2015.5.20

営業が大嫌いだった僕が改めて営業について書いてみた

PRチーム インターン

森高 大貴


こんにちは。森高です。

森高ってなにしてるの〜?ってよく聞かれるので、自分の業務とそれについての過去、現在、そして未来について書いていきます。

 

今現状の業務について

今の僕の業務は大きく分けて5つあります。

 

  • インターンの面接
  • 社内セミナーの実施
  • インターンマネージメント
  • 営業
  • 社内システム構築

 

です。その中でも一番重要なのは、当然のことながら営業です。

ベンチャー企業なので売上をあげなければ倒産してしまいます。そんな死と隣り合わせの中、ずっと営業活動を行っているのですが、はっきりいって、この営業という職種。僕はめちゃめちゃ嫌いです。

 

いや、正確にいうと嫌いでした。

今は好きでも嫌いでもない、最近やっと少し楽しめるようになってきました。

 

営業が嫌いになった原因について

 

上記にも書いた通り、僕は本当に本当に営業が嫌いで仕方ありませんでした。

理由は様々ありますが、一番大きな理由は「自分が積み上げてきたものをぶち壊された」からだと思います。

未来電子に入社以後、ずっと同じ業務を行っているライバルがいます。

 

それが彼

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岩崎くんです。

 

実は彼高校時代の先輩なんです。

そんな岩崎くんとは共通点が多く、すぐに仲良くなりました。

ただ、面白い事に、彼と僕は歩んできた道が全く違い、性格も正反対なんですよね。わかりやすく、同じ高校に通っていた時のことをお話しすると、

 

 

得意だったテニス推薦で入学。1年からレギュラーの座を獲得し、2年目には全国大会に出場。

生活面では 評定偏差値 4.9/5.0 3年間皆勤賞、無遅刻、無違反。

引退後は、生活面の積み重ねが身を結び、指定校推薦で関関同立のいずれかにいくこともできたが、このまま受験をせずに大学にいってしまうのは、何か違う。そんな思いから6月に受験を決意。最初の模試では、問題が全くわからず、偏差値は3教科平均38。そんなどん底から1日12時間勉強をし、関西学院大学に入学。その功績が評価され、当時の学校のパンフレットにスポーツクラスの成功事例として紹介される。

 

中学からの一貫で入学。高校時代では、厳しい校則に嫌気がさし、どうやってその違反をばれずに破れるかを追求。結果、何度も捕まり生徒指導部から厳しい指導を受けながら高校生活をおくる。

受験勉強に関してははうまくいかず、浪人生活に入るが、その生活中もなかなか勉強に対して身が入らず2浪。その後近畿大学に入学。

 

といったように全く違う高校生活を送っていました。

(先に謝っておきます。岩崎くんごめん!笑)

ここで僕がお伝えしたいのは、岩崎くんをバカにしているわけでもなくて、近畿大学よりも関西学院大学が優れているということをいいたいわけでもありません。

ただ、やはり過去の実績から、未来電子に同期入社の僕たちは、僕の方が期待され、岩崎くんは正直あまり期待されていないような、そんな扱いでした。

 

でも、ここが営業の面白いところ。過去の経歴なんて全く当てになりません。

実際営業をやってみると、岩崎くんは驚くべき成果を残し、売上トップも達成するなどメキメキと成長していきました。その一方で僕は、毎月毎月岩崎くんと比較され萎縮し、自分のプライドから自暴自棄になり、その影響からインターン生にまで負け始めました。

 

当然営業は自分の成果が全てなので、岩崎くんに評価はあがり権限もどんどん岩崎くんに移っていきました。と同時に僕自身の居場所はどんどんなくなっていきました。

 

こんな状況を自分で経験して、糞真面目な優等生タイプの僕は今までやってきたことが全て否定されるような気がして、本当に営業が嫌いになりました。

 

暗闇から一寸の光が

 

そんな絶望の日々を送っていたのですが、悪い日もそう長くは続かない。

嫌嫌ながらも営業をやり続けて、10月あたりから少し光が見え始め、結果も伴うようになってきました。

この取れるようになった理由はいろいろあるのですが、やはり一番は

 

誰にでもできることを誰よりもきちんとやる。

 

ということでした。基本は電話営業をしているので、

  • 毎日かけるリストを集める。
  • トークの練習を毎日する。
  • 時間単位の打電数をあげる。

など、誰にでもできることをきちんとやるにつれて、自然と結果もついてきました。

 

最近つくづく思うのですが、人の能力ってそんなにみんな変わらないと思うんですよね。

ただ、その与えられたものをそれをだれよりも突き詰めてやる人と、適当なところで終わってしまう人。

ここの部分で本当の少しの差ですが、これを積み重ねていくことで大きな差になっていきます。

それがわかってから、単月で見ると、岩崎くんの売上を上回ったりすることができるようになりました。

 

営業がさらに楽しくなった時

 

お客様に対して、聞こえ心地の良い言葉を使い、商品の価値、または人の価値を最大化して伝える。

もちろん、これをするのがたまらなく快感だという方もいらっしゃるでしょう。

その人を全く否定するつもりはありません。というか僕にはそれはできなかったので、それを本気でできている人は本当にかっこいいし尊敬します。

でも、僕は数字が伴ってきた時でも、やっぱり心の奥底では営業が好きになれませんでした。

 

これをふわふわとしたものとしか捉えれてなかったのですが、最近これがなぜだかわかりました。

 

それは、webのみで解決できることはお客様の悩みのほんの一部しか解決できない。にもかかわらず、webで無理やり解決しようとしていたからです。

結果、なんとなく自分に腑に落ちないまま営業をしているのがたまらなく嫌だったんですね。

 

これに気づいてからは、お会いした人たちに対しては、自分たちの商材は一旦置いておいて、お客様は実際どこに悩みを抱えているのか、まずはここをヒヤリングをして、そこに対してwebで解決できるようなものであれば、提案をする。

逆にweb以外のものが向いているということだったら、人的リソースの紹介など他のところで役に立とうと努める。

こういうスタンスで営業をするようになってから、すごく僕自身の気持ちが楽になりました。

そういう、一本軸ができたことで、今は営業も真剣かつ楽しみながらできています。

 

まとめ

最後の段落でも書いたとおり、本当にwebのみで解決できる問題はごくわずかしかないと感じています。

確かに、すごく便利で今後どんな企業でも必ず必要となってくる分野ではあるのですが、webは全ての問題を解決してくれる魔法の杖ではありません。

だからこそ、人に会うときはまずは一旦自分の利益を度外視して、本当に相手が困っていることは何なのか、そこに置いて自分は何ができるのか。これを必死に考えて協力してあげる。そして結果としてそれが自分に返ってくる。

これが本当の営業なのかなと思っています。

 

300年続く大手企業に就職して、1年で辞めて、できて間もないベンチャー企業に来て1年と1ヶ月、本当に人にはない経験をして、自分を成長させることができて、僕は本当に今幸せです。

そして、今後はもっともっとたくさんのことを実際に経験して、僕がした経験をたくさんの方に広めてその人たちの役に立てるようなそんな人間になりたいなと思っています。

 

最後に、今までずーっと真面目に生きてきて、社会に出てもその通りに真面目に頑張っているけれどなかなか成果のでない営業マンのあなた。

 

本当に誰でもできることを誰よりも愚直にやっていますか??

 

やっていると断言できるのであれば、

 

その努力が正しいものか成果を出している人に確かめましたか?

 

それも間違いないということであれば、

 

そのまま無慈悲に信じて突き進んで下さい。

 

あざした!!

 

 


この記事を書いた人

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森高 大貴