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アーティストとデザイナーのちがいとは?

MITメディアラボ所長の伊藤さんの動画が好奇心に満ちています。

深センの工場とデザイナーの話など興味深い話がたくさんありましたが、中でもデザイナーとアーティストの違いについてがものすごくタイムリーな内容でした。
 
 
伊藤穰一 – 「科学とデザインがもたらす複雑性への考察」- 30:00〜あたりから

 
 

アートはどこまでアートなのか?答えはなんでもアートである。ただひとつだけ条件があって「役に立ってはいけない」こと。

またサイエンティストには、なぜそんな研究をしているのかを聞いてはいけない。彼らの目的は自然を知ることだから。

反対にデザイナーは役に立つものを作らなければいけないし、エンジニアはお金のことを考えてちゃんと仕組みが動くものを作らなければいけない。
 
 
アーティストとサイエンティスト、デザイナーとエンジニアの関係が非常に似ている。
 
 
デザインでは機能に対して形を作ることを前提としているが、このiPhoneはどうか?

電話のことをどれだけ考えてもこんな形にならない。つまりこれはアートだ。アートができあがってその後にデザインとエンジニアリングを組み合わせている。
 
 
本当のジャンプはアーティストとサイエンティスト抜きには実現しない。
 
 
デザイナーとエンジニアはみんながやりたい民主的なことはできるが、世の中を次に動かすものは生まれてこない。

だからこの4つのスキルが必要だ。

ただこの4つのスキルをもつ人たちを見つけて、同じ部屋に入れてもケンカばっかりして絶対に上手くいかない。考え方が違うから。
 
 
重要なことは、1人の人間の頭の中でこの4つの考え方ができることだ。
 
 
Appleの商品開発ではビジネスの話を最初に絶対にしてはいけない。どうやって人間が考えていて何を作るか、まずはそのイメージを作る。そしてそのあとにエンジニアとデザイナーがイメージを具現する。

これからの教育は、どれかひとつを集中してやる人間を作るやり方ではダメだ。すべてのスキルを頭の中で切り替えられる人間が重要になる。

少し長い引用でしたが、すごく興味深い話ではないでしょうか。

前回の減らす話にもつながってきますが、顕在化しているニーズはもうほとんど掘り起こされてしまっているので価値はなくなりつつあります。

そして今後はニーズの粒度を細かくして、ニーズのひとつ手前の欲求を上手くキャッチしなければいけない。

この伊藤さんの話に置き換えれば、欲求の原石そのままではわかりにくすぎてビジネスにはならないけれども、コンセプトフェーズではビジネスの話は絶対にするな。
 
 

ルールを無視して人間の欲求を満たすものだけをイメージすることが大事、となる。

 
 
それが出来た上でのプラクティカリティであり役に立つものであり、それ以前のフェーズでは本質的に必要なモノ以外は削ぎ落とされるべきものとなる。

だから専門分野を突き詰めた人間ではなく、まんべんなく色んな分野をかじってる分野横断型人材に陽の目があたる。深くはないけど専門家にはできない横断的な解決策が期待できるから。
 
 

そんなMITメディアラボのポリシー、

Antidisciplinaryは多様化するこれからの時代のテーマかもしれない。

 
 
よく巷に挙がってくるこの種の議論では、まだまだ排他的なのが時代の加速を邪魔している。例えば、デザインとアートの違いは理解してはいても、それぞれが排他的に考えられていることが問題
 
 

必要とされるフェーズが違うので、両方が必要だということを理解しなければいけない。

 
 
そういった意味で未来電子ではアートとデザイン、サイエンス、エンジニアリングのバランスが上手く成り立っていると思っています。

というのも僕が抽象的な話やモノが好きだし、一見事業に関係なさそうな科学領域にも好奇心たっぷりにのめり込めんで、そんな人材を集めて、これからの話ばかりしてるから。

みんな仕事をしに来ているので何もしなくても現実的な方向に目は向いていく。だから僕はいつもアート・サイエンス方面に話を振りきります

バランスが成り立っていると感じるのは、両サイドに振り切ることを繰り返していると、結果的に中庸でいられている実感があるからです。

社内からは理解されるようになったけど、社外からはまだまだ抽象的でよくわからないとか言われる。この段階ではそれが大事なんだってことで多目に見てもらいたい。

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この記事を書いた人
福本 真士
福本 真士

代表取締役社長/CEO

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