCA速度も上がり、感情的にもどんどん前に進めることができるのです。