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具体例を聞きたがる時点で思考停止状態

前回のエントリー更新後たくさんの方にポジティブなフィードバックを頂けました。ありがとうございました。まだ読んでない人はどうぞ「ナレッジマネジメントの本質について多角的に考察してみた」。

今日は前回の内容とリンクする部分は多い「具体例とか事例を聞きたがる人」についてです。

よくいませんか。具体例とか事例を聞きたがる人。

百歩譲ってお金を支払う顧客の立場から「信用の担保」として聞いておきたくなる気持ちはわかります。ただそれ以外の使用用途においては、
 
 
マジで言ってんの??
 
 
ってなりますね。前回のエントリーを読んで頂ければ詳細を書いていますが、赤の他人が上手くいったことなんて自分にとっては全く意味がないのです。

というのも、その事例が上手くいった理由って本当にそれなのってところが疑わしくないですか?
 
 
本当のところわかんないですよね
 
 
時間が良かったのか場所が良かったのかもしくはタイミングが良かったのかもわからないのに、それをあたかもすべてそのテクニックのおかげだと紹介してしまうところに問題があるのです。
 
 
でも本とかには事例いっぱい載ってるやん!
 
 
あれはね、本を売るマーケティング上載せておくほうが満足度が上がるので、「売れる」という観点から載せてるだけでそれ以上の意味はないと考えています。

役に立つと思って事例を載せているとしたら書き手の力不足は否めないですね。その著者はナレッジ共有の本質に気づいていない。

また誰にでも当てはまる具体例を教えられても、その情報に価値はあるのかどうかにものすごく疑問が残りますよね。
 
 
成功例じゃなく失敗例を載せてるんだったらわかりますよ!
 
 
でもほとんどが上手くいった事例ばかりでしょ。マジで意味がない。

どこどこの誰々がこれをやったら月に100万円稼いだこと方法を聞いても意味がないのと同じです。
 
 

突き詰めて考えると具体例の意味の無さがわかる

実は、僕も前までは具体例の意味の無さに気づいていませんでした。
 
つまり、ここまで書いてきた失敗を全部自分でやっていたんですよ。事例があるとわかりやすいからという理由で全部具体例をつけて紹介していました。
 
 
でも今だからわかる。
 
 
具体例よりも伝えるべきは「考えるための武器」を伝えてあげることでした。
 
そして、いかにして伝えるかを考えて実践し続けた結果自然と社員の見ている視点が高くなってきて、今となっては自分の思考をさらに深めてくれる媒介的存在にまでなってくれています。
 
 
お客様も然りです
  
 
具体例や事例を伝えても本質的な成長は起こらなかったのに、具体例を伝えるのをやめ、代わりに考える武器を抽象的に伝えてから、考えることを強制してみると成長が加速しました
 
 
ここに何か重大な意味があると思いませんか?
 
 
僕が考えた結論はこうです。
 
 
思考とはリニアではなくノンリニアだから
 
 
リニア・ノンリニアは直線か直線ではないかという意味で、つまりノンリニアであるということはバラバラに点在しているものを行ったり来たりして比べながら、答えを導き出さなければいけないのです。
 
 
どういうことか意味がわからないと思うので、事例ではなく考え方の武器として書いてみます。
 
 
聞いたことを自分の課題に応用しようと考えた場合に、脳の中では何が行われているかを理解するとわかりやすいですね。
 
 
自分が抱えている課題(特殊課題)への答え(特殊解)を出すために、まず聞いてきた内容そのままでは自分の課題には当てはめられないので、過去の自分の経験の中で最も似た課題(一般課題)を探しにいきます。

そこで見つけ出した一般課題と今回の特殊課題を比べることで、両者に潜む共通項を見つけ出すことができます。

さらにその一般課題における一般解の導き出し方を参考に、さっき見つけた共通項と一般解を掛け合わせて、今回解決すべき特殊解を導きだすのです。

特殊課題→一般課題→一般解→特殊解

 
 
一般課題は特殊課題の上位概念で、一般解は特殊解の上位概念です
 
 
つまり、具体的なものを一度抽象的にして自分用にカスタムし直してからまた具体的に落とし込みます。まさにリニアではなくノンリニア。上位概念と下位概念を行ったり来たりしながら答えに近づけます。
 
 
で本題に戻ります。

事例や具体例というのはここでいう「特殊解」にあたる概念なんですよね。
 
 
ということは事例や具体例から考えることは、特殊解→特殊課題→一般課題→一般解→特殊解というように、因数分解一回分の無駄な一手を踏まされてるってことになるのです。
 
 
ここに気づきましたか?
 
 
それだったら最初から他人の特殊解なんて聞かない方が圧倒的に効率が良くないですか

特殊課題から一般課題、一般課題から一般解、一般解から特殊解を導く過程において、全く関係のない他人の特殊解を聞いたところで特殊課題に因数分解する手間がかかるじゃないですか。

しかし、このように説明するとこんな疑問が出る方もいるみたいです。
 
 
では特殊解から上位概念である一般解に上がってカスタムしてまた降ろしてくれば速くない?
 
 
解から解を導き出すことはできません。構成要素がないままに何も判断できないのです。

つまり、特殊解から一般解を想定しても、判断するためには一般解を一般課題に因数分解しなければならず、さらに一般課題と特殊課題との共通項を見つけ出さなければ答えは出せないので、特殊解→一般解→特殊解は成立しません。余計に時間がかかるだけ。

話が複雑になってきましたのでここらでやめておきます。具体例や事例の意味の無さは伝わりましたか?

過去の事例がないもので成果を上げるために

ここまで抽象的な話を繰り広げてきましたが、そろそろ具体例が知りたくなってきたんじゃないでしょうか?
 
 
その気持ち、グッとこらえてください
 
 
グッとこらえて探索すべきは自分の頭の中です。今日の話をこれまで自分が経験したことにあてはめて考えてみましょう。

上位概念と下位概念を行ったり来たりしながら思考筋肉を鍛える。それこそが思考停止状態から脱却する唯一の方法です。

あざした。

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この記事を書いた人
福本 真士
福本 真士

代表取締役社長/CEO

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