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HOME > BLOG > 若手経営者がオーシャンズ11から学ぶべき「戦略、作戦、戦術、兵站」について

movie38

オーシャンズ11を観て気づいた血の通った戦略の考え方

僕は痛快な映画が好きで、中でもオーシャンズ11オーシャンズ13はスタートアップな香りがプンプンとする映画なのでよく観るんです。

最近もまた観ました。もう何回目か数えきれない回目のオーシャンズシリーズにも関わらず、今回もまた新しい気づきを得られましたね。

観ていない人のために超簡単なあらすじを書くと、大泥棒ダニー・オーシャンが各分野のエキスパート達とチームを組んでカジノからお金を奪う話(オーシャンズ11)です。
 
 
はいそうですね、これはよくあるストーリーです。でもおもしろいんです。
 
 
今回映画から得られた気づきはですね、原理原則に従った戦略や戦術の組み立て方についてです。

というのもオーシャンズ11では、カジノ側は最後の種明かしまでほぼいつも通りの1日を送っているだけなんです。何も変わらない1日なのに頑丈な金庫をやられた。なんで?これがめちゃくちゃ大事。
 
 

ほぼいつも通りの1日

 
 
オーシャンたちはプロジェクトが失敗しないように予め根回しをしておいて、いつも通りのカジノを演出する。しかし実際はいつも通り流れる時間に、誰にも気付かれないようにすこーしだけ小細工します。

その小細工とは、プロジェクトが失敗する可能性が高いポイントを予め想定して先に全部潰しておくことなんですよ。その緻密な計算から実行する作業の積み重ねが、たったひとつの成功につながります。

ここまでの流れが前回僕が書いたブログの「根拠のない自信を確信に変えるぐにゃぐにゃ事業計画について」の話に通じることが多かったです。だから今回の新たな気づきを得られたのかも知れません。

 
 

原理原則に逆らうのではなく流れに身を任せること

いきなり抽象的な話になりますが、世の中は原理原則に則って動いています

つまり、
 
 

水は上流から下流に流れるし、時間は過去から未来へ動いてる

 
 
戦略を組む時も同じです。普通は上手くいかないから戦略を組むのです。これが原理原則。それなのに新しい計画を考える時だけ原理原則の流れに逆らって上手くいった後の結果ばかり考えるのはなぜ?

原理原則に自分の身を預ける視点が欠けているんじゃないでしょうか

原理原則に逆らった経験は僕自身ありますし、今までチームメンバーに原理原則視点を指摘できていなかったことが悔やまれます。だからこそわかりました。断言します、
 
 

経験の浅い人が新しいことを始める時には、必ず原理原則に逆らう

 
 
ここで経験が浅いと書きましたが、実社会ではこの経験のことを実務経験と呼びます。実務経験って何を指すものなのか?経験年数のことでしょうか?
 
 
実は違います
 
 
僕が考えている実務経験とは何なのかを昔書いたブログから引用すると、
 
 

aに内在するリスク想定とリスク対策をどこまで考えられるか

 
 
です。

興味がある方はこのブログをあとで読んでください。→実務経験と頭の回転とスタートアップCEO
 
 
つまり、経験年数ではなく「あなたは今やろうとしてることについて、先に手を打っておくべきリスクとその対策について、どこまで考えることができますか?」ってことですね。
 
 
そのあらゆるパターンを想定してこその実務経験です。なぜなら、
 
 

新しいことが上手くいく確率はめちゃくちゃ低いから

 
 
でも新しいプランを考える時はみんな、最高に上手くいく未来のことしか考えません
 
 
なぜ?
 
 
上手くいく未来が簡単に訪れるのなら、お金が余っている人がもうすでに実行しているはずです。上手くいく可能性が低いからこそまだ誰もやっていないし、お金がなくても時間があれば成功する

唯一やるべきことは上手くいかない要因を見極めて、徹底的に失敗要因を潰してゴールに導くだけ。それが本質。

こういう話を経験の浅い人に話すと、それなら戦略があーだこーだとか戦術があーだこーだという既成品の言葉ばかりが返ってくるんです。

そして結局何をしたいのと問い詰め蓋を開けてみれば、ものすごくミクロな行動目標だけしかないというのがオチ。

行動目標を立てるのはいいけど、目標というのは新たな生産活動における進捗の参考数値みたいなもの。参考数値はまずはどうでもいいんですよ。

参考数値を伝えられても誰も何も動き出せないし、勝手に流れる仕組みが生まれるわけでもない。参考数値だけで走ろうぜというのは、上手くいくことを前提にして疑わない、あまりに原理原則に逆らったやり方ではないでしょうか。
 
 
理解しなければいけないことは、

今までの流れと別の流れを作るということは、必ず原理原則に逆らうことになる

 
 
ということ。この考え方を頭に刻み込まないとダメ。

アホでも考えられる、網の目が粗くて原理原則に逆らったやり方を提示する前に、逆に原理原則のパワーを活用し自動的に流れる仕組みを作ることが肝心なのです。

だから失敗する要因が何なのかだけを今は徹底的に考えましょう。
 
 
そしてまともに物事を理解する前に、戦略だとか戦術だとかラベルが貼られた小難しい言葉を使わないこと。小難しいラベルにまみれていると、全然出来ていないのにまともなことをしている気になってくるから。
 
 

ラベルに踊らされている脳が腐った状態では、言葉の裏に欠落している本質の価値に絶対に気づけません

 
 
原理原則に従った戦略や戦術の立て方を知ること。

それが僕が今回観たオーシャンズ11から学んだことです。まずは小難しいラベルにまみれる前に、ちゃんと戦略や戦術について知ることからはじめましょう。

そこで下記ブログをご紹介します。戦略に関する素晴らしい解説があります。
 
 
戦略(Strategy)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、そして兵站(Logistics)

 
 
このブログでいうと、戦略と戦術だけでは大事なことは何も掴めていないので、戦略、作戦、戦術、兵站の考え方が必要不可欠だって書いてます。これはすごく共感できますね。

この4つの概念を原理原則に則る形で使いこなそうとすれば、どんな考え方をしなければいけないのか?

僕なりに考えてみました。
 
 

原理原則に従った戦略、作戦、戦術、兵站

流れる川をイメージしてください

山から流れてきた流れの速い川は次第に川幅が広がり次第に緩やかになっていきます。

それでは、この川に笹舟を流して1km先の川下のA地点に到達させるとしたら、一体成功する確率はどれくらいか?一度考えてみてください!
 
 

10%?
1%?
0.1%?

 
 
まぁ何も準備がなければ、0.1%も成功させることは難しいでしょうね。

あなたが考えるべきプランもこれと同じです。このような簡単なストーリーだと冷静に失敗確率を判断出来るのに、なぜ自分の考えているプランの時だけ夢物語を描いてしまうのか?

さらに大事なことはもうひとつ。川に笹舟を流してみれば、到達しようがしまいが笹舟は勝手に流れていくという事実の存在です。
 
 

川は流れる。これが原理原則

 
 
川はプロジェクトの成功なんて知りません。ただ流れるだけ。川の流れを逆流する意味はありますか?川の流れを止める意味はありますか?
 
 

ないはずです!!

 
 
スタート地点の川の上で笹舟から手を離せば自然と流れ出しますよね。

では原理原則に則って考えるべきことは?

失敗する要因をいかに排除するかだけですよね。
 
 
それを踏まえて考えてみましょう。

川に笹舟を流して1km先の川下のA地点に到達させる」という決定事項を戦略とするのなら、失敗しないためにどんな事前準備となる作戦が必要になりますか?
 
 
そう、まずは川の調査が必要ですね。だからそれと同じく戦略が失敗する可能性や過去に上手くいったことを徹底的に調べます。

事前調査の結果、失敗確率を大幅にあげる3つの問題点が見えてきました。そして浮き彫りになった問題点はそのまま「作戦」となります
 
 

作戦の要素分解と戦術、兵站の理解

失敗要因を作戦に変換して、わかりやすくまとめます。
 
 

作戦
1.出発地点から150m先にある失敗率を上げる障害aを突破する(大きな石)
2.障害aから400m先にある失敗率を上げる障害bを突破する(滝壺)
3.障害bから350m先にある失敗率を上げる障害cを突破する(弱い水流)

 
 
ここで浮き彫りにしたそれぞれの障害を乗り越えることが作戦です。巷でマイルストーンと呼ばれているものはこの作戦のことと僕は考えています。

では、ひとつ目の作戦は何を実行すればクリアできるのか?
 
 

先回りして邪魔になるデカイ石やゴミをどける

 
 
シンプルにこれですね。これが戦術。

さらに何人でいつ作業する?どけた石はどこに運ぶ?緊急時は誰が?などなど考えなければならないことは盛り沢山。

そして、戦術が決まったら次は戦術の実行に必要な、人材の確保と石を運ぶための準備、緊急時の対応詰め所作りなどを整える。

戦術の実行に必要なすべてのリソースを兵站と考えるとわかりやすいですね。

で僕の拙い経験上ですが、マイルストーン1はちょっと無理してもいいので、力技とか色んな手段を駆使して何としてもクリアできる作戦と戦術を考えることがポイントです。ここで止まるとすべてが水の泡。
 
 

動き出しの抵抗が最も強くすべての成否を握っているから

 
 
で休む間もなく次の作戦のクリアするための会議がやってきます。
 
 

手前に石を積んで滝の勢いを弱めさらに滝壺に石を敷いて浅くしておく

 
 
このような戦術でしょうか。では同じく、これ誰がいつすんねん?石はどこから集める?シミュレーションは何回やる?などを決めていけば戦術の完成です。

そのまま兵站も考えましょう。

石はどこから集める?マイルストーン1でどけた石を使おうか!では人材もそのままマイルストーン2の現地に持って行ってもらおう!そこで石の積み方はどう教える?などを決めます。

そしていよいよ最後の作戦を突破する会議。
 
 

水流が弱く笹船が止まらないように川幅を狭めて水流を増加させる

 
 
これを達成すればなんとかA地点に流れ着くはず。同じく戦術を詰めていくと、川幅を狭めて水流を確保するために必要な石の数はいくつ?何人で集めて何人が設置作業をする?

兵站はどんな石を集めるのか教えるのは誰?先のマイルストーンで活用した人材だけで足りない場合の調達は?緊急時の水流増加策のための水はどこから?などなど。
 
 

素晴らしい戦略は本番に戦いは一切なくただ傍観するのみ

ここまで準備すればあとは原理原則に則って笹舟は流れていきます。なので素晴らしい戦略は本番に戦いは一切なくただ傍観するのみ。

それでも上手くいかないことはありますが、失敗してもそれは次のリスク想定につながるから損はありません

そして、
 
 

川は流れる。ここはいつもどおり変わらない。ほぼいつもどおりの1日

 
 
原理原則に逆らわず、流れることを止めない程度の作戦をプロジェクトの実行前にイメージして速やかに実行する。オーシャンズ11もこの流れは同じ。戦略、作戦、戦術、兵站とすべての場面を観て、最後にいざ本番。
 
 

ワクワク、ドキドキ

 
 
どうなるか結末は知っているけど、最後の本番のシーンは上手く緊張感を作ってくれるので、何度観てもおもしろいです。
 
 

さいごに

いろいろ書きましたが、現段階で僕がざっくり考える血の通った戦略構築の流れはこれです。
 
 

戦略(ディールの明確化)→(作戦(事前調査とリスク想定による適切なマイルストーン設定)→戦術(事前準備による失敗要因の徹底排除)→兵站(リソースの徹底確保))* 作戦数

 
 
決して流れに逆らわず失敗することを前提に問題点を捉える。しかし、あまり失敗に怯え続けると小さく萎縮するので無茶を許容するバランスも必要。さじ加減は経験次第です。

ご参考までに。おわり。

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この記事を書いた人
福本 真士
福本 真士

代表取締役社長/CEO

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